嗚呼、禍龍の姫よ。戦場に舞いて
大地の崩落により絶対の虚空《天鏡》に支配され、人類の生存圏は天鏡に浮かぶ島々《龍脈》のみとなってしまった世界。
二十二人の龍帝は新たな龍脈を求め、魔導液体燃料《イコル》を動力源とする巨大飛行兵器《守護龍》による大戦が勃発していた。
ある日、第一三空域《死神》の龍帝――ソニア=リーフレットは、縁談をもちかけられる。
だが、その相手は怠惰商人の悪名をもつ大手武器商社の社長――ムロ=ヴァルルカであった。
当然破綻するはずの縁談であったが、ソニアとムロは新型守護龍《バハムート》の協同開発という大きな商談も結んでいたため、一ヶ月間二人は同棲を強いられてしまう。
だが、バハムートは二人に思わぬ未来をもたらす。
二十二人の龍帝は新たな龍脈を求め、魔導液体燃料《イコル》を動力源とする巨大飛行兵器《守護龍》による大戦が勃発していた。
ある日、第一三空域《死神》の龍帝――ソニア=リーフレットは、縁談をもちかけられる。
だが、その相手は怠惰商人の悪名をもつ大手武器商社の社長――ムロ=ヴァルルカであった。
当然破綻するはずの縁談であったが、ソニアとムロは新型守護龍《バハムート》の協同開発という大きな商談も結んでいたため、一ヶ月間二人は同棲を強いられてしまう。
だが、バハムートは二人に思わぬ未来をもたらす。
プロローグ
2018/07/16 11:29
(改)