文化祭 準備
文化祭まで後3週間となった今日、うちのクラスでも放課後や昼休みなどを使って本格的に準備をし始めていた。
そして今は昼休み。
「はい、女装する人達採寸するからこっち来て~」
小曾根さんが未来の変態達を呼んでいる。
僕も文化祭当日変態となるのか・・・・
「あ~んそこは、エッチ。・・・ボフ」
同じく当日女装する役の拓海は今生死をさまよっている。自業自得だ、うん。
「さぁ、次は陸井君の番ね。誰かさんみたいに変なこと言ったら、逝って貰うからね」
恐ろしいことを口にしながら小曾根さんがメジャーを引いて待っている。
「大丈夫だよ。」
この人は怒らしたら駄目な人だな、把握。
「うわ、ほっそ、ちゃんとご飯食べてる?」
僕のウエストを測った小曾根さんが驚きの声をあげている。
「あぁ、よく言われる。でもちゃんと食べてるよ人並みには。」
そうこの歳の男子の平均摂取量以上は食べている。
以前麗華さんにもこれについて・・・・・思いだしただけでも気の遠くなる罵倒を受け、それ以来以前よりも食べるようになった。結果に現れてないけど。
「うわー、羨ましい体質してるわ。何かむかつく」
「小曾根さんもスタイルいいじゃん」
「これは血と汗と涙の努力をしてるの!!!」
物凄い目つきで僕を睨んでくる
「そ、そうなんだ。ごめん」
「ちょっと、謝られると余計惨めになるって、女心が分かってないなぁ。そんなんじゃぁ女装なんて上手くいかないし、女子にもモテないぞ」
別に上手くいかなくても良いし、モテなくても・・・・少しはモテたいかな・・・・
「そ、そうかなぁ。努力するよ」
「うん、外見は良いんだから頑張って。」
外見を誉められたのなんて初めてだ。むしろ最近なんて・・・・・はあ
そんな風に話している間にいつのまにか採寸は終わった。
「ふう、やっと落ち着きましたね。」
僕は生徒会室にある極上のソファーに腰を下ろした。
各クラスで文化祭についての話し合いがあって以来、ここ生徒会室では自分達の企画の許可をもらいに来た人逹で賑わっていた。クラス企画、部活での企画、個人で企画したやつ、いろんな企画が舞い込んできた。その中にはどう考えても許可できないものがあり、それを言うと張り合ってくる人もいて・・・・・とにかく大変だった。それがやっと落ち着いてきたのだ。
「こんなので疲れていたら、これから先持たないわよ」
「う、頑張ります・・・」
「それで舞踏会についてなんだけど、これもそろそろ本格的に内容とかを決めないといけないと思って」
「そうですね。場所は体育館ですか?」
「う~ん、グラウンドか体育館で悩んでるんだけど、体育館で生徒全員踊れるかなと思って」
「あぁ少し難しいかもしれませんね。外の方がいいと思います。」
「それとコンテストみたいなものをやろうかと思うんだけど、皆で踊り始める前に」
「あぁ面白そうですね。それでベストカップルを決めるって言ったら参加者が結構来そう」
「ならコンテストをやるってことでいい?審査は生徒全員で投票にすればいいわね。それと早く舞踏会のポスタ一作って宣伝しないと」
「忙しくなりそうですね、でも皆さんちゃんと踊れますかね?」
「そんなの無理でも雰囲気を楽しむのよ。それにこういうことをやると決まって何人か目立つところで派手に踊るバカがいて盛り上がるものよ」
「あぁ、確かに」
1人やりそうな人に心当たりが・・・
それから流す曲や進行方法などを話しあって帰ることにした。




