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第三十話◆:ニアホーム・クエストⅡ

第三十話

ニアホーム・クエスト ~じーじがやばい~


セーブデータが壊れました。



――――――――



→最初からはじめる。


勇者の名前→零一。生活力、なくはない。経済力、ない。家、ない。


ニア「こうなったら最終手段だ。裏技をつかう」

零一「え、そんなのあるのかよ……知らなかったぜ。というか、それをさっさとやれよ」

ニア「これ、ニアじゃなくて零一じゃないと効果がないって言われたから結局零一がいないと駄目だ」

零一「そうか、んじゃ、どうやればニアの爺さんは助かるんだよ」

 ニアと零一は裏庭へと移動した。

零一「お、獅子脅しがあるな……」

ニア「ここを押して……」

 精霊のマイクが姿を現した。

零一「お、すげぇ……」

ニア「これ、零一の声しか認識できないってじーじが言っていたぞ」

零一「お前の爺さん、何者だよ…」

ニア「それで、合言葉を叫ぶと地下のじーじ部屋に続く階段が現れる」

零一「その合言葉ってなんだよ」

ニア「いっぱいとお父さんをこうごに十回ずつ言っていけって」

零一「……は、そんな意味不明なのでいいのかよ……いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん、いっぱい、お父さん」

 零一は呪文を唱えた。


ご、ごごごごごごご……



じーじ「ふぅ、何とか助かったわい」



 零一はじーじを助けることに成功した。



――――――――



「ともかく、ニアの爺さんが怪我もしていなくて何よりだ」

「ふむぅ、若造、お前さんは一度も間違えることなく言い切ってしまったんじゃろ」

「ああ、勿論だ」

 あの程度なら誰でもいえるのではないだろうか。

「残念じゃのう、たまにあれを言っている者は『おっぱい』とか『伊藤さん』といってしまう輩がいるんじゃよ」

「……」

 そんなのが目的だったのか。この爺さん、やはり普通の人間として扱ったら駄目みたいだな。

「じゃが、助けてもらったことに変わりはない。礼を言うよ、ありがとう」

「え、ああ、いえいえ。友達の爺さんが困っていたんだから助けるのは当然だ」

「ほほ、このご時勢になかなかおらん若造じゃな」

 ニアはトイレに行ったのかここにはいなかったりする。

「それで、若造……お前さん、本当にニアの友達かぁ」

 細目が見開き、俺を見据える。

「え、も、勿論だ。友達だが……えっと、もしかして家のほうじゃ友達じゃないとか言われているのかな……俺」

「最初はな、変な奴につけられたとニアがわしらに告げたからなぁ……消そうかと思っていたんじゃよ」

 今、さらりと怖い台詞が出てきた気がしてならない。

「ま、杞憂に終わって蓋を開けてみたら友人じゃ。ニアはのう、以前も警官を一人病院送りにしてしまったからの……」

「……」

 どれだけ強いんだよ、ニア。

「あの子は強くなりたいと願っておるが、それは一つの夢じゃ。わしらの夢はニアが幸せに、笑ってくれておればそれでよい。若造、もし、お前がニアを一度でも泣かせてしまったそのときは………お前に次の日はないぞ」

 気がついたら背後に爺さんがいて、俺の喉元にクナイが押し付けられていた。

「……あ、あのさ、前々から思っていたんだが……ここって忍者の一家なのかよ」

「ほっほっほ、おもしろい事をいう若造じゃな。忍者など当の昔に滅んでしまったわ」

 そういって爺さんは姿を消した。俺は思うのだ、やっぱりここは本当に忍者の家系で、忍者屋敷なのではなかろうかと。

「零一、ほら、見ろ……忍者の格好だぞ。男ってこういうのが好きなんだろう」

「うん、ニア……今の俺にそんなの見せ付けないでくれ……」

 ここはいたって普通の世界だよな。うん、常識がちゃんと通用するような……そんな、そんな世界なんだよなぁ……。

 誰に尋ねればいいのかわからなかったが、ニアは今日一日が楽しかったらしい。露出の多い忍者服を俺が帰るまでずっと着ていた。何でも、がんばったご褒美だそうだ。でも、正直…目のやり場に困って仕方がなかった。


第三十回目、更新です。いやぁ、ここまで長かった…と、冗談はそのぐらいにして今回の後書き、行ってみましょうかっ(すでにこの時点でエラーがどうとかで一度やり直し喰らっています)。さて、今回の話はどうだったでしょう。今後も可能な限り更新していきますのでたまに見ていただけると嬉しいです。それではまた次回。二月五日金曜日、二十二時十九分雨月。

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