第3話 魔法法:人災防止のため、6歳以下の子供に魔法の使い方を教えることを禁止します。
茶がうまい
月がある。
ということは、ここは元の世界とだいぶ似ているのでは?
つまり、まったく別の世界ではなく、となりの世界的な?
てか、生まれ変わっても人間だし。女の子に転生するとは思わなんだが…
元の世界に魔法がプラスされただけなのかな?
「こらー、ちゃんとご飯見てたべなさーい!」
母さんに怒られた。
母さんの名前はコルカで、父さんはすでに亡くなっているらしい。名前はボルドという名前だったそうだ。
今日の食事も芋だ、今日は魚と一緒にいただく。マヨネーズが欲しいところだが、味付けは塩のみのようだ。
流石に、豚肉や牛肉は普及してないらしい。
「ぬー」
言語はだいぶ覚えられたと思うが、あまり口が回らないので、てきとーに話すようにしている。
ただ、言葉を理解して行動して見せると、だいぶ驚くようだ。
面白いけど、少しは自重します。はい。
母親が自室に戻ると同時に、自分も入っていく。
魔法に関する本を読むためだ。
本棚の前に移動し、届かない本を読みたそうに見せる。
「この本を読みたいの?」
お母さんは5度目で、ようやく欲しい本を見せた。
「ぬ(肯定)」
「もし読むのに疲れちゃったら、置いといてね」
「ぬ」
あっさり了承してくれた。
本はだいぶ高価なものだよな…?
信頼されてるのか、お母さんが抜けてるのか…
さて、本を読んで分かったことは、
1.魔法は火の魔法、水の魔法、風の魔法、雷の魔法、光の魔法、錬金術が存在する
2.手のひらから魔法を使用することができる
3.魔法は、大気中のエネルギー(ムア)を使って使用する
4.魔法をイメージして、手のひらに力を集中させると使用できる。想像したいものを口に出すとよりイメージしやすい
5.六歳以下の子供には教えてはいけない(事故の防止のため)
我が母はのんきなものだ…
もうこれ魔法使えるんじゃないの?
明日あたり、魔法を試してみるとしよう。
ちなみに魔法とは、「ムア」というものを別のエネルギーに変えることらしい。
でも、
「回復手段とかどーすんの?」
絶賛!通信速度制限中!!