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打ち上げ

「カンパーイ」


今日はテストが終わったということでクラスの皆で打ち上げをしようということになり、カラオケに来ている。


そして今、まだ来てない人もいるにはいるがだいたい揃ったので始めることにし、ドリンクバーでいれてきたドリンクを片手に皆で乾杯をしたところだ。



「それにしても、数学はムズすぎだったよなぁ」

「そうそう、時間足りねぇっつうの」

「え~私は数学はまぁまぁ出来たと思うけど、やっぱり現代文がなぁ。国語って本当に当ってるかどうかがハッキリ分かんないから不安になるんだよねぇ~」

「それ分かる~」

皆さん、テストの感想やらグチやらを沢山言い合っている。




キィーン

マイクの鳴る音がした

「えーえ一、あー、こほん。

 皆さんテスト期間中遊びたくても中々遊べなかったり、テストの感触があまり良くなかったりしてイライラしている人もいると思います。だからその思いをマイクと空気にぶつけて思いっきり歌っちゃいましょ一。そういうことで1番近藤拓海、歌います!」


「おぉーいけいけ~」

「フォーーー」

「頑張れ~」

拓海の言葉に部屋中から声援がとぶ

こういうの得意だよなあいつ


10数人で来ていて、順番に歌おうということになり、最初に歌った拓海から時計回りで歌っていくことになった。ちなみにこの順番だと拓海の右隣にいる僕は最後ということになる。そして早くもその順番が来てしまった。歌い始めてから大分経ったこともあり、皆のテンションは結構あがっている。ここで下手な歌を歌ったら、ハイテンションも手伝って皆から酷くからかわれるだろう。それは嫌だ。


僕は結構真剣に歌った。





「さて、歌も1周したしここらでゲームしよーぜー」

拓海が自分のバッグからトランプを取り出す。

この大人数でトランプ?ちょっと無理じゃないか?

「え~、今からマジカルバナナしまーす。んで負けた人はこの罰ゲームが書いてあるトランプを束の中から無作為に1枚引いてそこに書いてあった罰ゲームを受けるってことで。そこまでキツいのは入ってないから安心して。

それじゃ、最初の人決めるんでジャンケンして~」


定番といったら定番なゲームだな。でもなかなか盛り上がるんだよな、これが。

最初の人は僕の右隣りの人になった。ラッキー最初は難しいのはまずこない。


「マジカルバナナ、バナナといったら」

続いてくるのは多分黄色が食べ物かサルか甘いって言葉だろう。さぁ来い


「バナナと言ったらバショウ科」




「バショウカといったらバショウカ!?」

なんだそれ

「はい陽アウトー」

「アウトー」

僕は隣を見た。なるほどいかにも賢そうな人だ。少し意地悪そうに笑っている。

クソ、やられた

僕は罪ゲームコールのかかる中トランプを1枚ひいた

『好きな異性のタイプを言え』

なるほど、定番っちゃ定番だな


僕のタイプかぁ。そうだなぁ。

僕は考えるために目を瞑った。

そして瞼の裏に1人の女性が浮かんだ。

その人は意地悪そうに笑って長くて綺麗な黒髪を靡かしていた。

って何を考えているんだ僕は。あの人を思い浮かべるなんて。



「ほらぁ、早く言えよ」

周りから急かされる。

「そ、そうだなぁ。優しい人かな」

我ながら面白くない答えだ。

「なんだぁ、つまんねーなー」

ほっとけ。


これからしばらくこのゲームを続けたが僕の横にいた人のせいで僕は散々な目にあった。


クソ













「ただいまぁ」

はぁ疲れた

「おかえり。さっさと風呂入ってそのダレた顔をどうにかしてきて、気分が悪くなりそうだから」






「・・・・・はい」

確かに綺麗だけどこの人を思い浮かべるなんてどうかしてる。


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