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夏生詩集3

二月一日

作者: 夏生

きっと大丈夫

きっと助かる


救われて

疲弊したあの人たちの

顔が

容易く浮かんだ


二○一五年二月一日

砕かれた願い

砕かれた期待の

破片があちこちに

広がって


何故、も

叫びも

闇を被った

手には届かなかった

その証拠が

無慈悲な流れにのって

現れた


いたましい姿より

生きた痕跡を

あの人たちの思いを

掬おうとする手

言葉、眼差し

あふれて


時が経った


タイムラインは

何事もなかった顔で

流れて

ニュースは目の前と

周りと明日の天気で

いっぱいで


あの人たちの姿は

なかった













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