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ボーイズ&パンツァー

「親ビン! 遊びにきたぞ!!」


「え、今俺まだ仕事中なんだけど」


「フフフ、久しいな剣豪よ。時が来たようだ!」


「でた東久留米弟! 第二部初登場!」


「だがこのバカ弟の出番は今回この1文のみである」


「東久留米さん!!?」


じゃあなんで弟、登場したんだよ。




びにこん。。


第4話「中学生伝説」




「え、ホントに弟あの1文だけで出番終わり!? まじで何しに出だんだよ!!」


今回はちょっと昔のお話ですよ。





「アリアリアリアリアリアリィィィ!!!」


「や、やばい! あいつ朝鮮(あさせん)中学校の番長、金北(きむきた)・ジョン・運次郎(うんじろう)じゃあねぇか! やべぇよ!!」


二年前、S県は浦の和むような町。

の、とある路地裏。


ここで二つの中学校の不良同士がケンカを繰り広げていた。


朝鮮(あさせん)中学校と、山田中学校の二校だ。


朝鮮(あさせん)中のリーダーは金髪の厳ついサングラス野郎、ジョン。

で、その隣にいるのは、朝鮮(あさせん)中の参謀役の・・・


「な、なんで俺がこんな目に・・・」


1人不良同士のケンカの迫力に怯え、震えている朝鮮(あさせん)中参謀、


平壌大志である。


「平壌、敵の数が多い。このままでは消耗戦になる一方である」


震える平壌に拳を真っ赤に染めた(お昼に食べたオムライスのケチャップがついてるだけ)ジョンが歩み寄る。


「でだ、参謀よ。なにかこの横ばいに進むケンカに打開策を打ちたいのだが、何か策はないか?」


「え、えーっと・・・ですね」


平壌は考える。


・・・元はと言うと学校の休み時間、当時はやっていた戦略ゲーム「ファミ〇ンウォーズ」で平壌がそこそこに強いプレイで回りのクラスメートを圧倒していたのをジョンに見つかり、その戦略知識を買われほぼ強引に参謀にされたみたいな?


ちなみに平壌は不良ではない。むしろ地味ーズに入る部類である。ケンカの経験なんて0。


おまけにその時までジョンとは話した事も無かった。人としての種類が違ったし。


で、参謀にされたその日の放課後が今である。


「えーっと、基本は身近な都市を歩兵で素早く占領し、資金が溜まり次第軽戦車と戦闘ヘリを量産し、フィールド中央に撃って出るのがセオリー的な?」


「・・・? 平壌、キミは何を言っているんだ?」


「ああすみませんごめんなさい命だけはどうか!!」


「・・・よく分からんな。オレにも分かるように説明してくれ」


「えーっと・・・うーん・・・」


ジョンはサングラスをしているため表情が読めない。


平壌はひたすらガクガクブルブル。


こんな恐怖の中では何も思いつかない、そもそも考える事すらできない。


「・・・平壌」


「ああ待って!! ちょっと待って! 考えてる、考えてるから待って!」


「急げよ」


「アイアイサー!! だから命だけは!!」


平壌、既にもう限界近し。


目前では・・・


「殺せ! 山田中の野郎を一匹残らず殺せ!」


「佐々木と佐藤は裏から金属バット持って襲撃だ、いいな!?」


「田中の首、取ったぜ!!」


「怯むな! お国のために突撃ぃ!!」


「マシンガン装填完了!! ぶっ放すぜ!!」


「ヤバい、コサックダンスの国が協定破棄して北から襲ってきたぞ!!」


「うわぁ! ミサイルが飛んでくるぞ一旦退避ぃ!!」


「第一陸軍到着!! 戦車部隊投入します!」


「レーザー光線発射!!」


「・・・山田中なんぞに遅れを取るな、よしオレも戦おう! アリアリアリィィィ!!」


注意・これは中学生同士のただのケンカです。


「・・・帰りてぇ」


平壌少年15歳、中三の夏・・・





次回に続く。


「え!? 続くの!?」


「どうでもいいけどこれ、アタシと親ビンの関係を知る話なんだぞ!」


「の割にはまだお前出てきてないけど!?」


「もうコンビニ関係ないですね先輩」






もっとこう、ギャグが書きたい・・・

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