第8章
この章の登場人物
白井 グルメウイーク記者
キリ(キリ) キリカフェオーナー
あずさ(ぷろぺら)
猫山(猫目) ぷろぺら幼馴染
キ
「猫山さんって どんな人かな? あっ・・・あの角を曲がった所だ」
ば
「電話の感じでは 優しそうな人だったよ・・・あの人じゃない?黒いコート着てる」
キ
「猫山さんですか? どうも初めましてキリといいます どうぞ乗ってください」
猫
「なんかヤバそうな話なんですよね?」
ば
「猫山さんは ぷろぺ・・・あずささんから何か聞いてませんか?
誰かに狙われてるとか?」
猫
「そんな話はしてなかったなぁ彼女・・・先週だったかな皆でカラオケにでも行こうって
電話でで話してたんですよー 予定だと明後日ビッグエコーの前で待ち合わせなんだ
けど・・・そういえば 今東京に行ってるんじゃないの?彼女」
キ
「東京に行くって言ってたんですか? 何しに行くとか言ってませんでしたか?」
猫
「なんか調べたいことがあるとか・・・えっと・・・あれはいつだっけかなぁ?
こんな事があったんですよ・・・・・・」
回想シーン
ぷろぺら
「わたし ひょっとしたら結婚するかも・・・」
猫
「そうなんだ!おめでとう で、相手は誰なの? 俺の知ってる人?」
ぷ
「知らない人だよ・・・東京の人なんだけどね 実はネゲットしちゃったんだ
だから彼の事まだよく知らないんだよねー」
猫
「ネゲットって ははは マジかよ? もちろん会ったことはあるんだよな?」
ぷ
「当たり前じゃん! 何度か会って・・・結婚したいなぁって・・・でも、彼はどう思って
るのか分んないんだけど」
猫
「そうなんだ・・・で、どんな人なの?」
ぷ
「優しくて かっこ良くって・・・」
猫
「そうじゃなくて 何やってて どこに住んでて・・・そういう意味」
ぷ
「・・・・・・知らない でも今度会った時 後着けてみようと思って・・・」
猫
「どうする? 子供が待ってる家に帰ったりしたら?」
ぷ
「その時は・・・諦めるよ・・・でも 絶対そんな事無いと思う」
猫
「まあ 頑張れよ! 応援してるから・・・俺じゃダメなんだよな?やっぱ・・・」
ぷ
「ゴメン・・・あんたとは幼馴染だし・・・ひろ子に悪いもん」
猫
「ひろ子は関係ないって! 俺はなんとも思ってないし」
ぷ
「まあ・・・そういうことだからさっ わたしの幸せを祈っててよ ははは」
回想シーン終わり
猫
「こんな感じでした それで先週東京に行くって電話があったから・・・」
ば
「実は・・・彼女殺されてるかもしれないんです・・・東尋坊から落とされて・・・」
猫
「まさか!・・・・・・」
キ
「この事は あずささんのお母さんには絶対に言わないで下さい! まだ決まった
わけじゃないんです」
猫
「わかりました・・・何か分ったらこっちも連絡しますよ なんかかなりヤバイ事件
みたいですね?」
ば
「色々お話したいんだけど・・・知りすぎたらあなたにも危害が及ぶ可能性があるんです」
猫
「そうなんですか・・・じゃあ連絡はメールでします お二人とも気をつけて」
__BGM___
キ
「何となく彼女が狙われた理由が分ってきた」
ば
「ソミスの後を着けて行って 何か見ちゃったのよ それで・・・」
キ
「次はなんていう人だっけ? 連絡は取れた?」
ば
「苗字は分らないんだけど・・・もら助さんっていう人・・・住所はこれ」
キ
「ちょっと遠いね・・・今からだと大変だから 明日朝から出かけよう」
ば
「今夜はどうするの?」
キ
「さっき駅前のブエナビスタホテルを予約しておいたよ ツインでよかったよね?」
ば
「うん・・・」
(心の声)
{うあーーーーー!! 絶対まずいよー 同じ部屋なんて! どうしよう・・・
ドキドキしてきた うん これも運命なんだわ きっと神様の思し召し(おぼしめし)
でもこれって 親和性欲求ってやつじゃないのかなぁ?
お化け屋敷で恋が芽生えるみたいな・・・冷静に! 冷静にならなきゃ・・・}
__BGM___