第5章
この章の登場人物
白井 グルメウイーク記者
キリ(キリ) キリカフェオーナー
キワミ(キヮミん)ぷろぺら有人
__BGM__朝の感じ
キ
「へー 結構料理上手なんだねー」
ば
「そんな事ないよー 朝食なんて簡単だもん・・・コーヒーのおかわりは?」
キ
「ありがとう・・・ところで これがもし殺人事件だったとして ぷろぺらさんは
何で殺されなきゃならなかったんだろう?」
ば
「殺される理由なんて・・・想像もできないよ
それにもし殺したんだとしたら なんでソミスは自分から警察に電話したのかな?
普通だったらそのままにして逃げるよね?」
キ
「何かのアリバイを作るためにそうしたんだとしたら・・・相当なもんだよ
警察は彼の身元を知ってるんだから 下手な動きは出来ないだろうし・・・」
ば
「あのお巡りさんに相談してみたらどうかな? ウエイターの証言とこのファイル渡して
だってソミスが女性と一緒に居たのが事実なら 狂言だなんて言わないで捜査するんじゃない?」
キ
「それにしたって ぷろぺらさんの遺体が発見されなきゃ 事件にもならないよ」
ば
「そっかぁ・・・ぷろぺらさんの事が分ればもっと調べれるんだけど・・・」
キ
「そうだ! ツイッターのフォロアーの中にはひょっとしたら親しい人が
居るかもしれない その人に詳しく聞いてみるって方法があったよ ちょっと
PC開いてみてよ」
ば
「ちょっと待ってね・・・ぷろぺらさんのツイッターは掲示板から行けるみたい
あった!・・・やっぱり・・・4日前から更新されてない
それにしても・・・何なの?この下品なアイコン 本当にこの人がぁずにゃん?」
キ
「ホントだー サイテー・・・フォロアーさんが94人かあ・・・
じゃあ全員にメッセージを送信しよう 内容は・・・こんな感じでいいかな?
ダイレクトメッセージは送れないから 返信で・・・よし! じゃあ次の人・・・」
ば
「返事が戻ってくるといいね・・・今何人目?」
キ
「今度が54人目だ・・・ あっ! 返信が来た・・・相手はキワミさん
フォローしました DMでメッセージ送りますって書いてあるよ」
ば
「ひょっとしたらTL上で言えない事なんじゃない?
なんて書いてあるの?」
キ
「実は彼女にメールをしても電話をかけても繋がらないので 心配してました
是非お話が聞きたいです 090-****-*****
よろしくお願いします・・・・だって! これでぷろぺらさんの事がわかるかも」
ば
「すぐに電話してみようよ えっと090・・・ よし繋がった・・・
あの・・もしもし キワミさんですか? ええ そうなんですかー
心配ですよね?・・・わかりました じゃあ3時に渋谷のスタバの前で」
キ
「会ってくれるって? 良かった! ぷろぺらさんの友達なんだ キワミって人」
ば
「とにかく会って話を聞いてみようよ きっと何かわかるはず・・・」
__BGM__
キワ
「お待たせしちゃって・・・ちょっと服選ぶのに時間がかかちゃったの・・・
それにぷろぺらさんの写真もいるかと思って」
キ(ヒソヒソ声で)
「あのさー 男の子?だよね?・・・」
ば
「そんなこと聞かないでよ 変な顔してるじゃない彼女・・・
あっ あ~ いえっ なんでもないんです! いい天気ですねー
そうじゃない じゃあ中に入って お茶しながら聞かせてもらえますか?」
__BGM___店内
キ
「あの・・・初めまして キリです・・・」
キワ
「ステキ!・・・それに声もわたしごのみ・・・ドキドキしちゃう・・・
携帯番号聞いてもいいですかぁー」
ば
「あーーーっ!!! 彼 携帯持って無いそうなんですよー」
キワ
「何この子? ライバル心丸出しで・・・嫌な感じぃ~」
キ
「まあまあ・・・二人ともそんな顔しないで・・・ところでキワミさんはぷろぺらさんと
どういった関係なんですか?」
キワ
「元々はライバルっていうか・・・あるDJさんの事取り合ってたの・・・」
ば
「ひょっとして・・・ソミスさん?」
キワ
「きゃー なんで知ってるのー? でもね・・・結局かなわぬ恋だって気がついたの
だからー キワミはもっといい恋するぞーって決めたの でね ほらこれが今カレ
どう? 素敵でしょ?誕生日は10月でー てんびん座 てんびん座の事聞きたい?」
キ
「あーーーー それは後で聞かせてもらうとして・・・じゃあぷろぺらさんはソミスさんと
付き合ったって事ですか?」
キワ
「そうじゃないの・・・ぷろぺらさんは東京の子じゃないのよ だから全然会えなくて
自然消滅したんじゃないかな? それに・・・あんまり大きい声では言えないけど・・・
ソミスってある組織に属してるのよ・・・そんな話もぷろぺらさんに聞いたんだけどね
わたしたち結構気が合うのよ 先日もぷろぺらさんが新しい彼とデートするっていうから
服を選んであげたのよ わざわざ渋谷に来て服買うなんて またこっちの人と
付き合ってたのかなぁ? 詳しい事は聞かなかったけど・・・」
ば
「ぷろぺらさんって どこに住んでるんですか?」
キワ
「長野よ 知らなかった? ほらこれが彼女の住所・・・行ってみたいんだけど・・・
わたしって寒いのダメな人じゃない?」
キ
「ありがとう!色々教えてもらって・・・早速明日にでも行ってみよう」
キワ
「お役に立てて光栄ですっ ところで・・・彼女とか居るんですか?
まさか・・・この小さいオブスちゃんとか言わないですよねー?」
ば
「あんだってぇー! 小さくて悪かったわねー」
キ
「だから 喧嘩とかしないの・・・まいったなぁ・・・」
ば(心の声)ルンルン気分
{ちょっと頭に来たけど 収穫もあったからよしとするか・・・それに明日はキリさんと
長野とか・・・よし!有給使っちゃおっと・・・そうだー 取材ってことにして・・・
ちょっと待てよ・・・明日も一緒ってことは・・・今夜も一緒?
どうしよう・・・危険な香りが・・・}
・・・・先に謝っておきます
ごめんなさーい!