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知らない間にドラゴンテイマーになっていた件  作者: 山葵醤油
二章 学校生活
8/10

体育祭?選考1

すいませんテスト前なんでこのくらいの長さで許してください…

「今日の授業はここまで」


「きりーつ。礼」


「ライ、帰ろうか」


≪はい≫


この学校に来て一週間が経った。居心地は初日よりかはだいぶマシにはなったが、自分から話しかけてくれる人は少ない。


「おーっす。ケイ。一緒に帰ろーぜ」


「お、マークか」


マークは俺に親しくしてくれてる数少ないクラスメイトの1人。彼がテイムしているのはドラキーだ。ドラキーは索敵などが優秀らしい。


≪僕の方ができますが≫


とライは言ってたけど、そりゃそうだろ。お前に比べたらどの魔物だって…


「そーいえば明日から選考が始まるらしいぞ」


「確かそんなこと先生が言ってたな…」


選考というのは、今度クラス対抗のテイムモンスター大会という、体育祭的なものがあるらしい。

クラスの中でも優れた4人しか出ることができない。


「まあ俺は選ばれるだろうな!」


と自信たっぷりなマーク。


「よく言うよ…俺はまず体験に来ただけだし、選ばれないだろうな」


「そんなことないと思うぞ?先生ケイを選ぼうかどうか迷ってるらしいし」


「あー、そうなんだ」


正直な話、今回は出るよりも見てたいんだよな…。Aクラスの授業、訓練を見てて、ライが規格外なのは十分理解できた。他のクラスはどうなんだろうかと言う好奇心がある。


≪僕をテイムしてる御主人様は確実に選ばれるでしょうね≫


知ってた。うん。そうなるよね。ドラゴン従えてるやつが代表に選ばれないはずがないもんね。


「ま、お互い選手に選ばれるよう頑張ろうぜ!」


「う、うん…」


興奮しているマークと、少しめんどくさそうな俺。正反対だな。


「ていうか、体験の俺が選手に選ばれたら他の人から顰蹙を買うんじゃ…」


「そこは心配いらない。もうクラスのみんなはお前の実力を認めてるよ。他のクラスは知らないけど」


それは素直に嬉しい。自分の実力を認めてもらえるのは。


「「じゃあ明日」」


マークと別れ、自分の部屋に向かう。寮は最初思っていたよりもかなり綺麗な個室だった。ライもOKなようで…。


「選ばれたら嫌だなー。今回は外から見ていたい」


≪では辞退すれば良いのでは?≫


「それはなんか違うじゃん。うちのクラスはマークが言う通りなら大丈夫だろうけど、他のクラスの奴がな…」


≪そうですか≫


「…選ばれたとしてもライ、お前絶対本気出すなよ」


≪し、承知しております…≫


ちょっと声震えてるぞライ。大丈夫なのか?


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