第参拾参話 瑞風
16歳、この年齢は瑞稀もそうだが他の令嬢にとっても大切な年齢だ。
何故かと問われれば、家柄にもよるがこの歳で社交界デビューを果たし、未来の結婚相手を決めるからである。
御三家の養子として迎えられた瑞稀の立場というのは、曖昧と言わざるを得ないが、社交界を好んでいた逢磨は同性の気を許せる仲に恵まれればと前向きに捉えていたようだ。
しかし、医者からのストップがかかるのも明白だった。
「申し訳ありません。最善は尽くしているのですが、どれだけ治療を行っても声が出る予兆は感じられませんでした。おそらく、ストレスによるものだと思いますが。新しい環境にお嬢様をお連れになる事は精神的な負担にも関わりますし、控えた方がよろしいかと」
「...そうですか。先生の仰る事に従うのが今はいいのでしょうな」
今まで学校にも通えず、家庭教師からの教育を受けてきた瑞稀を逢磨は不安に思っていた。
新しい環境は社交会もそうだが、学校などの彼女の未来を閉ざしてしまう事でもある。
そんな暗い表情を見て、瑞稀は彼からもらった深緑の手帳に一言「ごめんなさい」と書いていた。
「お前が謝る事ではない。元々、仕方のない事だったんだ。我儘を言えば、年頃の令嬢達のように学校へ行き、仲の良い友人達に囲まれて欲しいと。瑞稀なら、社交会の華と周囲から注目されるだろう。そんなお前を私は見てみたかった」
その言葉には純粋に娘の成長を望む、親心が詰まっていた。
瑞稀としても、何か前に進むきっかけが欲しいなと思っていた。
そんな時であった。タスクからある手紙を受け取ったのだ。
「貴女にね、この手紙を書いた子の友達になって欲しいの。素性は話せないんだけど、きっと仲良くなれると思うわ」
失声症に苦しみ養父も普段は不在で、孤独の身だった瑞稀にとってこれは希望の光だった。
最近では逢磨も時期会長候補の推薦や選挙で多忙を極めていると話を聞いてる。
急に後継者候補が行方不明になってしまったからだ。
20歳を迎えた瑞稀は深層の令嬢として、風間邸で日々を過ごしていた。そんな時、手紙である文を見つけた。
文通相手は17歳を迎え、親の許しも得て来月社交界デビューを果たすと。
出来る事なら、勇気や助言が欲しいと書いてあった。
しかし、そう言った経験のない瑞稀では安直な励ましをする事にしか出来ないと悟ったようだ。
それと同時に文通相手に対する劣等感や嫉妬の感情が渦巻いていたのが正直な話だった。
自分も平穏な暮らしをしていれば、逢磨の願いを叶え親孝行の一つや二つでも出来ていたのだろうと考えていたからだ。
しかし淡い期待も同時に抱えており、もしかしたら社交会を通じてこの文通相手に会えるのではないか?と考えたようだ。
その事を早速、御堂に伝えて見る事にした。
そしてその声は協会にいた、彼にも届く事になる。
「逢魔会長、ご自宅の方からお電話です。御堂さんという方から」
秘書をしていた富士宮も行方不明となり、その席には現会長である節子の母の姿があった。
元々、御三家の当主という事もあり会長の座に相応しく逢磨が多忙な時や出張時は会長代理として仕事を請け負う機会もあった。
当時から協会の幹事もしており、次期会長候補の1人でもあったが彼女自身は多忙である彼を傍らで見ていて苦労が絶えないと消極的な考えを持っていたようだ。
と言うのも、彼女が代理を勤めた仕事の中にはあまりにも重要な決断や判断を求められる事が多く。
言ってしまえばとバッチリを喰らう事が多かったという。
であれば、武曲や五曜など未来ある若者にと思っていたようだがそんな2人も行方不明となり。
この時点で彼女は嫌な予感がしていたという。
実際に彼女が就任して早々、節子が弐区へ行こうとしたり大規模な火災に巻き込まれるなど比良坂町が大きく動き出したのだから彼女の治世は過去も今も未来も波瀾万丈なのである。
「あぁ、ありがとう。もしもし、私だ。何かあったのか?」
「旦那様、お忙しい所申し訳ありません。実はご相談がありまして」
「御堂、済まないが今日も帰れそうにない。会長選挙も中止になってしまったしな。後継者や仕事の引き継ぎが出来ていない。本家でも同じ事は言えるが。今夜も戸締りは厳重に頼むぞ。仕事が片付いたら、帰宅してもらって構わない」
「それは勿論。ですが、瑞稀お嬢様がなんや急に来月の社交界に行きたいと申しまして。旦那様も多忙だと言ったんですが、だったらお1人でも向かうと。お嬢様も成人されましたし、内心では焦っておられるのやもしれません。そのお気持ちだけでもどうか留めて欲しいと旦那様にご報告をと思いまして」
御堂の話を聴きながら、今月のスケジュールや書類の山から逆算し1日の仕事量を考えているようだった。
連日、このような同じ状態が続くだろうがそれでも愛娘の晴れ舞台を側で見守りたいという思いが彼にはあった。
「瑞稀がそう言ったのだな?なら、気持ちが変わらぬ内に行動した方がいいだろう。必ず、時間を作る。彼女にもそう伝えておいてくれ」
「旦那様!ありがとうございます!ほんまにありがとうございます!」
来月、以前プレゼントされたピンクのドレスに身を包む瑞稀の姿があった。
逢磨にエスコートされ、会場に向かう姿を周囲の男性達は見惚れているようだった。
その視線は瑞稀にも届くが怯えており、さらに彼に近づいているようだった。
「怖がるな、瑞稀。皆、驚いているんだ。突然、お前のような天使が現れたのだから。何処の令嬢なのか?と皆噂している。誇らしい気分だ」
その言葉に瑞稀は安心感を覚え、周囲を見渡している。
もしかしたら、何処かに自分の文通相手がいるのではないか?と淡い期待を持っていた。
しかし、自分よりも年下の女性という特徴以外は分からずそう言った女性達の輪に入りたくとも瑞稀には不可能に近かった。
「済まない、瑞稀。連日の職務で疲れていてな。休ませてくれないか?」
少し時間が達つと、高齢なのは勿論。多忙を極めていた逢磨の申し出に瑞稀は胸が苦しくなった。
勿論、それ以上に時間を作ってくれた事には感謝しているのだが、自分は何も恩返しが出来ていないと瑞稀は彼を近くのソファに座らせ、自身は飲み物と料理を取りに行った。
「ご機嫌様。風間逢磨様ですよね?ご活躍は聞いております。其方のお嬢様の名前をお聞きしたいのですが...」
他の令息から声をかけられているのだが、それを他所に瑞稀は取ってきた料理を逢磨の口元に運ぼうとする。
「やめなさい、瑞稀。こんな所で。少し休めばいいだけの話だ」
ある意味、彼女の名前を聞く事が出来たのだが周囲は騒然とし逢磨に年の離れた愛人が出来たのではないか?と噂まで広がってしまった。
しかし、その夕凪の天使に見惚れた男性も多く。
その無口な態度が逆にミステリアスで高飛車な令嬢よりも好感が持てると縁談話まで持ち上がっていた。
連日、風間邸にはそのお見合い写真が送られていた。
「瑞稀は元々、美しい天使だが思っている以上に評判が良くてな。縁談相手には医師や町の外に土地を持っている者もいるらしい。...瑞稀、どうだろうか?正直言って、病が治るきっかけも予兆も掴めていない。そんな中でお前を嫁に出すというのも気が引けるが。美しいうちに華のあるうちに女性の幸せをとも思っている。理解ある夫の元で治療をし、自然豊かな場所で穏やかな生活を送る。これもまた、お前の幸せなのかもしれないと私は考えているんだ」
まだ、はっきりとした答えがない。出せない中で本心を告げられた瑞稀は一度、チラリと見合い相手の写真を見た。
いつかは、こうなる事も予想していた。
親子としての関係もなくなってしまうとそう思っていた。
これもまた、自分なりの親孝行であるとも思っていた。
「分かっている。1番苦しい思いをしているのはお前だ。出来る事ならお前の口から本心を聞きたいとそう願っているが現状それが出来ない。こう言う選択肢がある事も一つ考えておきなさい」
その言葉に瑞稀は寂しげながらも素直に頷き、彼の書斎からでた。
そのあと、御堂に暗い顔を見られ気分をあげる為にある手伝いを頼まれたのだ。
「丁度、リビングとお嬢様のお部屋に飾る写真を選んでまして。この湖なんてどうです?あぁ、ここの森林もええな。空気も良さそう。こんな環境ですし、息が詰まるでしょう?外の写真でも飾りましょか?」
アルバムの中には代々、家で保管されている貴重な写真が収められている。
その中で瑞稀は寺社仏閣に興味があるのか?そう言った写真を選んでいた。
「えぇですね、流石は瑞稀お嬢様。侘び寂びも分かるなんて素敵ですわ。あれっ?この写真、誰やろ?」
御堂が指差す写真には1人の男性がいた。
他の写真と同じく白黒の為、どのような髪や瞳の色をしているのかは分からないが、そんな詳細な情報がなくとも瑞稀の胸に刺さるほどには好みの男性だった。
直感的にこの人と結婚したいと思うほどに惚れ込んでいる様子で頬を赤く染めていた。
「ん?どうした、瑞稀?」
逢磨の元に行き、写真の彼を指差す。
すると衝撃の言葉を告げられた。
「こんな写真がまだ残っていたのか。私の昔の写真だ。この時は遊び惚けていてな。風来坊やら黄昏の貴公子と呼ばれていたよ。実際、この勾玉を使い好き放題していたからな」
そう言いながら逢磨は隠すように首にぶら下げていた勾玉を彼女に見せた。
この時だ。彼女が自分の気持ちに気づいたのは。
今自分のすべき事は医者や地主の妻になる事ではない。
彼の側にいる事であると。
再度、書斎から出てこの写真を心にしまうように大事にもつと直ぐに行動を開始した。
「本当なのか、御堂!?瑞稀が会話したと言うのは!?」
「はい、ですが。様子が可笑しいというか最早別人のようで」
なんとか、時期会長も決まり一息ついた頃。
御堂の連絡により、帰宅していた彼は衝撃の光景を目撃する。
リビングのソファに足を組みながら座り、まるで我が家のようにくつろぐ貴公子がいた。
それを見た逢磨は直感的に瑞稀が見染めた相手を連れて来たのかと思ったようだ。
その涼しげな目元で見つめられ、二度頷いているようだ。
「ふむ...深緑のスーツ。良い趣味をしている。その側にある天使の羽根を模した取っ手の杖。私と同じものだな」
「仕込み杖です。中には貴方同様にサーベルが。お帰りなさいませ、お養父様」
相対した2人はまるで実の親子のようだと正体を知る御堂は思った。
若き貴公子は余裕のある表情で、黄昏の貴公子はその相手を値踏みするような視線を送っていた。
「この私をお養父様とは笑わせる。なんだ?娘を貰いたいとでも言いに来たのか?」
「ははっ、面白い事を仰る。私が欲しいのは黄昏の名。次期風間家当主の座です。その勾玉も私に渡してもらう。此処の伝統は良く知っている。決闘により、挑戦者が勝てば家督を譲ると。これは私なりの覚悟です」
「ほぅ?随分と図々しい若者だ。相対して早々、家督を譲れと?面白い、娘はそれからと言う事か。良いだろう、受けてたつ。この風間逢磨がお相手しよう」
2人の掛け合いに御堂は動揺するものの、2人は屋敷の中庭へと行ってしまった。
彼女が到着すると、もう既に決闘は始まっているようだった。
「黄昏時、私に相応しい時間だ。この時間が私の物になるのか?それとも、貴様の物になるのか?一発勝負だ!全力で行かせてもらう!」
【コード:081 承認完了 百鬼夜行を起動します】
15年前、ならず者30名を一瞬にして蹴散らした【百鬼夜行】の再来だ。
これを見た目の前の貴公子は当時と同じ反応を見せた。
「...綺麗だ」
「あかん!瑞稀お嬢様!はよ、逃げてください!」
必死になる御堂を見て、逢磨は目の前の正体に気づいたようだ。
「瑞稀なのか!?どうして私に決闘を!?いや、そんな事はどうでもいい!!その場から逃げなさい!お前では防げない!」
しかし、2人の必死な声とは裏腹に瑞稀は優雅に一礼した。
それはまるで舞台俳優のようであった。
「ショウタイム!!」
【コード:087 承認完了 小桜韋威大鎧を起動します】
「なっ!?」
古の神社にあると言われる、最強の鎧。
それが瑞稀を包み込み、百鬼夜行ですら恐怖し退いて行く。
解除後も瑞稀は一礼し、まるで一つの演目が終わったかのように鮮やかな戦いぶりをみせた。
逢磨は唖然とし、その場を動けずにいた。
「認めない」「認めたくない」そんな気持ちが先行していた。
まだ、瑞稀の婚約者にでも負けたほうが自分でも納得の行く物であると思ったようだ。
しかし、そうではない。
顔が近づくに連れて、夕凪の天使と黄昏の貴公子の面影が重なる。
良く見れば、その涼しい目元と小さな泣きぼくろは彼女の物と同一のものであった。
「どうしてだ...どうしてだ?瑞稀。私では父親として不甲斐なかったか?」
なぜ、家督を相続したいのか?彼には様々な憶測があった。
その一つが逢磨が口にするように、多忙を極めた結果。
父親として彼女に寄り添う事が出来なかった事による報復、反逆であるとおもったようだ。
「いいえ、寧ろその逆です。私はお養父様との日々を生きがいとしておりました。きっかけは確かに喜ばしい事ではありません。ですが、貴方に会えた事は私にとってかけがえのない宝物です。今回、以前お養父様が申されていた通り、自分の口で自分の気持ちを聞いて頂きたいと思い。このような姿でお会いしました」
「...では、私の為に善意で家督を相続したいと言う事だな?正直言って、思いもしなかった。お前のような儚く、美しい令嬢がこのような姿で私の目の前にいるのだから。貴公子か。昔の自分を見ているようだな」
「当たり前です。お若い頃の写真を見て、貴方に扮したのですから。私はずっと昔から何者かになりたかった。貴女の娘に、医者や地主の妻になろうとも思った時もあります。ですが、自分の本心はもっと曖昧で形にならない物でした。でも、貴方に親孝行がしたい。恩を返したい。そう思いながら生きて来ました。そう思った時、貴方を超える事。貴方の後継者、黄昏の名を受け継ぐ存在になりたいと思ったのです」
「なるほど、正に黄昏だな。曖昧で答えのない存在。私達らしい。瑞稀、私の指導は厳しいぞ。御三家の当主となる事がどれだけ名誉であり重圧か。それを教えてやる」
「勿論、覚悟は出来ております。ですが、私の元には祝福の風。瑞風がやってくるのです。それが私の追い風となってくれる。黄昏の不気味な夕暮れの先に天使の祝福の風が吹く。今もそう、ラッパの鳴る音が聞こえます」
確かに夜も近づき、周囲には心地の良い穏やか風が流れる。
その様子に逢磨は鼻で笑っていた。
「私には悲しい風にしか感じないがな。お前がそう言うのならそうなんだろう。...はぁ、まだ動けると思ったが私もお終いか。随分とあっけなかったな。約束通り、これをお前に預ける。風間瑞稀、お前こそ黄昏の名を継ぐ後継者だ」
彼は首にかけていた勾玉を彼女に渡す。
それを大事そうに握りしめていた。
「有り難き、お言葉。先代の名に恥じぬ活躍をお約束いたします。所でお養父様、お願いがありまして。長年、趣き深い屋敷で過ごしておりましたのでもうそろそろ、リフォームと新しい家具の新調をと考えていたのです。当主はこの私ですから、私好みに作り替えても宜しいですよね?」
「もう新調するのか!確かに門前の天使像も長年そのままであったな。片方だけ頭がない状態だった。ご近所からは、異国であれば高値で売れるだろうと言われていたが。そんなに陰湿な屋敷だったか?」
実は逢磨が主だった頃の風間邸は全体的に陰湿で暗い雰囲気を放っており幽霊屋敷のようだと言われていた。
現在いる中庭も草木が大茂り花が枯れている状態となっている。
「お父様がいつもお使いになってる客室や書斎はそのままにしておきますから」
「ふんっ、生意気な新当主だ。私のベットを占領していたのは他でもないお前だろう。あの頃の天使とは見る影もない。しかし、まぁ。親孝行と言うのは得てしてそうなのだろうな。瑞稀、お前は生きているだけで立派に子としての役目を果たしている。それだけは確実に言える。例え、黄昏時であったとしてもな」
その後、逢磨は当主の座を瑞稀に託し自身は以前から行方不明となっていた仲間を探す旅に出ることにしたのだった。
「美しいな。瑞稀は親を亡くしたショックで長年失語症に苦しんでいた。だから、この姿では黙りこくったままでな。まともに会話した事が私でさえ殆どない。あの姿になってからはこんなにも饒舌に喋る子だと驚いたよ」
「...」
確かに、そのあとも瑞稀は口を開く事はなかった。
しかし、突然糸か切れたように子供のように逢磨に抱きつき涙を流しているようだった。
「どうした、瑞稀。そうかそうか、怖い思いをしたな。安心しなさい、私は此処にいるから。お前の側にいる。約束だ」
するとどうだろうか?その言葉を聞き、瑞稀は自分でも驚いた表情をしながら喉を触っている。
「...あ。...あ。お...とう...さま」
「「瑞稀さん!!」」
節子と亘は嬉しそうに彼女の元へと駆け寄る。
逢磨も15年ぶりに彼女の声を聞きホッと胸を撫で下ろしたようだ。
「良かった。本当に良かった。お前の声が戻って。では、また夕凪の天使の姿に戻るのだな」
「いいえ、お養父様。私はこれからも黄昏の貴公子で居続けます。だって、その方が面白いでしょう?」
瑞稀はクスリと笑いながら逢磨の顔を見つめる。
彼は虚を突かれた顔をしていた。
「な、ななっ!夕凪の天使が嫌だと申すか!?」
「いいえ、そうではありません。天使は無数にいれど、黄昏の名を受け継ぐ事が出来るのは私しかおりませんから。それに、お養父様はいつも私に勇気をくれる。背を押してくれる。そんな貴方の素晴らしさを私が身をもって伝えたい。そう思います」
瑞稀は彼の手を取り、優しく微笑む。
その姿はやはり彼にとって天使に見えるようだ。
「...う、うむ。そう言うのであれば、仕方ないな。まぁ、あの姿も悪くない。まだまだ若く、貫禄が足りないように見えるがな」
「申し訳ありません。精進致します」
そのあと、瑞稀は元の貴公子の姿に戻った。
逢磨はやはり認めたくないという気持ちが強いようだが、本心では彼女の成長を喜んでいるようで3人が会話する姿を見てこう言った。
「瑞風か...お前はまさに言葉通りの存在だな。皆にこの私にも祝福の風を届けてくれる。私の後継者として、存在するお前を誇りに思うよ」




