四天王
三つの部門のトップと会社社長の四人は〈四天王〉と呼ばれている。
なお余談だが、彼らのレプリカモンスターはまだダンジョン内に実装されてはいない。
しかしながら、トップ陣であるため、もちろんボス級の配置がなされる予定である。
〈統括部長〉
ダンジョンを生成した魔道士の代理として三つの部門をまとめ、滞りのない運営が行えるよう采配を振るっている。
簡単に言うと〈雇われの、ダンジョン運営会社社長〉であり、実質、一番の偉い人。
仕事場は〈社内〉にある。
ヴァンパイアロードの麗人・アリサが務めている。
なお、〈あろけーしょんせんたー〉内で用意されているレプリカはアリサのものではなく、先代のデータを利用したもの。
別世界にて吸血鬼族の名のある領主だった先代ヴァンパイアロードは、現在は後任のアリサに統括部長の座を譲り、自分の領地へと帰っている。
〈環境保全部門長〉
基本は社内にいる。
統括している部署(死神課など)の一部や活動場所が社内と隣接する別空間にあったり、ダンジョンに出て活動したりしているということもあって、結構色々な場所に顔を出す。
ダンジョンを生成した女神・灰色の魔道士が生み出した傀儡〈異なる者ども〉に意思を持たせた存在・ウィンチが務めている。
〈アイテム開発・管理部門長〉
社内と隣接する別空間にて城下町を治めており、その中心にある小さな城を居城としている。
開発業務は城下町で行われているが、配送や管理の一部は〈社内〉にて行われているため、普段は城下町にいるのだが、たまに〈社内〉にも顔を出す。
九尾の幼狐・天狐が務めている。
なお、〈あろけーしょんせんたー〉内で用意されているレプリカは、天狐の母親のデータを利用したもの。
天狐本人の妖力はすさまじいのだが、彼女は人間の年齢換算でいうとリアル幼女で色々と問題があるため、そのような措置が取られている。
〈あろけーしょんせんたー所長〉
社内と隣接する別空間にある〈いかにもSF〉な研究所に引きこもり、分析・研究・レプリカ製造などの監督をしている。
〈社内〉に顔を出すのは、四天王の定例会議やデータ収集で必要が生じた時くらい。
既に崩壊し消え去った超科学文明の遺跡から灰色の魔道士が持ち帰ってきた機械人形・ビットが務めている。