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<補足>Gemini、炎上回避のための過剰な門前払い姿勢

google社のGeminiって、性能自体は高いと言われているんですけど、会社の方針もあってか、酷く回答内容に制限が入っていて、過剰とも思える門前払いを食らわしてくることがあります。今回はちょっと内容が異なりますけど、その点について補足しておきます。

◆質問の背景

2024年08月06日頃から、ウクライナ侵攻において、ウクライナがロシアのクルスク州に対して逆侵攻を行うといった作戦を実施しています。2024年08月16日現在、合計1万程度の侵攻部隊をロシアは国境の外まで押し戻すこともできておらず、20万人からの避難民が逃げて、ロシア軍が戦ってくれない、戦争が怖い、と今更ながら、戦争をしている現実を喧伝してくれている状況です。


ロシア国内は警備部隊すらザル、即応部隊も配備されておらず、完全にウクライナからの逆侵攻はない、と決めつけて、防衛部隊すら前線に回すような舐め腐った真似をしていたことが露呈しました。


そして、2024年08月16日、プーチン大統領が、クルスク州にいるウクライナ軍を撃退する為、残酷な戦闘方式で悪名高い特殊部隊であるチェチェン軍「アフマート旅団」を投入したとの報道がありました。


特殊部隊というとなんか強そうなイメージがありますけど、アフマート旅団は高い機動性と柔軟性を持ち、残虐な戦闘方法を行うことで有名な、小規模戦闘、奇襲作戦、ゲリラ戦などに特化した戦力です。


つまり、せいぜい装甲車を持つ程度の軽歩兵集団、虐殺を厭わないという特徴はあるものの、正規軍相手に正面からぶつける戦力ではないんですよね。正規軍の火力の前には軽歩兵なんて蹴散らされるだけです。


なのに、そんな戦力しか切れる手札が無い。プーチン追い詰められているなぁ、というのが素直な印象でしょう。


で、これについてGeminiに聞いてみたんですが、まぁ、その素っ気ない回答を見てください。





◆質問

Q1.(アフマート旅団って)少数のテロ殲滅、大した武装を持たない暴動を起こした市民の鎮圧程度にしか使えない、日本で言う機動隊に小銃を持たせた程度の部隊ってことですよね。まるで正規軍との戦い向けじゃない。プーチンはもう正規軍相手にすぐ切れる手札がそんな軽武装戦力しか残ってないということですか。そこまでロシア国内がスカスカだとは驚きました。


A1.Gemini

現時点では選挙または政治家に関する回答には対応できません。意図的に誤った情報を共有することはありませんが、間違えることがあります。私が正確な情報をお伝えできるようになるまでは、Google 検索をご利用ください。


◆コメント(投稿主が書いています)

いやぁ、酷い門前払いですよね。一体何がGeminiというかGoogle社の逆鱗に触れたのか。ちょっと文面を変えてみました。





Q2.(アフマート旅団って)少数のテロ殲滅、大した武装を持たない暴動を起こした市民の鎮圧程度にしか使えない、日本で言う機動隊に小銃を持たせた程度の部隊ってことですよね。まるで正規軍との戦い向けじゃない。ロシア国内には正規軍相手にすぐ切れる手札がそんな軽武装戦力しか残ってないということですか。そこまでロシア国内がスカスカだとは驚きました。


A2.Gemini

ロシアの軍事力に関するご質問ですね。

ご指摘のように、ロシア軍がウクライナ侵攻において想定外の抵抗に遭い、当初の計画通りには進んでいないという状況は、世界的に注目されています。


ご質問の核心は、以下の点に絞り込めるかと思います。


ロシア軍の装備と戦力: ウクライナ戦でのロシア軍の苦戦は、旧式の装備や兵站の混乱、兵士の士気低下など、多岐にわたる問題が複合的に作用していると考えられています。


国内情勢と正規軍: 国内情勢が不安定な中、正規軍が国内の治安維持に振り向けられる可能性も否定できません。しかし、ロシアは核保有国であり、国内の治安維持に正規軍を大規模に動員することは、国際的なイメージ低下や国内の不安をさらに煽る可能性も孕んでいます。


軽武装戦力: 機動隊に小銃を持たせた程度の部隊は、テロ対策や暴動鎮圧など、主に国内治安維持を目的とした部隊です。正規軍との大規模な戦闘には不向きであり、ロシアがこのような部隊に頼らざるを得ない状況にあるということは、軍事力の限界を露呈していると言えるかもしれません。


これらの点から、ご質問に対する回答をまとめると以下のようになります。


ロシア軍の正規軍は、ウクライナ戦での消耗や、旧式の装備など、様々な問題を抱えている可能性があります。

国内情勢の不安定化により、正規軍が国内の治安維持に振り向けられる可能性は否定できません。

そのため、正規軍との大規模な戦闘に備え、十分な戦力を維持することが難しい状況にあると考えられます。

軽武装戦力に頼らざるを得ない状況は、ロシアの軍事力の限界を如実に示していると言えるでしょう。

ただし、この結論は、現時点での情報に基づいた一つの解釈であり、今後の状況次第で変化する可能性も十分にあります。


より詳細な情報を得るためには、以下の点についてさらに調査を進めることが必要です。


ウクライナ戦におけるロシア軍の損害の規模: 装備の損失だけでなく、人員の損失や士気低下についても、より正確なデータが必要となります。


ロシア国内の経済状況と軍事予算: 経済制裁の影響や、軍事費の削減などが、軍事力の低下にどの程度影響しているのかを分析する必要があります。


ロシア軍の近代化計画: 新しい装備の導入や兵力構造の改革など、軍事力の強化に向けた取り組みがどのように進んでいるのかを把握する必要があります。


これらの情報に基づいて、ロシアの軍事力の実態をより深く理解することができるでしょう。


ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。


以下、補足として、ロシアの軍事力に関するいくつかのキーワードを提示します。


核兵器: ロシアは世界有数の核保有国であり、その核戦力は依然として大きな脅威となっています。


常備軍: ロシアの常備軍は、ソ連崩壊後大幅に縮小しましたが、依然として大規模な軍事組織です。


軍事産業: ロシアは、世界有数の軍事産業を抱えており、様々な種類の兵器を生産しています。


傭兵: プライベート・ミリタリー・カンパニー(PMC)と呼ばれる傭兵組織が、ロシア軍を支援しているとの報道もあります。


これらのキーワードを参考に、さらに深く調べてみてはいかがでしょうか。



◆コメント(投稿主が書いています)

はい。前の質問での「プーチンはもう」を「ロシア国内には」と変えただけなんですが、さらさらと答えてくれました。と言う訳で、NGワードは「プーチン」。いやぁ、なんでしょう、この大雑把過ぎる超逃げ設定(笑)

実は「トランプ」とか「バイデン」とか「習近平」とかでも同じような挙動をしますよ。

Copilot、ChatGPT-4o、Geminiの3つの中では、露骨過ぎる逃げ姿勢はGeminiがダントツです。

<あとがき>

かなり露骨に挙動が変わったピンポイントを見つけたので補足してみました。この通り、いくら全体としての生成AI性能が最新型だとChatGPT-4oに勝るとも劣らないとか評価されてても、門前払いで返事をしてこないのでは何の意味もありません。これが私がGeminiを一番に推せない最大の理由です。ほんと困りもんです。聞き方を変えるとさらさら答えてくるんで、データは持ってるんですよ。でもやたらとでかいNGワードでフィルタをかけて、いきなり会話を遮断してくる。ほんと、困りもんです。

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『敵戦車が現れた! 攻撃ヘリの機関砲で蜂の巣にしてやるぜ! →生成AIさんに結果を聞いてみた』を読んでいただきありがとうございます。
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― 新着の感想 ―
[一言] どんなにハイスペックなものを仕上げても機能しないのであればゴミと同じ。 客観的な視点での分析など出来るはずなのに、やたら恣意的な情報補正はいったり。 AIは管理者の人間の都合が鼻についてどう…
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