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地獄

「麗華さーん、助けて下さ~い」

もう頼れるのはこの人しかない。


「何、小魚ア○モンドを食べた時袋の中に取り残された最後の1匹の小魚みたいな顔してるの。見てるこっちが惨めな気持でいっぱいになるじゃない」


どんな顔だよ・・・

って、それどころじゃない


「麗華さん勉強教えて下さい!!!!」

そう高校初のテストが来週に迫っていた。

しかし今の僕の学力はやばい。

どれくらいってナチュラルに余裕で欠点が取れるくらい


だから勉強ができると思われる麗華さんに教えてもらおうと思ったのだ


「はぁ、まぁテスト期間中はバイトが休みだからいいけど・・・」

「そ、それじゃあ」

「ただし、条件があるわ。」

「な、何でしょうか」

麗華さんが笑みを浮かべる

「最低でも成績が10位以内に入ることよ。

 できなかったら・・・・・」

「できなかったら?」

「そうね・・・一生私の隷になって貰おうかしら」

それは大変だ

今と対して変わらない気もするが

「う、わ、分かりました」

ん? 一生?て?

「一生って?」

つまり?

ちょっとした意地悪をする


あ~段々麗華さんの顔が赤くなってきましたねぇ

やっぱり、こういう麗華さんも可愛くていいなぁ

って、僕は変態か?

断じて違う

「そ、それは言葉の文よ。き、気にしないで」

「はあ」

「と、兎に角、風呂入ったら私の部屋に勉強道具持って来なさい。・・・・・しごいてやるわ」


しまった。麗華さんの機嫌を悪くしてしまった

「分かりました」
















次の日

「おはよう、陽」

拓海か?

「・・・アァ・・・オハヨウ」

「ん?どうした?元気ないぞ」

「・・・いろいろ、あってな・・・」

本当いろいろあった

はぁ~~

「そ、そうか。まぁ無理すんなよ。テストも近いし」

「・・・・あぁ」






キーンコーンカーンコーン

「終わった~」

終礼のチャイムが鳴りそういった声がクラス中で聞こえる



はぁ

もう、終わってしまった・・・

これから帰るのか




「陸井君、これから皆で勉強会しようってことになったんだけど、陸井君もどう?」

小曾根さんが誘ってきた

そうだなぁ

絶対こっちの方が天国だな

でも・・・・・


「ごめん。僕パス」

「そっか、分かった。じゃね」

「うん。また何かあったら誘って」



さぁ、帰るか

あの家に


今の僕のテーマソングは

ZA○Dの「負けないで」

だな・・・・・








はあ

僕は地獄へと通じる道に足を伸ばした

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