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夢に焦がれて夢乱す。

作者: 甘味処 雨

言葉を交わすだけで

こんなに私は乱れるのに、

あなたに触れるこの指が

その接面にだけ血が通う。


生きる意味を問われたなら

あなたなんだと格好つける。

寸分の類いなくそう言えたなら


私はこうして生まれてこない。

その悩むことこそ改めて噛み締めることを

許されたゆとりと言うものか。


毒があっても手を伸ばし、

棘があっても伸ばし続ける。


腕に無数の傷を刻みながら

これが生きることだと強がって、

夜空にあなたを思い出す。


蛍と、向日葵と、ワンピース。

傍らに想うことくらいは

許されるだろうか。


淡い甘味の文字を紡いで

日にちただただ数えてる。


吐き出す煙の行く先の暗い夜空は

たったひとつの蜘蛛の糸

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― 新着の感想 ―
[一言] 印象的なタイトルに惹かれて読ませて頂きました。 「あなた」の正体は焦がれるひとなのか、それとも夢そのものなのか、読み手によってそれぞれ視える世界は様々なように思います。 蛍と向日葵とワンピー…
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