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ぷろぺら殺人事件  作者: ハイダウェイ
5/16

第5章

この章の登場人物


白井ばにぃ グルメウイーク記者

キリ(キリ) キリカフェオーナー

キワミ(キヮミん)ぷろぺら有人

__BGM__朝の感じ


「へー 結構料理上手なんだねー」 


「そんな事ないよー 朝食なんて簡単だもん・・・コーヒーのおかわりは?」


「ありがとう・・・ところで これがもし殺人事件だったとして ぷろぺらさんは

 何で殺されなきゃならなかったんだろう?」


「殺される理由なんて・・・想像もできないよ

 それにもし殺したんだとしたら なんでソミスは自分から警察に電話したのかな?

 普通だったらそのままにして逃げるよね?」


「何かのアリバイを作るためにそうしたんだとしたら・・・相当なもんだよ

 警察は彼の身元を知ってるんだから 下手な動きは出来ないだろうし・・・」

 

「あのお巡りさんに相談してみたらどうかな? ウエイターの証言とこのファイル渡して

 だってソミスが女性と一緒に居たのが事実なら 狂言だなんて言わないで捜査するんじゃない?」


「それにしたって ぷろぺらさんの遺体が発見されなきゃ 事件にもならないよ」


「そっかぁ・・・ぷろぺらさんの事が分ればもっと調べれるんだけど・・・」


「そうだ! ツイッターのフォロアーの中にはひょっとしたら親しい人が

 居るかもしれない その人に詳しく聞いてみるって方法があったよ ちょっと

 PC開いてみてよ」


「ちょっと待ってね・・・ぷろぺらさんのツイッターは掲示板から行けるみたい

 あった!・・・やっぱり・・・4日前から更新されてない

 それにしても・・・何なの?この下品なアイコン 本当にこの人がぁずにゃん?」


「ホントだー サイテー・・・フォロアーさんが94人かあ・・・

 じゃあ全員にメッセージを送信しよう 内容は・・・こんな感じでいいかな? 

 ダイレクトメッセージは送れないから 返信で・・・よし! じゃあ次の人・・・」


「返事が戻ってくるといいね・・・今何人目?」


「今度が54人目だ・・・ あっ! 返信が来た・・・相手はキワミさん

 フォローしました DMでメッセージ送りますって書いてあるよ」


「ひょっとしたらTLタイムライン上で言えない事なんじゃない?

 なんて書いてあるの?」


「実は彼女にメールをしても電話をかけても繋がらないので 心配してました

 是非お話が聞きたいです 090-****-*****

 よろしくお願いします・・・・だって! これでぷろぺらさんの事がわかるかも」


「すぐに電話してみようよ えっと090・・・ よし繋がった・・・

 あの・・もしもし キワミさんですか?  ええ そうなんですかー

 心配ですよね?・・・わかりました じゃあ3時に渋谷のスタバの前で」


「会ってくれるって? 良かった! ぷろぺらさんの友達なんだ キワミって人」


「とにかく会って話を聞いてみようよ きっと何かわかるはず・・・」


__BGM__



キワ

「お待たせしちゃって・・・ちょっと服選ぶのに時間がかかちゃったの・・・

 それにぷろぺらさんの写真もいるかと思って」


キ(ヒソヒソ声で)

「あのさー 男の子?だよね?・・・」


「そんなこと聞かないでよ 変な顔してるじゃない彼女・・・

 あっ あ~ いえっ なんでもないんです! いい天気ですねー

 そうじゃない じゃあ中に入って お茶しながら聞かせてもらえますか?」


__BGM___店内


「あの・・・初めまして キリです・・・」


キワ

「ステキ!・・・それに声もわたしごのみ・・・ドキドキしちゃう・・・

 携帯番号聞いてもいいですかぁー」


「あーーーっ!!! 彼 携帯持って無いそうなんですよー」


キワ

「何この子? ライバル心丸出しで・・・嫌な感じぃ~」


「まあまあ・・・二人ともそんな顔しないで・・・ところでキワミさんはぷろぺらさんと

 どういった関係なんですか?」


キワ

「元々はライバルっていうか・・・あるDJさんの事取り合ってたの・・・」


「ひょっとして・・・ソミスさん?」


キワ

「きゃー なんで知ってるのー? でもね・・・結局かなわぬ恋だって気がついたの

 だからー キワミはもっといい恋するぞーって決めたの でね ほらこれが今カレ

 どう? 素敵でしょ?誕生日は10月でー てんびん座 てんびん座の事聞きたい?」


「あーーーー それは後で聞かせてもらうとして・・・じゃあぷろぺらさんはソミスさんと

 付き合ったって事ですか?」


キワ

「そうじゃないの・・・ぷろぺらさんは東京の子じゃないのよ だから全然会えなくて

 自然消滅したんじゃないかな? それに・・・あんまり大きい声では言えないけど・・・

 ソミスってある組織に属してるのよ・・・そんな話もぷろぺらさんに聞いたんだけどね

 わたしたち結構気が合うのよ 先日もぷろぺらさんが新しい彼とデートするっていうから

 服を選んであげたのよ わざわざ渋谷に来て服買うなんて またこっちの人と

 付き合ってたのかなぁ? 詳しい事は聞かなかったけど・・・」


「ぷろぺらさんって どこに住んでるんですか?」


キワ

「長野よ 知らなかった? ほらこれが彼女の住所・・・行ってみたいんだけど・・・

 わたしって寒いのダメな人じゃない?」


「ありがとう!色々教えてもらって・・・早速明日にでも行ってみよう」


キワ

「お役に立てて光栄ですっ ところで・・・彼女とか居るんですか?

 まさか・・・この小さいオブスちゃんとか言わないですよねー?」


「あんだってぇー! 小さくて悪かったわねー」


「だから 喧嘩とかしないの・・・まいったなぁ・・・」


ば(心の声)ルンルン気分

{ちょっと頭に来たけど 収穫もあったからよしとするか・・・それに明日はキリさんと

 長野とか・・・よし!有給使っちゃおっと・・・そうだー 取材ってことにして・・・

 ちょっと待てよ・・・明日も一緒ってことは・・・今夜も一緒? 

 どうしよう・・・危険な香りが・・・}





 

・・・・先に謝っておきます


      ごめんなさーい!

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