小花 薫
【 小花 薫 】
本作の主人公である〈死神ちゃん〉。
享年42歳。
童話〈赤ずきんちゃん〉の服装を黒くした感じの格好をした、ピンク髪・赤目の幼女。
しかしながら幼女なのは見た目だけであり、中身は中年のおっさん。
ダンジョン運営会社の〈環境保全部門・死神課・第三班〉に属する社員で、ダンジョンの死神罠として働いている。
幼女の見た目のせいで、よく変態冒険者に絡まれ、憂鬱な毎日を送っている。
転生前は〈死神〉の異名を持つ名うてのスナイプ専門の殺し屋で、ガチムチのコワモテ、渋ダンディーなおっさんだった。
どうやら一流すぎる腕前だったがために、それが災いして命を狙われ、殺されてしまった模様。
転生の儀式を受けた際に女神から「その〈名〉に相応しい死神に」と言われ、結果、本名が可愛らしかったせいで幼女の姿にされてしまった。
身体が幼女となってしまったせいで喜怒哀楽が激しくなりすぎ、まるで幼児のように驚いたり怒ったり泣いたりしてしまう。
そのため「〈凄腕スナイパー〉の面影がなくなってしまった」と、本人も一時期悩んでいた。
また、身体に合わせて体力も幼児化してしまったせいで疲れやすく、お昼寝が必要。
転生前、仕事の際には「東郷 十三」という名前を使っていた。
殺し屋をする前はとある組織の諜報員として活動していたため、本人曰く、潜入から拷問、口説きのテクニックなど様々なスキルが一流らしい。
一番得意なのは銃の扱いで、早撃ちもスナイプもお手の物だった。
なお、ダンジョン運営会社の社長であるアリサとは、生前、男女のお付き合いをしていた。
(ただし、お仕事上の付き合いで、目的達成後にはあっさりと彼女を殺害しているので、本当の恋人とは言い難い)
生い立ちや職務のせいで、生前は感情が壊れていた。
そのため、こちらの世界に来て性格矯正を受けた上に、感情が激しく動く幼女となったことで最初はかなり心労を抱えていた模様。
しかし、こちらの世界での経験を通じていろんな感情を覚えることにより、幸せになりたいと切望するようになる。
好きなものは、甘いものと筋肉(筋トレ)。




