表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぷろぺら殺人事件  作者: ハイダウェイ
7/16

第7章

この章の登場人物


白井ばにぃ グルメウイーク記者

キリ(キリ) キリカフェオーナー

ぷるぺら母(未定)

__BGM__


「やっぱりこっちは結構寒いね コート着てくればよかった・・・」


「あの状況じゃ選んでる暇もなかったし あのあたりがぷろぺらさんの家なんだけど

 あいつらが先回りしてる可能性があるから そこの交番で住宅地図を見せてもらおう」


「そっか! 住宅地図には名前が書いてあるんだよね 名前がわかれば家に電話が出来る」


「まさか盗聴まではされて無いと思うけど・・・」


「なんかドキドキしてきた 火曜サスペンスみたいだね」


「だといいけど・・・主役が殺されたりしないからね・・・ドラマは」


__BGM__


「意外に簡単に電話番号がわかったね・・・じゃあかけてみるね

 あっ・・・もしもし西沢さんのお宅ですか?私田中って言うんですが お嬢さんの件で

 えっ? 旅行に行ってる? 実は・・・大変言いにくいんですけど ひょっとすると

 お嬢さんがある事件に巻き込まれてるかもしれないんです それでお電話しました 

 はい 詳しいことは電話ではちょっと・・・携帯電話をお持ちでしたらそちらへ

 ただし 家の中ではかけないで下さいね 盗聴されてる恐れがあるんです・・・」


「お母さん 何か言ってた?」


「旅行先からいつもなら電話をするそうなんだけど 今回は無いから変だって・・・

 あっ・・着信だ・・もしもし はい そうです・・・・ じゃあ11時に

 喫茶まるもで・・・出来ればタクシーを2回乗り換えてください

 では お待ちしてます・・・」


「なかなか冷静な指示だね やるじゃない」


「うまく撒いてくれるといいんだけど・・・」


__BGM___


ぷろぺら母

「田中さん? どうも あずさの母です・・・娘は大丈夫なんでしょうか?」


「多分・・・いえ!きっとご無事ですよ すいません突然驚かせてしまって・・・」


「ちょっと最近様子が変だったんですよ それに変な人たちが近所をうろつくようになって

 一体どんな事件に巻き込まれてるんですか?娘は・・・」


「まだはっきりとしたことは分らないんですが・・・ある大きな組織に狙われているかも

 しれないんですよ・・・あずささん」


「そんな・・・娘が一体何をしたって言うんですか! すいません・・・取り乱し

 ちゃって・・・」


「実は・・・ある男性とお付き合いされてるんですが その事はご存知だったでしょうか?

 その男が ある組織の重要なポストについていて あずささんはその事で

 知ってはいけない何かに触れてしまった・・・それで・・・」


「娘が誰かと付き合ってたなんて・・・そんな素振りはまったくなかったです!

 ただ・・・時々部屋で誰かと喋ってるような・・・そんな事はありましたけど」


「あずささんの親しいお友達とか教えていただけないでしょうか? ひょっとしたら

 何か相談とかしていたかも?」


「2~3人親友が居たと思います・・・電話番号とかは多分あずさの部屋に行けばわかる

 とおもうけど・・・」


「きっとボクたちがお嬢さんを見つけますよ! どうか御心配なさらずに」


「警察には・・」


「多分言っても無駄だと思いますが・・・一応捜索願を出されたほうが懸命だと・・・」


「何でこんな事になったのかしら・・・最近お仕事も順調だって喜んでたのに・・・

 夜勤も文句も言わずに・・・あんなに頑張ってたのに・・・なんで・・・」


「お母様・・・大丈夫ですよ! 私たちが必ず・・・きっと見つけますから・・・」


__BGM__



「言えなかった・・・東尋坊とうじんぼうから落ちたなんて・・・」


「言えるわけ無いよ!・・・お母さん泣いてたね・・・ぷろぺらさんって

 すごく頑張りやさんなんだ・・・なんでこんな事になちゃったんだろ・・・」


「まだ死んだって決まったわけじゃないよ! 遺体だって見つかってないんだ

 きっと生きてるよ・・・そう信じよう ボクらが信じてあげなきゃ・・・

 お母さんが可哀そう過ぎる・・・」


「そうよね! 彼女は生きてる! そうだよ・・・生きてる・・・私にはわかる・・・

 あっ・・メールだ! お母さんからよ 友達の電話番号と住所が書いてある」


「よし!すぐに会ってみよう 何か分るかも・・・」


「まずはこの猫山さんて人から・・・出てくれるといいんだけど・・・

 よし 繋がった もしもし・・・」


__BGM__






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ