第8話 記憶チート!(しかありません)
主人公がなんとか生きられるようにしないと…
セルカは今後の構想を練っていた
(やっぱり母さんは、全属性使えたか…)
ということは、元の世界の知識で魔法をうまく改良できるだろうな…
火、水、雷、風、光、錬金術だったか。
ものを作るんだったら、錬金術や水や火が有効か。どの程度の力を生み出せるか気になるし、今度聞いてみよう。
うまくいけば、小遣い稼ぎもできるかもしれない。
料理とか…。作るのが大変かもなぁ
電池とか…。でもこの村じゃ使いにくいか。
神都で公表すれば、うまく稼げるだろう。
「母さん!今度、山に遊びに行こ!」
「う、うん、いいわよ!」
昨日のできごとが脳裏にあるのか、喋り方がぎこちない。
少しは自重するべきだったかなぁ。
魔法ならどんなことができるだろうか?
(水の沸騰は…できるよな。
水素や酸素の生成は…たぶんできるな…
窒素のみ、酸素のみを操ることは?
難しいだろうけど、できたらやばいな…)
山に遊びに行った時に聞いてみるとするか。
「フッフッフ…」
(なんかセルカが子供っぽくない笑みを浮かべてる…!?)
コルカは怯えていた。
主人公の命はコルカにかかっている…!