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物理学者と平行世界  作者: 音無深空
第3章 いざ神都へ
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第7話 娘は神

母さん(コルカ)視点です

今まであまり喋ってこなかった娘がいきなり喋った


「母さん、母さんは何の魔法を使えるの?」


今まで一文字ぐらいしか話してなかったと思うんだけど!?


「ひ、火の魔法が使えるよ」

嘘はついてない。


「他にも魔法を使えるんじゃないの?」

もうすぐ2歳になる娘が食いついてきた。


(なんで…ここまで人を見抜く力があるのかしら…、そもそもここまで話せる子だったかしら)


「どうしてそう思うの?」

「料理に使うくらいコントロールできるなら、他の魔法もある程度は使えると思って」

「…」

「それに本をいっぱい持ってるし、お金がなくなっちゃうようなこともまだないし、母さんって元々貴族なんじゃないの?」


子供ってここまで頭がいいもんだっけ?

いや、この子は特別なんだ。

たぶん、神様のイタズラとか気まぐれとかなんだろう。


「よく分かったね…。私は元々、神都の魔法使いでね。全ての属性の魔法を使えたんだ。神都に魔物が侵入しないように警備してたんだよ。ボルドともそこで会ってね。」

「母さん」

「なあに?セルカ。」

「私、旅に出ようと思うの。」

「えっ?」

「できる限り早く」

「えっ??」

「神都に行く」


娘は神都に行きたいらしい。娘は神様だったりするのだろうか?

「なんで神都に行きたいの?」

「これから5年後に災害が起こる。」

「えっ!!?」

娘はまじで神様なのか。


「助けてあげたいから、神都に行って、王様に説得する。」

「うん、いいよ」

なんかよく分かんなくなってきた…


「ありがとう!母さん。」


ただ、娘の笑顔が眩しかった。女神だった。


その日、私はずっと混乱していた。

第1話にて

陸「oh my god!」

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