びにこん。。
「あ、今日から・・・ば、バイトでお世話になります・・・そ、その・・・あ、海賀海人と申します・・・よろしくお願いします・・・」
「え、なに!? 最終回だよ今回!? なのに新キャラ登場なん!!?」
びにこん。。
第22話「平壌先輩」
「って事で、今日から新人さんが来てます。指導役は先輩です。では、頑張って下さい」
「まてぃ東久留米さん! 何なの!? 今回最終回なんだよ!」
前回、グダグダ店長お別れ会を早々に済ませ、今回こそ感動の最終回を目指していたのだが・・・
「しかもまだ雪芽の伏線とか、東久留米家問題とか、回収してないフラグてんこ盛りでの幕引きって言うのに、さらにフラグ作ってどうすんだよ!!」
「あらあら・・・掘り出しますね先輩」
「掘り出さざるを得ないんだよ!!」
で、一方の新人、海賀くんはと言うと・・・
「・・・・・・」
がっちガチに緊張して、無言。直立不動。
「・・・先輩、とりあえずよろしくです。じゃ」
「待て待て東! お前逃げるな! さらなる伏線作っておいて1人逃げるな!」
「うるさいです平壌」
「なっ!!?」
「じゃ」
「ぉ・・・ぉぃ・・・」
「・・・って事で・・・えーっと、平壌って言います。よろしくね」
「は、ひゃい!!」
「海賀くん、男のひゃいはキモい」
「・・・はい」
とりあえず、まずは緊張をほぐす。
「えっと・・・じゃあ、海賀くんって、なんか好きなモノってある?」
「す、好きなモノですきゃ?」
「うん、好きなモノ。あときゃもキモい」
「好きなモノ・・・そうですね・・・」
「なんでもいいよ?」
「うーん・・・絶対領域とか?」
「・・・ん?」
フリーズ イン ザ マイ脳内
「だから絶対領域です。あの魅惑のチラリズム」
「・・・えーっと、それはつまる所の、超能力的なアレ? この領域に入ったものはもれなく死・・・的な漫画的な」
「ぶっちゃけ足です」
「お、おう・・・?」
なんだコイツは。
かなり強いぞコイツ。
「あと、ニーソの痕とかも好きです。あの凸凹に吸い込まれます」
「・・・あ、そんなん?」
「あと膝の裏・・・かな? 超キスしたいです」
「・・・はぁ?」
「あ、今までの全て女子の足、って事で。そこのところ間違えないように」
「・・・はい」
ドヤ顔だった。
何こいつ? もしかして店長の後釜狙ってんの?(キャラ的な意味で)
「って事で、平壌先輩! ご指導ご鞭撻、よろしくお願いします」
「えー・・・何かもう嫌だ・・・」
それから数年後。
「海賀店長、お客様からのクレームが来ております」
「そうか・・・内容は?」
「はい、なんでも本部の営業部長の東久留米部長が前回視察に来た時、連れの平壌エリアマネージャーが店内でお客様とぶつかったらしく、で、そのお客様がぶつかった拍子に尻餅ついて手首骨折したと・・・」
「そうか・・・」
「ど、どうします店長・・・?」
「うむ・・・どうしようね?」
「・・・は?」
「それ、全部あのクソ先輩の平壌のせいなんでしょ? なら全て本部任せでいいよ」
「は、はぁ・・・」
「さて、あのクソ先輩の首はいつまでもつのかな?」
そして、海賀は笑う。
「ざまぁみろ、ぴょっみゃん!!(噛んだ)」
「・・・・・・」
「あっはっはあああああぁっぁぁぁぁはははははははっははは!!」
びにこん。。
の、その後・・・・・・
平壌大志
高校卒業後、進学就職共に失敗し、あのコンビニの社員になる。
しかしそれも失敗続きで、のちにリストラ。
29歳で生活保護を受けるホームレスに。
その後の彼を知る者はいない・・・
東久留米あさひ
高校卒業後、平壌同様、あのコンビニ会社の社員になる。
そのたぐいまれなるコミュニケーション能力がさらに開花し、それが営業にも効果を発揮。すぐに本部役員昇格。
その後、運命の人と出会い結婚、寿退社。
子供2人を授かり、幸せな生活を送っている。
東久留米ゆうひ
高校卒業と同時にアメリカの難関大学に合格。単身アメリカに渡り、勉学に勤しんでいる。
大人になっても中二病は治らず、しかもエロキャラ付属により、もう素晴らしい人間に育った。
30を迎えるころには魔法学の勉強も始め、身体共に魔法使いになったとか。
姉とは大人になっても犬猿の仲。
開城雪芽
中学でボクシングに目覚める。
高校、大学共に体育科で学び、今ではそこそこ名の知れたボクサーに。
最近の夢は女子ボクシングの全国大会優勝。
暇を見つけては行方不明の親ビンを探し、日本中をうろうろしているんだとか。
東久留米ひので
弱い者を守るために司法試験を経て弁護士になる。
そして過去の一件からとある女性と交友関係を持ち、いまではボクサーになった彼女の1ファンとして、休日はほぼボクシング観戦に費やしている。
また姉と仲の悪い兄が滅多に日本に帰って来ないため、たまに渡米しては兄と会っていろいろお世話しているんだとか。
海賀海人
あのコンビニの店長になる。
最近コンビニの周りに大手のコンビニが出来、売上低迷が深刻化。
打開策に悩んでいる。
またちょっと前に平壌と何かあったらしく、最近では恨みがヤバい。
「やぁ読者のみんな。前回感動の退社した元店長だよ。
びにこん。。ここまでご愛読頂き、感謝するよ。
今回でびにこん。。は『一旦』幕引きさ、悲しいけどね。
そして次回はおまけ回。
これがある意味本当の最終回さ。
次回は12月31日掲載。
お楽しみにね」




