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第肆拾話 青の集会

「すみません、お待たせしました。それで用事と言うのはなんですか?」


富士宮に手招きされ、其方に向かった隼は今回の物とは違う別の集会についての説明を受けた。


「君達は若手だし、業務を増やしては負担になると控えていたのだが。伝統上、青い羽織を持つ者や夜間の運び屋を集めた定例集会を現実でも此方でも開いているんだ。そんな気構える必要もないがな。情報共有の為にも顔見せだけはして欲しい。案内するよ」


此処とは別の場所でもう一つ、夜間の運び屋達が会議を行うようだ。

隼達が先程居たのは、表。大広間のある場所であり集会は勿論。事務的業務を行う場所である。


『中途半端な作りだが、この先は私の居住する場所となっている。その抜けた先に、もう一つ仲間が集まれる場所があってな。そこに待機してもらってる。富士宮、廊下を渡る際に鈴を鳴らしてもらえるか?それが私が来たという合図になる』


「はっ、かしこまりました」


富士宮に指示をする朝風に対して、否定的な意見を持ったのが隼と瑞穂だった。


「咲耶さんだけ狡いです。俺にもやらせてください。2つあるから片方良いですよね?」


「えぇ!?私も神社の鈴みたいで面白そうだなって思ったのに!」


何故か、咲羅や剣城も時代劇の世界に入り込めたと思ったのか乗り気のようで、2人を置いて4人でじゃんけんをし初めてしまった。

その様子を見て、朝風は笑い。富士宮は冷や汗を掻いていた。


『はっ、はっ、はっ!面白い若造達だ。ほら、2人ずつに分かれなさい。そうそう、どっちが大きな音を鳴らせるか勝負しようか?』


それぞれ配置に付き、鈴を鳴らすと足音が聞こえてくる。

それは直様止み、今度は着物や衣服の擦れる音が聞こえてくる。この先に人がいるのは明白なようだ。


「殿、折角の晴れ舞台がこんなのでよろしいのですか?皆の者、殿が参られた!お出迎えを!」


富士宮が目の前の襖を開けると廊下の両端で出迎える運び屋達の姿があった。


『出迎えご苦労。集会はこの先で行う。皆の者、ついて参れ』


朝風を先頭にゾロゾロと後方で運び屋達が動き出す。

隼は側にいた剣城と一緒に会話をしながら後方で見守っているようだった。


「俺の母さんなら、こんな事出来ないな。絶対途中で我慢出来なくなって。庭でカエルと会話してそうだ」


「まぁ、生産的ではないのには同意する。古典的な社会構図だな。旭さんが会議を好まないのがこれを見て良く分かった気がする。こう言うのは一度きりに限るな、本当に。しかし、隼と話せた事は思ったより有益だったかもしれない。今回の件、どう思う?白鷹から話は聞いた。あの殿様は真っ黒だな、確実に」


「...まぁ、この場で言う事でもないだろうけど。実は剣城の羽織は本物が作ったんだ。俺は洛陽であの人が生地を買っているのを見た。それだけは伝えておきたくて」


全ての事を打ち明ける訳にも行かないが、それだけでも剣城に伝えられたらと隼は小声でそう呟いていた。

すると剣城は不敵な笑みを浮かべていた。


「なら、安心だ。事前に何か仕掛けられてたら対処不可能だしな。まずはこの羽織の安全が保証されただけ、マシだと思うしかないか」


「いや、あの。自分で言うのもなんだけど俺を疑ったりしないのか?それに曖昧な発言をされて不快になったりとか?」


「そうでもないぞ、俺達ならある程度可能性は探し出せるからな。言わない事もまた、重要な手がかりだ。なんだ?隼はあれだけ実力があるのにメンタルは弱いんだな。その内、希輝に出し抜かれるぞ。あの甘い物を見た時の幸せそうな顔を見てみろ。支えて持ち上げたくなる」


2人の特殊な関係性に隼は何となく理解しながらも、半分は疑問に溢れていた。


「俺が言うのもなんだけど、希輝はエースって格じゃないだろう?どちらかと言うと、ムードメイカーに近い気がする。それにお前達2人の方が、なんでも出来るだろう?それでもか?」


「それでもだ。大事なのは実力や能力じゃないんだよ。俺達が欲しいのは心の安心感だ。何より、有能な俺達を仲間としてちゃんと扱ってくれる。活かしてくれる女性を俺達はずっと求めてた。それが希輝や浅間先輩ってだけだ。あの人達はどの女性よりも賢い。唯一無二の存在だ」


その時、隼は比良坂町の人口。男女比を思い出した。

剣城が言いたいのは、運び屋ではなく。町全体で考えた時。

男性よりも女性の方が2倍以上多い土地柄故に、男性を宝物として扱い。箱入り息子のように外に出さない選択肢を取るか?

その反対に女性が男性を自分の所有物として扱うか?

極端な二極化状態となっている事に剣城は嫌気をさしていたようだ。


その根本的な原因は人魚による被害だが、今回の件も踏まえると戦争による男性不足も合わさっているように思える。


実際、剣城や勿論。白鷹も男児として大切に育てられたが知能や能力があってもそれ以上の事を周囲から求められる事はなかった。生かせる場所が無いに等しかったのだ。

知能が高い彼らはその事に危機感を抱いていた。


女性の多い社会で知能が高い男性は阻害され、悪目立ちする可能性があるからだ。

相手のプライドを傷つけ、愛想がないと言われるが、だとしても家業の関係上仕方がない部分も大きい。

隼も確かに、女性の多い音楽界にいた事があるのでその気持ちや苦労は理解出来る。


「確かに、アンバランスな世界で何事もないように。当たり前のように接してくれる存在は大切だ。希輝は2人がどれだけ優秀でも態度を変えたり、不機嫌になったりしないだろう。寧ろ、自分の事のように喜びそうだ」


「そうだろう?希輝は少なくとも俺達にとっては紛れもなく輝きだ。それが、俺達の絆の根本と言っても良い。そう言う存在を俺達は支えたいんだ。エースにしてやりたい。誰よりも輝いてる彼女を」


「希輝は幸せ者だな。そう言うメンバーに出会えて。俺も支えてもらう立場として、それなりの戦果を挙げてきたつもりだけど。まだ、未完成な部分が多くて。全力を出せてないんだ」


それを聞くと剣城は目を見開いた。

他のメンバーが先に廊下を抜け大広間で座布団の上にそれぞれ向かう間。彼と隼だけが残されていた。


「あ、あれで未完成なのか?本当に?」


「詳しい事はまた現実で調べないとどうにもならないけど。少なくとも、自分の能力と血統が噛み合っていないんだ。剣城だってそうだろう?現実と今の自分は違う訳だし」


「...確かに。俺が夜間にしかも越後に行けるって普通に考えて可笑しいからな。でも、以前より寧ろ動けてる気もするんだ。あの、オーロラを夜間に見に行った時も長時間出歩くのは不味いだろうと思いつつ探索してたからな。割と昔から冬場は得意なんだ。暑いのは逆に苦手でな。初めて小坂に言った時も着込み過ぎてて体調が悪くなった。上着を脱いだら幾分かマシになったけどな」


「俺と一緒だな。俺も幼い頃から冬場は得意で父さんに湯たんぽ代わりにされてて。元々、肆区の人だから陸奥の冬に耐えられなくて子供の俺を抱きしめて寝てたんだ。父さんだから許したけど、母さんだったら絶対に許さないと思う」


そんな雑談をしていると富士宮から呼び出しを受け、2人は大広間の中へと足を踏み入れた。


『ほら、そこのお若いの。良い席なら今のうちよ。全く、皆奥の下座に座りよって』


朝風を中心として、コの字形に座布団が置かれているのだが富士宮の隣は勿論。両端の席にも瑞穂と咲羅がいるのみで、曙や武曲、五曜は彼らから遠い下座に座っている。


隼は富士宮の隣を見て、こう話しかけた。


「咲耶さん。俺、此処座っても良いですか?No.3は俺と言う事で」


「なんで親子共々、私の隣に座りたがるんだ。全く。好きにしなさい。座って構わないよ」


許可を得た、隼は彼女の隣に座るようだ。

剣城はその反対側にいる瑞穂と咲羅の間に挟まるように座るようだった。

そのあとの事だ。普段は爽やかかつ、勇敢な武曲が顔を青ざめながら手をあげる。発言権が欲しいと言う事なのだろう。


「待ちなさい、武曲。集会の進行は私だ。そんなに急かさずとも良いではないか?何か申す事でもあるのか?」


その富士宮の問いかけに便乗するように隼も口を開く。


「珍しいですね。武曲さんがそんな顔をするなんて。普段はもっと凛々しい人なのに」


「俺だって常にそうありたいさ。ただ、今はちょっと出来そうにないというだけだ。実は此処らへんで聞き込みをしていた時に時計店の近くで殿のドッペルゲンガーを見つけて。そのあとを追跡したら、近くの劇場に入って行く所を見たんだ」


「あーあ、武曲。貴方、死んだわね。ご愁傷様。ドッペルゲンガーは2度見ると他人であっても助からないのよ」


五曜の冷徹な言葉に武曲は不安気な、何処か凍りついたような表情をする。それを慰めたのが近くにいた曙だった。


「まぁまぁ、他人の空似の可能性もあるし。別によく知らない人でも、後ろ姿とか髪の色、身体の特徴が何処か一致したらそう言う風に見えるもんだよ。先入観があっても可笑しくないだろうし」


「そうだな。因みに、殿は一昨日。時計店や劇場に行かれていましたか?」


確認の為にも彼は朝風にそう問いかけるが彼は首を横に振った。


『良いや、行っとらんよ?不思議な事もあるもんだ。武曲も余り思い詰めるなよ。そう言われても気になるだろうが』


「...はい。確かに、お顔は殿に見えましたけど。服装が違いましたし。勝手にそう見えたのかもしれません」


それを聞いて、隼と富士宮は小声で話をしているようだった。


「咲耶さん、多分ですけど...」


「あぁ、武曲の見たものは本物だ。まさかドッペルゲンガーと呼ばれるとは思わなかったが。これを機に外出を控えてもらわなくては」


『そこの2人、何をこそこそ話している?』


近くにいた事も相まって、朝風に注意を受けた2人だが隼は無表情で悪びれる事もなく嘘を吐いた。


「話の邪魔をしないでください。咲耶さん、今度劇場に行ってオーケストラのコンサートを見に行きましょう。それか、ピアノかチェロがあれば俺が演奏します。俺、狙ってるのがあるので出来たらその楽器を買って欲しいです。おねだりしても良いですか?」


その会話に富士宮は苦笑しながらもノリ良く付き合ってくれるようだ。


「まぁ、確かに若い子が楽器を買うのは金銭的に苦しい物があるな。ただ、私では相場が分からんからな。大体幾らするんだ?」


「そうだな...最高級のチェロで30億くらいですかね?多分、ヴァイオリンの方が有名だと思いますけどそれも20億だったと思います」


容赦のない金額の提示に周囲は堪えるような笑いをしていたが、言われた富士宮本人は思ったよりケロッとしているようだった。


「あぁ、そんな物なのか。もっと高い物かと思ってた。しかしだな、隼。30億はないだろう?20億に留めておきなさい。それに私ではヴァイオリンとチェロの違いも分からん」


「大丈夫ですよ、咲耶さん。一応、基礎の演奏方法は同じ弦楽器なので一緒ですから。父さんと仲の良いチェロ奏者の方に3日間、指導をしてもらって完璧にマスターしましたから。ヴァイオリンも同じ日数で出来ると思います。どうでしょう?俺に投資してみませんか?」


珍しく目を輝せ、まるでセールストークをする隼は何処か胡散臭い。それまでに必死と言う事なのだろう。

それを聞いていた剣城は彼にこう提言した。

押してダメなら引いてみろ作戦を指示したのだ。


「隼、此処は潔く諦めたらどうだ?彼女も20億が限界だと言ってるんだ。ここで次にするべき行動は見えてるだろう?」


そう言うと、隼は悲しげな表情を浮かべ涙を拭うような仕草をした。


「すみません、咲耶さん。貴女なら出してくれるって。俺、完全に信用しきってました。その楽器に似合う男になってから出直してきます」


そんな隼に対して、揶揄うのが楽しくなって来たのか?

五曜もその話に乗るようだ。


「あーあ、隼。可哀想に。富士宮さんに見捨てられちゃうなんて。あれだけ可愛がられてたのにね。富士宮の女って本当に怖いわ」


「なんだこの、タチの悪いホストクラブは。行った事もないが。まぁ、考えておくよ。私も冷徹ではないからな」


「ありがとうございます。咲耶さん」


先程の表情はなんだったのか?いつも通り、無表情の彼に戻ったようだった。

その話に周囲は飲み込まれ、朝風の問いかけは打ち消された。

隼の狙いは元々、話の腰を折る事だったのだろうと剣城は推測し別の話題に切り替えた。


「先程の集会でも議題に上がっていたんだが、越後付近の海岸に奇妙なオーロラを見つけたんだ。玄人の殿もご存知ないようで、何も手がかりが掴めていない。何かそれに関する噂話を聞いた事はないか?本当に些細な事でも構わない。何か、きっかけになるような物が欲しい」


その話を聞き、曙は嬉しそうにこう発言した。


「手がかりになるかわからねぇが、オラが知ってるのはカメラに撮影しようにもその写真の中にオーロラが映らない事ぐらいだな」


「いやっ、それは思っている以上に重要な手がかりだぞ。出来した、曙。しかし、そうなると実物ではない。目の錯覚の可能性もあるか。いずれにせよ、私達が共通して見えている事に不信感を覚えるが」


「集団幻覚って言ったらこの夢も当てはまりますよね?俺達に夢を見せた誰かが、同じようにオーロラを使用した。殿、調査の為にもどうか貴方が持つ花紋鏡を貸してもらえませんか?確か、御三家由来の貴方なら所持している筈ですよね?」


確かに写真機同様、真実を照らし出す花紋鏡であれば真相も掴めるだろう。

しかし、その言葉に朝風はいきなり大声で捲し立てるようにこう言った。


『ならん!...済まん。花紋鏡は三種の神器の一つ。それが外に漏れる事はあってはならんのだ。破損すれば変えが効かぬ。済まぬが、外に持ち歩くのは控えてもらいたい』


集会が終わると、その真偽を確かめる為。

本物の朝風に隼と富士宮は会いに行った。


「なんじゃ、そんな事を言われたのか?どうせ、虚言じゃろ。偽物なのだから、三種の神器など持っておらぬわ。元々、鏡の部分は写真機と一緒のガラスを使用してる。だから割れたとしても複製可能じゃ。一点物ではない」


「そうなのですか、これでなんとか彼奴を追い詰める事が出来そうですね。剣城に感謝しなければ。...所で隼?君は何をやってるんだ?」


まるで子供のように花紋鏡を除いているようで、現実の朝風や富士宮と鏡の中にいる人物達を交互に見つめていた。

何か違和感があるのか?彼は首を傾げていた。


「どうした、隼?鏡を凝視して?好みの女子でもおったのか?」


「あ...いやっ。えっと、なんて言ったら良いんですかね?これ、貴方の好みとか勝手に反映してませんよね?」


「殿!そうやって鏡で映した女性の裸でも見ようと言う魂胆だったのですね。ならば、此処で血飛沫が待っても致し方...」


富士宮が傍らに置いていた刀を抜こうとした時、隼が「待って!」といきなり声をあげた。

そして、いきなり鏡に向かって誰かと会話をするように頷いている。


そう、隼の見つめる先には黒い長髪と反対の白い瞳を持つ女性がいた。

朝風の傍らにおり、頬紅と口紅で化粧をし。

桜の季節に合わせて、その柄の着物を来ている。

まるで、結婚式のお色直しのようだと隼は思ったようだ。

小町が結婚式は女性の憧れだと度々口にしていたのも影響しているのだろう。


そんな女性は隼に向かって、何かを語りかけるように口を開いているようだった。


「“連れて来て”って誰を?」


「隼?君は誰と話しをしているんだ?」


富士宮の声に耳を傾ける事なく、隼は彼女の口元に集中していた。


「“道化師”ピエロって事か?何処に?...橋の下って。あっ」


そのあと、城の主と同じく。不機嫌な顔をされ、朝風に鏡を取り上げられてしまった。


「これは元々、ワシの物じゃ。返してもらう。全く、誰と会話しておったんだか」


鏡の中に現れた、謎の女性。朝風の傍らにいると言う事は彼に縁のある人物なのだろう。

彼女の助言が生かされるのは、少し先の話になりそうだ。


《解説》

今回は光莉と隼がピアノを習っていたり、作中でもチェロという単語が出て来たのでそれと新幹線の繋がりについてご紹介したいと思います。

と、言っても作者は音楽はど素人なので聞けても演奏は出来ないんですが、新幹線の停車駅で音楽に関わる場所と言えば静岡県の浜松市ですよね。ピアノの名産地としても有名です。

他にも音楽の町と言う事で様々な楽器のシェアを誇っています。


「ひかり」「こだま」は浜松駅に止まるのでピアノの習っていたり、奥さんがその講師をしているという設定です。


「はやぶさ」は先代になりますが、同じく浜松駅に停車しますね。

それと同じくチェロが出て来ましたが、これは岩手県出身の童話作家である宮沢賢治に由来します。

彼はチェロの演奏経験があり、作品の一つにそれを題材とした「セロ弾きのゴーシュ」というものがあります。

花巻市出身と言う事で新花巻駅の近くに彼の記念館があり、彼のチェロと共に親愛していた妹のヴァイオリンが展示されています。

3日間でマスターしたと隼が言っていましたが、実際に宮沢賢治もチェロを習う為に楽士の元に3日間通ったと言われています。賢治本人は拙い演奏だったそうですが、天才肌の隼ならこなしてしまいそうですね。


作者、楽器の値段はウソツカナイ。シャーロック・ホームズで彼が愛用していた事で有名なストラディバリウスのヴァイオリンが実際に20億するそうですね。

でも、実際に持ってたら絶対に生きた心地がしないでしょうね。盗難とか家に置いててもセキュリティ面で苦労しそうだなと思いました。


・ドッペルゲンガーについてですが、日本ですと羅生門で有名な芥川龍之介が帝国劇場と銀座でそれぞれ見たというエピソードがあるので参考にさせて頂きました。

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