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お父さんとジョウシ

 こんな話を聞いた。


 同僚のSが小さかった頃の話だ。


「大変な仕事があるからお父さんをしばらく借りるね」


 Sにそう告げたのは、Sの父親とたまに顔を会わせている〈ジョウシ〉という男だった。

 ジョウシはSの父親に厳しく、会う度に怒鳴りつけていたが、Sに対してはいつも優しかった。


「Sくん、ドラえもんとカオナシ、どっちがいい?」


 DVDでも買ってくれるのかと思ったSは、嬉々として「ドラえもん!」と答えた。


 1ヶ月後に帰ってきた父親の手を見ると、そこには親指しかなかった。

 いや確かにたまに親指あるけども!

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