表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぷろぺら殺人事件  作者: ハイダウェイ
1/16

第1章

この章の登場人物


女 (ぷろぺら)?

男 (ソミス) ?

白井ばにぃ グルメウイーク記者

キリ(キリ) キリカフェオーナー

巡査オオタ 



画像をクリックで各DJさんの歌が聴けます

DJキリ               DJぷろぺら

挿絵(By みてみん)   挿絵(By みてみん)  

DJばにぃ

挿絵(By みてみん)

          

挿絵(By みてみん)

この画像はぷろぺらさまから頂きました 画像をクリックすると詳細情報がわかります

波の音(SE 断崖

「すごーい! 初めて来たよー 素敵な景色ねー  海風が冷たくて気持ちい・・・

 えっ? 何それ? 危ないじゃない・・・そんなもの・・・

 あっ! わかった火曜サスペンスとか必ずこんなシーン出てくるよね

 わざわざ持ってきたんだ あははは・・・相変わらず手が込んだネタやるんだから

 ・・・ちょっと! もう止めようよー 危ないって 落ちたらどうすんのよ・・・

 それ・・・オモチャなんでしょ?

 ねえ・・・顔がマジなんだけど・・・ヤメテ・・・・・・・ 

 ・・・・・あっ!」


「バカが・・・自分から落ちて行きやがった・・・

 刺す手間が省けたってもんだ・・・まぁ あいつも運のない女だ・・・

 色々詮索しなきゃな 死ぬ事はなかった

 

 それにしても・・・ さみーなぁ・・・」



__波の音(SE

挿絵(By みてみん)

:

:




「はい・・・わかりました・・・それじゃあ3時過ぎにお伺いいたします・・・

 ええ もちろんです 出来ればそれまでに準備だけお願いします

 それじゃあ しつれいしまーす・・・(携帯オフ


  あー 疲れたぁ ったく・・何で取材にこんな遠くまで来なくちゃいけないのよ?

  いくら編集長の知り合いだからって 車で6時間なんてありえない!

  おまけに経費節減のため カメラマンは同行しないからよろしくとか・・・

  今夜は思いっきり美味しいもの食べてやる」



__BGM___



「やっばーい・・・ 二日酔いだよ・・・頭痛い・・・えっと・・・住所はこの辺りなんだけど・・・ あっ あそこだ キリカフェ・・・」



カランカラン(SE  http://sdin.jp/browser/board/shogi/  (レベル1クリック音)

挿絵(By みてみん)

:

__BGMジャズ___



「いらっしゃいませ キリカフェへようこそ! あっ グルメウイークの方ですよね?

 お待ちしてました こちらの席へどうぞ」


ば (心の声

{うわー・・・すっごいイケメン それになんて素敵な声なの? あーもっと良い服着て

 くればよかったぁー って、わたし何考えてるの! 取材よ取材!}


「どうかなさいました? あの・・・ぼくの顔に何かついてます?」


「すっ すいません! 入ってきた第一印象を見出しとかに使うんで・・・色々考えてて・・・ 

素敵なお店ですねー もう何年ぐらい営業されてらっしゃるんですか?」


「まだ5年なんですよ 前は祖父がやってたアンティークショップだったのを改装したんです  ほら・・・このランプなんか戦前からここにあるんですよ」


「すごい!素敵だなー あの窓の所のランプも本物なんですか? ガレ ですよね?」


「良くご存知ですねー あのエミール・ガレは祖父のお気に入りだったみたいで 結局売らずにこうしてここに・・・ 旅行好きだった祖父が世界中から自分で集めてきた物を 置いてたんですよ」


「こんなに普通に置いてあるなんて わー 窓からの景色も最高! 東尋坊とうじんぼうが見渡せるんですねー・・・あっ お客様?」


カランカラン(SE


「いやー まいったまいった なんだあの男 自分の恋人が落ちたっていうのに あの態度・・・ 最近のヤツは何を考えてるのか さっぱりわからん! ああ?・・すまんすまん

今日はお客さんが居たんだな  キリ君いつもの作ってくれる」


「相変わらず忙しそうですね 今日も事件で?」


「まったく 非番の日だっていうのに呼び出されて・・・私の休日を返して!」


「何か事件があったんですか?近くで・・・」


「いやね この先の崖から女性が落ちたって連絡が入って行ってみたら

その女の彼氏ってのが立ってたんですよ で、色々聞いたんだがイマイチ状況がわからんの

ですよこれが・・・・

海が荒れてるから女は見つからんし ホントに落ちたのかどうかも わしは途中で

これはイタズラなんじゃないかって思ってましたけどね」


「それは大変でしたね その人達は観光客なんですか?」


「男の方は 東京からだけど その彼女とやらはどこから来たのかもわからんと言いおった

 なんでも ねとらじ?とやらで知り合っただけで 彼女がどこに住んでるのかさえ知らない そんな事あるわけないでしょ? そもそもねとらじって何なんだ?新しい出会い系か?」


「インターネットラジオの一つですよ 私も時々聴くけど・・・出会い系とかじゃないです

 DJさんが居て色々話したり 歌を歌ったり・・・昔の深夜放送みたいな感じです」


「ボクも時々聴いてますよ 結構面白いんですよ」


「ねとらじか ねたらじが知らんが わしゃまったく興味が無いよ ところであなたは?」


「わたしは東京の出版社から来た 白井です・・・このお店を取材に来たんです」


「あっ ご丁寧に名刺まで・・・グルメウイーク?・・・ なるほど・・・

 雑誌の記者さんですか・・・ いや参ったなぁ 事件の事は書かんで下さいよ」


「オオタさんこの人は レストランや喫茶店なんかの取材をしてる人です

 記事にしたりしませんよ はいこれ・・・エスプレッソ」






ば(心の声)

{わたしは 事件の結末がこんな風になっていくなんて その時は想像も

していませんでした・・・}




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ