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知らない間にドラゴンテイマーになっていた件  作者: 山葵醤油
一章 冒険者
5/10

Gランクへの挑戦

本日2話目です。戦闘シーン描くの難しい…

「この前言った通りに頼む」


≪御意≫


今日はGランク昇格試験の日。一週間何をしていたかと言うと、ひたすら野草採取。野草採取。野草採取。


そのおかげでごっそり儲けることができて、今は経済的に余裕がある。お金が溜まりすぎて最後の2日は1人で自由行動を取ることにしたんだ。


今日のために、服などの日用品を買い、武器を買った。俺が選んだ武器は片手剣プラス盾。


経済的に余裕があるって言っても日常生活するだけならって話だから、あんまり良いのは買えなかったけど。


ん?さっきのライトの会話が気になるって?そうか。言ってなかったね。


俺は、今回の試験は1人で乗り切ることにした。何故なら、岩皇龍のライならどんな試験も楽勝だろう。だが、それだけではダメだ。


俺が狙われた時、バラバラに移動しなければならなかくなった時に、1人で戦える強さがないと。だから、そうした。


「集まっていますね」


ギルドの人が挨拶を始める。


「今回はゴブリン退治が試験です。1時間以内に10匹倒して耳を持ってきてください。それで合格です」


ゴブリン。ゲームとかではスライムと並びよく最弱の一種として知られているがこの世界ではどうなんだろうか。


「なお、今回の試験はペアでやってもらいます。組分けはすでにこちらで決めてあります」


そう言って、俺とペアになったのは。


「私はソフィアよ。よろしくね」


か、か、か、可愛い!!!!!!


やばい、ギルドの受付の女性なんか比ではないぐらいに可愛い。やばい。


「ああ。よろしく。俺はケイだ。こっちは相棒のライ。今回はライ何もしないからそこだけ気をつけてくれ」


冷静に挨拶したつもりだったが、横からライの冷たい視線、ソフィアの赤く染めた顔からして隠しきれてなかったみたいだけど。


「あら、そのドラゴンさんがやってくれたら楽勝なのに、何故あなたがやるの?」


「このままでは、俺はライに頼り切ってダメな人間になるだろう。その予防だよ」


「なるほどね。納得したわ。じゃあ、時間も勿体無いし行きましょう」


ソフィアは弓を持っていることから、後衛が得意なことがわかる。剣買っといて良かった。


「いたわ!50メートル先1匹!」


何故か見えてないのにわかるソフィア。おそらく、索敵魔法を使っている。ちなみに俺はライに少し修行をつけてもらっていたのだが、


≪剣買ったんですし、そもそも魔法だけで戦うのは近づかれたら終わりなので、まずは物理攻撃からです≫


と言われて全く教えてもらってない。


ゴブリンに気づかれる前にソフィアが先制攻撃する。が、ゴブリンのほおをかすめて外してしまった。


そのことによりゴブリンがこちらに気づき、


「ギギギィ!!!!!」


と叫んで仲間を呼び、呼び終わるとこちらに向かってくる。


「とりゃっ」


間抜けな掛け声を出して俺もゴブリンに向かって駆け出す。そして、間合いに入った瞬間にわざと左に軌道をずらす。慌てて避けようとしたゴブリンは当然右に避ける。そこでソフィアがゴブリンを狙い撃ち。我ながら良い連携だった。


「片付いたわね。こいつが呼んでた仲間が来る前に逃げましょう。村で来られると厄介だわ」


「ああ。その前に…」


俺は持って帰れと言われていた耳を切り取り、ライの異空間収納に入れてもらう。その程度の補助は手を借りるとは言わないよね?


「なんなのその魔法?今更だけど、そのドラゴンかなり上位種なんじゃないの?どうみてもドラゴン最弱の飛竜(ワイバーン)ではないし…」


「そうだったかな。もう忘れた」


適当に誤魔化し、俺はソフィアから目をそらす。俺には眩しすぎるよ。


そんな感じで、10匹のゴブリンを30分ほどで狩れた俺たちは悠々と集合場所へ戻った。もちろん合格。試験官から、


「ドラゴンにやってもらったのか?いいねぇ。ドラゴン持ちっていうのは」


なんて嫌味を言われたけど。2人で無視した。ただの妬みだしね。




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