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燐のごたごた日記  作者: 実燐
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前章

リン 「止めだ。」 


モンスターに向けた剣を突き出す。


リン 「そっちはどうだ?リュウ。」


リュウ 「こっちも片付いたぜ。リン。」


俺たちは今ゲームの世界にいる。このゲームは来月発売される<WORLD GAME>と呼ばれるゲームだ。このゲームは、日本国のある会社で作られた。この会社は、ゲーム会社でもトップクラスのレベルであった。そして、俺たちが今やっているのはβテストである。これは、世界から10000人を呼んで行われていた。しかし、βテストも今日で終わりとなる。βテストに参加した人には、<WORLD GAME>の公式版が配られる。


リン 「しかし、今日で終わりかよ。楽しかったけどもう少しやりたかったな。」


リュウ 「まあ、公式版でもまたギルド作ろうぜ。」


リン 「わかった。また、来月な。」


リュウ 「おう。じゃあな。」


その言葉を聞いてから、ログアウトをしていく。時間を見るともうすでに6時を回っていた。


「やばいな。そろそろ飯でも作らないと。」


そういって、冷蔵庫にあった食材を出し料理を始めた。俺は、今一人暮らしをしている。正しく言うと、親は、ある会社の社長をやっていて日本に帰ってくるのは年に2回程度である。そのため、高校1年の俺は一人暮らしをしているのだ。


今日作ったのは、オムライス。これは、誰が見ても高級料理店で出されるものだと口々にいうレベルである。無論、お店を出す気はない。明日は、テストの結果が返される。高校生で初めてのテストの結果だ。



次の日


夏樹 「燐、今回のテストどうだった?燐は頭いいからいいよね。」


燐 「俺は、そんなによくないぞ。教えてほしければ教えるのは構わないけど。」


夏樹は、俺の幼馴染である。夏樹は、美人でスポーツ万能なのだが頭がいまいちだ。今の高校も必死こいて勉強した結果だ。


夏樹 「じゃあ、今度の土曜日に燐の家に行っていい?」


燐 「わかった。その日なら開いてたはずだ。」


話をしていると、学校の前まで来た。ここは、私立高校だ。しかも県内でかなり有名な。だから、設備もしっかり整っている。


頼人 「燐、今度の日曜日あいてないか?」


燐 「空いてるけどなんかあるのか?」


頼人 「バスケットの大会なんだけど人数が足んなくてさ。今年は関東大会まで行きたいし、頼む。」


頼人は、俺の親友でバスケ部の部長である。バスケの腕は全国で一桁に入るほどの実力者だ。責任感が強く、やさしい。名前のとおり頼れる人なのである。


燐 「わかった。何時にどこだ?」


この質問を言ってすぐに夏樹が


夏樹 「燐、早く行こう。」


と言ってきた。


燐 「じゃあ、教室で詳しく教えてくれ。」


頼人 「わかった。じゃあ、教室でな。」


燐 「ところで、夏樹はあのゲームやるのか?」


夏樹 「燐は、やるの?燐がやるならやりたいな。」


燐 「俺は、βテストやったからゲーム持ってるけど、夏樹は持ってないだろ?」


夏樹 「知らないの?燐。あのゲームは1つのカセットで3人までできるんだよ。」


初耳だ。やはり、夏樹の大のゲーム好きなんだな。


燐 「なら、一緒にやるか?どうせ俺の家は一人だし、やるならいいけど。」


俺と夏樹はそんな話をしながら教室に入ってきた。


優也 「お、夫婦が来たぞみんな。朝から熱いね、ヒューヒュー」


燐 「優也、あんまりふざけてると分かるよな。」


優也 「ごめんなさい。もうやんないから許せよな。」


燐 「次言ったら、1発殴るかんな。」


このふざけてるのは、優也。こいつとは、小さいときからの友達で仲がいい。ちなみに、この歓迎は毎日のことだ。だが、正直やめてほしい。夏樹がかわいそうだ。


先生 「今から成績表を渡すから、自分の順位は確認しといてくれ。ちなみに、全国順位ものってるからな。」


俺は、返ってきたテストをみた。


「まあ、まずまずかな。」



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