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面白の見つけ方

作者: TOMMY
掲載日:2025/11/10

繰り返しの毎日は意識しなければ、淡々と過ぎ去り、惰性と退屈に押しつぶされる。


朝の通勤電車。昨日と同じ顔ぶれ、同じ景色。

世界はまるで、巻き戻された映像のようだ。

でも、目を凝らせば違う音、

違う匂いが混じっている。

意外と日常は「面白」に溢れている。


たとえば、よくやる遊びとして、民家の顔がある。

家には、大小様々な窓があり、その窓を目と口だと意識すると、どれも人の顔に見える。

そして、その顔の人がその家に住んでいるかもと思うと、急に愛嬌がある。

古びた木造の家は、目尻に皺を寄せた老人のように笑っている。

新築の白い家は、無表情な青年のように黙って立つ。


見知らぬ道にはヘンテコな看板があったり、

お店の中は風変わりな装飾で埋め尽くされている。

それらは気づかなければ通り過ぎてしまう。

でも、一度目が合えば、もう離れられない。


耳を澄ませば、

遠くの工事音も街の呼吸の一部になる。

住宅街の匂いを嗅げば、

どこかの家で煮物の香りがして、

誰かの生活が確かにあることを実感できる。

風に触れれば、

季節が手のひらをすり抜けていく。

どこを見ても、心が揺れない場所などない。


世界は同じ顔をしていても、

見るたびに違う表情を見せてくれる。

意識と視点を変えれば、

それがどこにでも存在することを思い出せる。


面白とは、世界に残された“何かの息づかい”を感じ取る瞬間だ。


世界はあまり変わらない。

ただ、世界の見方は変えられる。

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― 新着の感想 ―
 激しく同感ですね。  世界は面白いものに満ち溢れてる、けど、見ようとしないと見つからないですよね。    自分も、先日、いつもはスルーするネコの集会を暇だったのでジックリ観察してみると、いつもは気が…
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