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第百五話◆:朱莉編:追跡癖の二人

第百五話

 今年はいきなり暑さが寒さになったわけなのだが、コタツはまだ出ていなかったりする。だって、まだまだ外を歩けば落ち葉が通過し、木枯らしも通過するのだ。おこたにみかんはまだ早いだろう。

 そんな事を考えている俺の隣には朱莉がいる。ノートを見ながら歩いているのだ……なんともまぁ、器用なことが出来るものだな。以前、本を読みながら歩いていたら立っていたポールで男のあそこを殴打した記憶がある俺には怖くて出来なかったりする。

「で、今日は何をしないといけないんだよ」

「とある女性の一週間をまとめます」

「はぁ、何だそれ……」

「仕事です。私情は挟まないでお願いしますね」

「はいはい」

 正直、そんな事は仕方ないのだがこれも何か事情があるということなのだろう。それならば仕方がない。やりたくない仕事があったとしても、それをやらないといけないのだろう。どうせ、十一月は暇なのだからいいだろう。

 そういった理由で、俺は朱莉について回っているのだからな。

 ああ、なんだか無駄なことなのかもしれないが何かにつけて仕事仕事と……放課後は最近振り回されっぱなしである。

「駅前のゲームセンターに行きましょう」

「駅前の喫茶店に行きましょう」

「映画を見に行きましょう」

「図書館に行きましょう」

「零一君の部屋で色々と調査について聞きたいことがあります」

 最後のは忙しかったので断ったのだがなんだか色々と危ない気がした……いや、気のせいならいいんだけどな。



―――――――



 今回、ターゲッティングされていた人物はなんと、驚いた事に我が高校の生徒であった。これならば昼間は基本的に学校にいるために見失うということが無い。放課後は部活に入っているようでその部室へと向かうので俺たち二人もばれないように向かった。

「……『告白部』か……どんな奴が入るんだろうな」

「告白したい人が入るんじゃないんですかねぇ。まぁ、あたしには必要ないですけど」

「何で」

「そりゃあ、いつだって告白する勇気がありますから」

「ふぅん、まぁ、それはいいとして……」

 そんな部活がここにあったなんてな。小屋のような建物の中にどんな連中がひしめいているのやら……

 窓の外近くまで歩いていって覗き込む。

「あれ、満もいるじゃねぇか」

「……」

 朱莉は何も言わずにその光景を見ていた。そして、ノートに何かを書き込む。満のほか十人ほど人がいたがどれもこれも、頭を下げたり、土下座したりと……なんだか下手に出ているような告白方法だ。

 練習が終わり、一人の生徒の前に綺麗に整列する。

「彼女は欲しいかぁっ」

「「「マム・イエス・マム」」」

 部長と思しき人物が今回、俺らの追いかけている女子生徒である。

「わたしは女だぁっ、彼氏が欲しいっ」

「「「マム・イエス・マム」」」

「……」

 この人たちは何をやっているのだろう。詳しく理解するにはちょっと難しそうだ。もし、生まれ変わりがあるのなら一回生まれ変わらないとわからないかもしれないな。いや、意外と一回じゃ足りないのかもしれないな。

「よし、今日は解散っ」

 その後、ようやく解散した。まぁ、世の中には理解できない世界に住んでいる人たちもいるのだから人それぞれなのだろう。

 満達にばれないように隠れ、目的の女性が出てくるのを待つ。だが、なかなか姿を現さないために首をかしげていると満たちが小さくなった頃にようやく現れた。

「……何してるんだろ、あれ」

 隠れるようにして満の後を追いかけていた。

「しっ、早く追いかけますよ」

「ああ」

 校門を出た後、迷う事無く満の後を追いかけていた。そして、学校近くにある公衆電話の中に入ると何処かに電話をかけ始める。

「……ありゃ、あの電話番号は満の電話番号じゃねぇか」

 どうやら、満が出たときに切っているようだ。顔を真っ赤にして慌てて受話器を置いているからすぐにわかる。

 そういえば最近、いたずら電話が増えたって言っていたっけな……

「なぁ、朱莉」

「何ですか」

「もしかして、今回の依頼主は……満か」

「ご名答です」

「……なぁ、今回の仕事は降ろさせてもらっていいか」

「ええ、構いませんよ」

 珍しく、朱莉が俺をはずしてくれたのである。そういう理由で、俺はあの女性がいまだに満のことを追いかけ続けているのかどうかはわからないが……満の話によるとこの前、路地裏から女がいきなり抱きついてきたという眉唾な話を聞いた。きっと、女に餓えすぎてとうとう妄想を張り巡らせる性格になってしまったのだろう。


PCモニタとゲーム機をつなげ終わりました。最初、一生懸命電源を押していたのですが表示されなかったので失敗したのかとあせりましたがただ単に入力モードがきちんとなっていなかったんですね。驚きました。今日はバイトは休んでちょっと行かなくてはいけないところがあるのです。そういうわけで、朝から小説を書くということは出来なかったりします。ううん、結構いいネタが思いついているのでさっさと形にしてみたいんですけどね。こればっかりはどうも……サルベージといっては何ですがファンタシースタポータブル2にまたはまりました。おかげで小説執筆がはかどっていないという緊急事態に……よくないぞぉ、これは。今日は帰ってきて掃除をして、小説を書かないといけません。それでは、また次回お会いしましょう。三月二十九日月曜、七時五十六分雨月。

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