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『是正録 第一項』
――『是正録』
我、全てを書き記す者。
是正録と呼ばれる存在なり。
汝、世界の理に従い、世界を是正せよ。
理を逸れし者、
女神の祝福により是正されたり。
運命に抗う者、
均衡を壊す存在なり。
全てを書き換え、
是正の贄となる。
星の巡り、
STELLAの血の行く末、
すでに記されたり。
――
頁は此処で途切れている。
「どういうこと? なぜ読めないの?」
「満足いたしましたか? 神聖な書物ですから、いくら貴方ともあろうお方でも、慎重に扱ってくださいね」
金に目が眩んだだけのただの老父が、デカイ口を叩くな。ああ、イライラする。




