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詩*夜空へ*

星の声

作者: a i o

澄んだうたをうたえない僕らは

星の声に

耳をすませて


日常がつけたささくれと

この胸いっぱいのさみしさ


誰が見つめているのかも

分からない

共有された夜の中で

繰り返される瞬きは

誰からも

等しく遠くあって

君はいつだって

僕らを忘れていくんだろう


優しいうたをうたえない僕らは

星の声に

耳をすませて


等身大の孤独と

この瞳いっぱいの愛しさ


誰が満ち足りているのかも

分からない

補いあえない夜の中で

繰り返される瞬きは

誰からも

等しく遠くあって

君はいつだって

僕らを忘れていくんだろう



推し量るような

臆病な言葉の傍らに

本当は重ねたかった

想いがあって

誰が交わしそびれたのかも

分からない

すれ違う夜の中で

それでも

忘れることのできない僕らは


ただその延長線上に輝く

光に耳をそばだてている

































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― 新着の感想 ―
[一言] 「等しく遠くあって」のフレーズが好きです。 太陽の光が途切れている夜というのではなくて、宇宙空間の果てしない「闇」を想いました。
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