表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

第6話 戦乱

翌日。現在俺のいる第四地区は先日出された警戒警告より危険度の高いことを表す緊急警戒警告が出されている。

もう部屋の中にいても外で殴り合い等の音が聞こえるくらいだ。


実は昨日俺が戦った?ことになるだろう不良グループはその後金剛組のお偉いさんに報告。結果

金剛組、及び金剛組の傘下(通称金剛組合)が総力をあげて風紀委員会、いや天籟霤学園そのものを叩き潰すらしい。


そんなわけで緊急警戒警告が出されていて外には出れない。おまけに第四地区と第五地区は他の地区との行き来が出来なくなっている。つまり第四地区、第五地区の一般人は逃げられないわけだ。


「はぁ…」


ふと溜息をつく。そんなときだった。


ガシャン


窓が割れるような音がした。音のする方向を見ると、俺の部屋の窓が割れていて、石があった。


「この石か?ったく…」


そんな独り言をつぶやいた瞬間…


「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!」


外から悲鳴が聞こえた。俺は割れた窓から外を見た。そこには…


「なんだあいつは!?」


「一旦退避!身の安全を確保しろ!」


見るとそこには身体から炎を出す男の姿があった。


「何あれ?CG?最近の技術はすごいなあ」


そんなわけない?のか?あれは本物か?でも信じられない。あんなのが人間だって?


あれが人間なら俺達はなんなんだ?あいつらが人間じゃないんじゃないか?


ひとまず俺は寮から出た。そしてそいつの近くにいった。


「これ…CGですか?」


「………ふっ…」


何だこいつうぜえ。何様だお前。


「お前も…風紀委員会のまわし者か?」


「さーね?でも俺はお前が誰か知らないしな。」


「…俺か?名乗るほどのもんではないぜ…」


「?」


「金剛組組長…金剛努さ。」


「金剛組…?」


「ああ、そうさ。ところで…」


「?」


「お前は俺と同じ匂いがするが…やはりお前も…」


「俺?俺は普通の人間だぞ?お前みたいに火が使えるわけじゃないし」


「精霊使い(スピリットマスター)ではないのか…ふっ…」


「何だそのすぴりっとって?新しいタイプの厨二病か?」


「お前に放す必要はない。悪いが死んでもらう…」


「うわっ」


辺りを火が包む。


「あぶねーな、死んだらどうするんだよ!」


「?………生きている…何者…」


「ああ、その場所から俺を一旦空間移動させた。つってもほんの数mだけどな」


「超能力者?…か?」


「さあな?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ