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物理学者と平行世界  作者: 音無深空
第3章 いざ神都へ
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第6話 セルカと天災

主人公、不憫。

異世界に転生しました。

じゃあ魔法を使おう!


残念、魔法を使えない体でした。

悲しい…。


その後も何度か挑戦したが、ダメだった。

泣ける。


「セルカ、食欲ないけど大丈夫?」

母さんが心配そうに聞いてくる。


ショックで泣きそう。

きっと、ある程度成長しないと魔法は使えないんだよね。きっとそうだよね…



「うーん、やっぱりカタツムリはまだ早いかぁ…」


まじか!?これカタツムリだったの!?どうりでいつもより念入りに焼いてあると思った!

ってか何食わしてるんだ!?


その日は一日中、食欲が無かった。

カタツムリのせいで。



その3ヶ月後、だいぶ寒くなってきた時期。

事件が起きた


「あれは何だ!?」

「神の怒りだ!」

「死ぬのか…?」

「とてもきれいだけど…」


荷物をまとめている者

村中の武器を集めようと走る者

家にこもって出てこない者

ただ祈る者


村が喧騒で満ちていた。


「セルカ、あれは光鳥ひかりどりって言って、人が多く亡くなると見えるのよ。きっとどこかで大勢の人が亡くなったのね…。」

と、母さんは言う。



そこに見えたのは流れ星だった。



それは流星雨や流星嵐と呼ぶのにふさわしきものだった。


この世界の、この国にとっての流れ星は凶兆だった。

そしてそれは皮肉にも、異世界から来た自分にとっても凶兆・・だった。


空を覆うほどの流れ星。





この日、セルカは旅に出ることを決意した。

ヒロイン(過去形)も不憫。

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