気が小さすぎる性格の私
孤独が怖いのなら、家族を作ることを考えるべきだった。ここまで書いてきたように母親が心配なら二世帯住宅を建てるなどを考えればよかった。このことがやっと、父を亡くし50歳を過ぎてわかった。やっておかなければいけないことをしてこなかったことにだ。
考えて決断をして今の生活や感情を持ったのなら、また違ったのかもしれないが、昔の自分はその時の生活が変化することが嫌だった。他人(この場合お嫁さん)と家庭を持つことや、借金をして家を持つことのリスクばかり気になって動かなかった。他人に迷惑をかけたり借金をすることがとても怖いと感じていた。
結果なにも手に入れることなく、いま家族がいなくなったらと感じることへの凄い悲しさや、孤独、不安をもつことに繋がってしまったと感じている。
あまりに心配しすぎたのかなぁと思っているが、性格は変わらない。昔を思い返しても、怖いと感じたことは今も怖いのだ。