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テスト

「だから、そこはこの式を使うんだって。早く形を覚えなさいって。何度言ったら分かるの?確かに人間の学問はあなたには難しいと思うけど、何度も同じこと言わせないで。」




「とっとと単語覚えなさいよ。何も出来ないじゃない。日本語も微妙なあなたに外国語は早いとは思うけど、定期テストに出てくる単語なんて授業で使ったものだけなんだから、授業中に覚えておきなさいよね。」



「あははは、何この古文の訳しかた。可笑しすぎる。あなた才能あるわよ。」



「はぁ、馬鹿だ馬鹿だと思っていたけど、ここまでだなんて。ごめんなさい。涙がでてきたわ。」









「・・・すみません」


本当にすみません。

受験終わって怠けすぎてました。

これからは死に物狂いで頑張るから、あまりひどいこと言わないで・・・・








麗華さんの説明はとても分かりやすかった。

それはもう本当に

でも問題を間違えるたびにくる罵倒が僕の精神を削っていく。


まぢで鬱になりそう。




でもまぁ良いことは無いこともない。

やっぱり勉強を教わるっていうことはそれなりに体と体が接近するわけで、はい。

思春期の男子には嬉しいイベントも少なからずある。


今となってはそんなことより、何とか自分の気持ちを折らないようにするのに必死でそんなことはあまり気にならないけどね。






あれ?

ここで1つ疑問を覚える。

麗華さんはここ数日僕につきっきりで勉強を教えている。



いつ勉強してるの?





「麗華さん。勉強を教えていただけるのは、嬉しいんですけど、自分の方は大丈夫なんですか?」


「あなたの様にテスト前になって騒ぎ出すような勉強は普段からしてないわ。」






そうですか










「では、始め」

遂にテスト初日が来た

テストは3日かけて行われる。




あれ?結構すんなりと解けるぞ?

今は数学なのだが、手が休むことなく働きつづけている。

その後の

英語も現代文も化学も世界史もその他いろんな教科で勉強の成果が見て取れた。




僕って天才?

テスト3日目が終わったときそう思った。

これはキツかったけど麗華さんのおかげだな

お礼しないと・・・何しよう?

何がいいか直接聞いてみようか?

いや、それは僕の身に危険が伴う可能性があるから駄目だ。何頼まれるか分かったもんじゃない










「ただいま」

「あぁ帰ってきたの?遅かったわね。テストで失敗して帰りづらかったの?」

「いやそういうわけではなくて、ちょっとこれを買いに・・・・」

僕は鞄の中から小包を取り出した。

「何それ?」

「えっと、お礼です。勉強を教えてもらった。おかけで良い成績が取れそうなので。」

「へぇ、やっぱりバカは忠実なのね。開けてもいい?」

「どうぞ」



小包みの中には小さな箱が入っていて、その中からシンプルなネックレスがでてきた。

恋人でもないのにこの手のものを贈るのもどうかと思ったけ、女性へのプレゼントって考えるとアクセサリーレが思いつかなかった

悪いかコンニャロー




「ありがとう。あなたにしては、良い物を選択したと思うわよ。たまに付けてあげる」

良かった。結構気に入ってくれたみたいだ。


「本当、ありがとうございました。」














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