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僕は妖怪黒髪ボッサなった。

作者: 七瀬

僕はある時、街を歩いていると......?

黒服の男に呼び止められる。

まったく知らない人だし何かした見覚えもない。

この男性はと思っていると...?


この黒服の男が名刺を僕に渡した。

『妖怪博物研究所』 と書かれていた。


何故? 僕なのだろう??


その黒服の男が僕と話をしたいからと言い、近くにあったカフェに入った。

僕はこの黒服の男が怪しいと思いながらもついて行った。


そして黒服の男が僕に話し出した。

『最近、どんな事をされていましたか?』

『いや...? 別に特に何かしたって言う事は?』

『昔から黒髪なのですか?』

『違いますよ~ これ白髪染めで染めてるんですよね。』

『黒髪にですか?』

『はい』

『あのう? こんな話がなんの役に立つんですか?』

『大丈夫! ちゃんと関係がある話なんですよ~』

『本当なんですか?』

『はい。それから最近、懐かしい人やお友達に会われましたか?』

『いえ、会ってませんけど...?』

『そうですか、もう少し、私の話に付き合ってください!』

『は.はい』

『シャンプーとトリートメントは何処のものですか?』

『○○ですけど...?』

『久しぶりにどうですか? 懐かしい人と会いたくありませんか?』

『まぁ、そうですね~ 会えるなら。』

『わかりました。会わせてあげますよ。』

『誰とですか?』

『それは! ナイショです。』

『......』



...という事で数日後、その懐かしい人に会いに行くことになった。

そこは研究所らしい場所で、この中でその人は働いているらしい。

誰なのか? 何の研究をしているのか?


気になる点は、たくさんあったが僕はその懐かしい人にどうしても

会いたいと言う気持ちが強くあった。


そして、研究所の中に入ると...? 待ち構えていたのは......。

僕が学生の時に付き合っていた、 『めいちゃん』だった。

僕は咄嗟に彼女にむかって言った。


『めいちゃん? 久しぶりだねぇ~ 元気だったの?』

『えぇ、久しぶりねぇ~ 河野君。』

『うん。なんか? 何にも変わってないねぇ~ めいちゃんは...

あの時のまんま本当に綺麗だよ。』

『そうかな? 少しは変わったのよ。』

『全然、変わってないって! 肌のハリとか? ホントなんにも!?』

『ありがとう。今日、河野君と会おうと思ったのはお願いがあるからなの。』

『お願い?』

『そうよ、私の研究に協力して欲しいの? 昔付き合っていた仲でしょ!』

『うんうんいいよ~ なになに?』

『これ? 飲んでくれない??』

『何これ? どす黒い液体みたいだけど...?』

『毛生え薬よ。』

『僕、剥げてないよ~』

『大丈夫! 問題はないわ~! それを飲むだけだから。』



めいちゃんはそう言うと...? 僕にそのどす黒い液体を渡してきた。

僕はめいちゃんを信じていた。


この時までは......。

僕はこの液体を飲んだ後、記憶を失くして憶えていない。

気が付くと...? 研究所のソファーで眠っていた。

そして、僕は研究所にあった鏡を見てビックリ!!!


髪の毛がボッサボッサに伸びていて、指には水かきがついている。

目が恐ろしく大きくつり目で、 『なんなんだ! これは!?』


それから数分後、めいちゃんが入ってきた。


『あら~? 起きたの?』

『何をしたんだよ~ これはいったいなんなんだ!?』

『妖怪黒髪ボッサよ! あなたは妖怪になったのよ~!』

『妖怪!?』

『そう、これはあなたへの復讐よ! 私をフッた復讐!!!』

『僕が!? めいちゃんをフッた? 何を言ってるんだよ~』

『あなたは覚えてないかもしれないけど? 私はあなたにフラれたのよ。

憶えてないの?』

『......』

『そうよね? 憶えてる訳がないよねぇ~ あなたは私を捨てたのよ~』

『すす.捨ててなんかないよ~』

『捨てたのよ。みんなの前で......。』

『あぁ!』

『思い出した? だからこれは復讐なのよ! あなたへの復讐』

『......』






そして僕は、『妖怪黒髪ボッサ』として生きる事になった。

死ぬまでこの姿として、寿命もあと8000年は生きるらしい。











































 




最後までお読みいただきありがとうございました。

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