体育祭は楽しんで?
お久しぶりです。更新できなくてすみませんでした。
(成績が悪すぎて親にスマホ取り上げられたなんて言えない…)
「皆!今日はテイムモンスター大会に出場する4人を発表するわよ!」
「「「「「「おおおお」」」」」」
「来たなぁーケイ!」
「あ、うん…そだね」
他のクラスメイトのようにテンションが上がっているマークと、対照的に暗い顔をする俺。
「1人目!リールさん」
「当然ですわ!」
と自信満々な様子なリールさん。俺あの人少し苦手なタイプだから余計に選ばれたく無くなってしまう。
「2人目!ネアさん」
「え、わ、私が?や、やった…!」
相当嬉しかったのかぴょんぴょん飛び跳ねている。
「3人目!マーク君」
「やっほほほほほほー!俺は選ばれたんだー!」
「テンション上がりすぎ。マーク」
「そんなこと言うなって!本当に嬉しいんだから!」
「それにしても上がりす「最後の1人はケイ君!」…ぎじゃ…え?」
「じゃあ今日の授業はここまで。解散」
「ち、ちょっと待ってくださいイザベラ先生」
「何?」
「俺は体験でこの学校に来たのに行事に出場して良いんですか?」
「あら、学校長にはちゃんと許可を取っているわ。ふふっケイ君の実力を本当の意味で観れるチャンスだからね」
「い、いやでも…」
≪御主人様、諦めましょう≫
「ラ、ライまで…。はあ、分かりましたよ。出ます」
「ありがとう」
ニッコリと笑顔のイザベラ先生だったが、内心では
「やったわ!ケイ君と従魔を観れる機会!絶対にどうやって契約したか見極めるわよー!」
と密かに計画を進めていたのだった。
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それからとうとう大会当日がやってきた。大会はリーグトーナメント方式。それぞれのクラスの代表がAリーグ、Bリーグ、Cリーグ、Dリーグの4つのグループに分かれ、リーグ内で総当たり。各リーグ上位1人だけがトーナメントに進める。
ちなみに俺は今回Bリーグだ。他の人は、ネアがAリーグ、マークがCリーグ、リールがDリーグだ。
「ライ、計画通りにやるぞ」
≪仰せのままに≫
最後のミーティングをしていると、マーク、リール、ネアがこっちにきた。
「と、とうとう本番だなケイ」
声が震えてるぞマーク。
「どうした。緊張してるのか?」
「そ、そんなことあるわけないだろ!」
「「「…」」」
「あーはいはい!緊張してますよー!」
「「「だろうね」」」
「ちくしょう!」
「リールさんとネアさんは大丈夫そうだね」
「それはもちろん私が優勝するとわかってるからですわ。たとえドラゴンを使役している貴方が相手だったとしてもね」
「私はクラスの代表に選ばれたからには頑張りたいと思って」
そんな話をしていると時間が来た。
「ネアさん頑張って!」
「ネア様。期待していますわよ」
「ネア。俺たちAクラスでトーナメントを独占しようぜ!」
「はい!行ってきます!」
こうして大会は始まるのだった。