天狐
【 天狐 】
幼女の妖狐。
〈四天王〉の一人で、アイテム開発・管理部門長。
おみつという名のくノ一のお世話役を従え、開発業務の行われている〈城下町〉の中心にあるお城に住んでいる。
人間年齢でいうと五、六歳らしい。
元々は〈このダンジョンのある世界〉とは別の世界の住人。
地域神を務めている美しい妖狐の母と、ダンディーな父(何の妖怪かは不明)がいる。
両親は共に大妖怪。
度々里帰りしているようで、その度に父と一緒にお風呂に入っているとのこと。
生まれながらにして妖狐という特異な存在なうえ、両親揃って大妖怪という血筋のせいなのか、妖力を持て余し、ろくに術も使えず力のコントロールも出来ないまま九尾となってしまった。
このままではマズイと思った母親に「勉強してこい」と言われ、縁あって〈アイテム開発・管理部門長〉の座に就く。
なお、アイテム開発や〈城下町のある空間〉の維持は天狐の溢れかえる妖力でもって賄われている。
(ちなみに、普段は動きやすいようにと九尾を極太一本に纏めている。完全に消すことは出来ない)
そのように妖力消費を積極的に行っているため、力が暴走するということも無くなった。
おかげで安心して暮らせるようになったからということで、部門長の仕事をする傍らで、家庭教師が〈お勉強〉を見に来たり〈習い事〉などをしたりしている。
どうやら、英才教育を受けている模様。
〈おしゃまな女の子〉という感じの印象だが、駄々っ子で甘えん坊な一面もある。
言い慣れない英単語や普段使わないような言葉を使いたがる傾向がある。
お子様の例に漏れず〈ちょっぴり下品なもの〉や、取るに足りないくだらないもの、特撮・魔女っ子などを好む。
死神ちゃんのことを〈見た目が変化させられているだけで、本当はおっさんである〉と理解しているかは不明。
とりあえず〈同じくらいの女の子のお友達が出来た〉という認識である模様。
彼女の狐火は母親譲りの神力が篭っているため、死神が食らうと怪我をしてしまう。
好きなものは、ハンバーグと母の手作り稲荷寿司。それから、おみつとお友達。




