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恋する気持ち

プルルル…プルルル…プルルル…。

電話がなっている。


「はい。あっ!ごはんですか?うーん…ちょっと待ってもらってもいいですか」


ピッ。


保留ボタンを押して一度受話器をおく。


「紗世。部屋にごはんを持ってきてもいいですかって。どうする?食べられる?」

顔まですっぽり布団をかぶっていた愛しい彼女がチラッと顔をのぞかせる。

「お腹すいてない…なんか胸がいっぱいで。ごめんなさい」

そしてまた布団の中に顔をかくす。


「あっ。すいません…。少し時間をズラしてもらってもいいですか?1時間にもってきてください。それとミルク粥をつけてください。ええ」

一通りやりとりを終えると電話を切り、新藤がベッドに腰をおろす。

「紗世。いつまで隠れてるの?でておいで」

「だって…恥ずかしい…」

「もっと顔見せて…紗世の顔みたい」

「バカ…」

「やっとでてきてくれたね。1時間後にごはんがくるから。少しでもいいから一緒に食べよう。ごはん食べ終わったら散歩でもいこうか」

「うん」


穏やかな時間が流れていく。こんなに心地よい時間の流れがあったって初めて知った。


「胸がいっぱいでごはん食べれないって思ったけどやっぱりお腹すいた。お料理楽しみだな」

「お姫さまのために最高の料理を用意しましたから。期待してて」

恋の始まりはいつだってすごく楽しい。世界がかわったように華やいだように見える。

そして終わりはものすごく哀しい。世界が色あせてしまうから…。


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