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おばさん

作者: 夕凪

私はおばさんにならないと思っていた。


勘違いして欲しくないが、歳を取らないと思っていたわけじゃない。


ただ、自分が歳を取ってもおばさんと呼ばれるとは思っていなかっただけだ。


なんせ自分より少し歳の低い大学生からもよくお姉さんと呼ばれて親しまれていたくらいだ。


それに自分に自信があった。


自分で言うのもなんだが見た目にも気を使っている。


毎日のスキンケアはもちろん、化粧も欠かさずにしていた。


おばさんと呼ばれたくないからとかでは無く、ただ自分が綺麗にみられたいからだ。


だから自分の見た目に自信があった。


「おばさんこんにちわ!」


小学生からの挨拶だった。


一瞬誰の事を言っているのかわからなくなるが、小学生が私を見つめているのを見てわかった。


あぁ、この子達から見たらおばさんなんだろうなと。


まぁ、この子達から見て私がおばさんでも関係ない。


挨拶は返した。しっかりと返した。にこやかに返した。

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