春風の卒業式
来ることは知ってたんやで
知ってたけど・・・・やっぱ来んといてほしかった
絶対絶対この日が来んといてほしかった
体育館の中に入ってしもて、改めてそう気づいた
ずっとずっと一緒にいて、ずっとずっと過ごしてきた仲間やから
なんかの巡り会わせで出逢うて今まで生きてたのに、それがバラバラになってまう・・・そう考えたら怖なった
賞状もろて、送辞を読み始めはったらとたんに涙が溢れた
部活のこととか、体育祭、文化祭、教室でみんなで大笑いしたこととか、ほんまに全部全部走馬灯みたいに頭ん中めぐって・・・
セーラー服の袖はどんどん濡れてくのに、涙はずっとずっととまらんかった
絶対泣かんと笑顔で晴れ晴れと卒業しようって決めてたのに、きれいに卒業しようって思ってたのに、ボロッボロになった
隣の子にそっと肩をたたいてもらった時の優しさは、絶対忘れへん。
ほんまどんだけあったかったか。あったかくて優しくて・・・余計泣いた
泣いててちゃんと返事できひんかったけど、すっごい嬉しかったで
そやから卒業文集もろたとき、あたしは黒板に書いた。
“一期一会 みんなほんまに今までありがとう!”
いっぱいいっぱい大きなってから、またみんなと会いたいなぁ
3-4のみんな、ほんまのほんまにありがとうなぁ!!