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ぷろぺら殺人事件  作者: ハイダウェイ
9/16

第9章

この章の登場人物


白井ばにぃ グルメウイーク記者

キリ(キリ) キリカフェオーナー

もら助(mora助)動画配信者

__BGM__クラシック


「ビジネスホテルだと思ったらこんな高そうなとこ・・・それにコレ・・・

 フランス料理とか大丈夫なの?」


「ちゃんとカードは持ってきてるから大丈夫さ」


「そういえば 私あなたのことを何も知らない・・・アンティークカフェのオーナーだって

 ことは知ってっるよ・・・でも・・・さっきのぷろぺらさんの話を聞いて 私も

 同じだって ゴメン付き合ってるとかじゃないのにこんなこと言って」


「そうだね お互いの事全然知らないかも あっ 君の家は知ってるんだった

 あと知ってる事は・・・雑誌社の記者さん スコットランドが好き それから・・・」


「わたしの事 気にならない? 付き合ってる人は居るのか?とか・・・」


「そりゃ・・・気にならないって言ったら嘘になる・・・でもこんな状況だからかも

 知れないけど・・・聞くのが怖いんだ・・・君のこと 少し・・・す・・・」


「えっ? もう一度言って! 聞こえなかったよ 今 何て・・・」


「白井さん! 白井さんってば! ほら もう8時だよ!」


「あっ・・・う~ん ここは? あれ? なんでベッドに・・・・・・」


「あらら・・・全然覚えてないんだ 昨日の晩 食事のあと上のバーに行って

 結構飲んでたでしょ? で ボクのことしきりにワトソン君って連発しだして」


「・・・憶えてない・・・じゃあさっき言ったのは?」


「えっ? 何の話?」


「夢?・・・だったんだ・・・あ~ん お願いもうちょっと寝させて! 続きを見なくちゃ」


「ほらほらー 起きた起きた! 今日は平塚まで行くんだよ ゆっくり出来ないんだからね!

 それに朝食はもう運んでもらってあるし・・・スープが冷めちゃうよ」


「えっ?ホントだぁー ルームサービスなんて素敵! あー お腹空いたかもー」


「ったくー・・・いい性格してるんだから・・・」



__BGM__


「あー 長野にもっと居たかったなぁ 何で神奈川の友達なんだろ・・・」


「この”もら助”って人は多分ネット繋がりなんじゃないのかな? 何か新しい情報が

 掴めるかも? あっ・・・あれが大学かぁ でかいなー 」


「住所はこの近くみたいだよ そろそろ電話入れるね 昨日の電話ではお昼には帰って

 きてるって言ってたから・・・ 繋がった あっ もしもし昨夜電話した者です・・・

 分りました じゃあ1時にサイゼリアの前で」


__BGM__(レストラン風


もら助

「いやー 電話で聞いてビックリしましたよー ぷろぺらさんヤバイんだって?」


「失礼ですが 彼女とはどういった関係だったんですか?」


「まあ 簡単に言うとネット友達かなぁ 俺のやってる動画サイトによく遊びに来て

 たんですよー 彼女結構絵が上手くてね 時々そう言ったネタをやってたんで・・・

 打ち合わせとかそんな感じかな? チャットとかやってたぐらいだけど・・・」


「最近の事ご存知ですか?たとえば 誰かに狙われてるような事言ってなかったかな?」


「そんなのは無かったけど・・・そういえば先週変なファイルを送ってきたなあ・・・

 まだ開いてないんだけど 画像ファイルだと思うけど・・・」


「先週って事は! それ見せてもらってもいいですか?」


「あー 今持ってますよ・・・ちょっと待ってPC立ち上げるから・・・

 えっと・・・このファイルだ・・・これでよしと・・・ん? 何だ?この画像・・・」


「見せて! こっ これって・・・首相官邸・・・こっちは・・・なんだろう?

 倉庫みたいだけど・・・何かう白いものが写ってる・・・拡大できる?」


「ちょっとまって・・・これをこうして・・・画質をあげて・・・なんだ???

 マズイんじゃないのコレ?」


「あっ・・・ミサイルだ!・・・ なんでこんなものを・・・」


「こっちの画像は・・・発電所みたいだけど・・・どこだろう?」


「これは・・・美浜みはまの原発だ・・・まさか・・・テロ?」


「何でこんなもの送ってきたんだろう・・・ん? このマーク・・・

 ぷろぺらさんのブログのマークだ・・・」


「ブログに何か書いてあるのかも? 見てみようよ・・・これだわ・・・

 最新の記事・・・(退屈すぎる毎日に 素敵な出会いがあった 決して偽りじゃない恋が

 手の中にある)・・・」


「詩かなぁ・・・関係なかったかも?」


「あれ? これって縦読みしたら・・・た・す・け・て・・・」


「ひょっとして ソミスと一緒の時に送ったのかも? だとしたら・・・

 なんで彼女は福井に行ったんだろう? はしゃいでたって店員も言ってた」


「自分が殺されることが分ってって・・・そんなことが出来るかな?」


「わからない・・・何か考えがあったんじゃないかな? でもこれで奴らの目的が

 はっきりした 間違いないよテロを計画してるんだ この倉庫がどこなのか

 分ればいいんだけど・・・」


「そんなの簡単に分りますよ 写真の位置情報を見れば・・・えっとこれだ

 この数字を ここにいれてクリック・・・ほら地図が出た」


「お台場だ! こんな所に隠してたんだ・・・」


「これを警察に持っていくの? でも警察の幹部も組織のメンバーなんでしょ?」


「ボクたちで阻止するしかないよ! 」


「じゃあ俺のネットワークを使おう みんな暇だから結構役に立つと思うよ」

 

「なんか大変な事になってきた」


「もう怖いなんて言ってられないよ 後戻りできない所まで来てるんだから・・・」






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