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第7話 夜の訪問者はだいたい面倒

今日もよろしくお願いします( `・ω・´)ノ ヨロシクー


さっそくスタート

宿の外で、足音が止まった。

一人じゃない。

少なくとも三人。

重心の低い歩き方。

武器を持っている。

「……どうする?」

小声で女神に聞く。

「選択肢は三つ」

女神は指を立てる。

「逃げる。交渉する。迎撃する」

「普通は逃げだよね?」

「普通ならね。でも」

女神は俺を見る。

「あなた、もう気づいてるでしょ?」

ウィンドウが赤く点滅する。


危機直感:回避困難

「……詰んでる?」

「正確には、逃げても追われる」

最悪だ。

ノックの音。

「冒険者ユウキ殿」

低い男の声。

「話がある」

女神が囁く。

「ギルド経由じゃない。非公式」

「国家確定じゃん……」

俺は立ち上がり、深呼吸した。

逃げない。

それは、社畜時代に身についた悪癖だ。

だが、今回は。

「……交渉で」

扉を開ける。

そこに立っていたのは、黒い外套を纏った三人組。

顔は見えない。

一人が一歩前に出た。

「我々は王都直属の調査隊だ」

来た。

「あなたの耐性スキルについて、確認したい」

「確認って……」

「危険物かどうか、だ」

女神が、俺の後ろで肩をすくめる。

「言い方は丁寧。でも本質は拘束」

「ですよね」

調査隊の一人が、手を伸ばした。

「大人しく同行してもら――」

その瞬間。

頭の奥で、警鐘が鳴り響いた。


危機直感:最大警告

致命的結果予測

「……っ!」

反射的に、後ろへ跳んだ。

同時に、床が砕ける。

「なっ!?」

魔法陣。

拘束系。

踏んでいたら、終わっていた。

「やっぱり強制じゃん!」

「最初からそのつもりよ」

女神が言う。

「交渉は形だけ」

調査隊が距離を取る。

「やはり危険だ」

「拘束を――」

俺は、手を前に出した。

考えるより先に、体が動く。

腕を振る。

それだけ。

風圧。

外套の一人が、壁に叩きつけられた。

「……え?」

自分でも信じられない。

「耐性だけじゃない」

女神が言う。

「ログインボーナス、基礎能力も少しずつ上がってる」

「聞いてない!」

「書いてある」

ウィンドウの隅に、小さく表示されていた。


連続ログイン補正:微増

残り二人が、剣を抜く。

「危険度、再評価」

「排除対象に変更」

物騒すぎる。

だが。

体は、不思議と落ち着いていた。

「……俺、社畜だったんだ」

「何の話?」

「理不尽には、慣れてる」

踏み込む。

剣が振り下ろされる。

受ける。

刃が、砕けた。

二人同時に、動きが止まる。

恐怖。

理解。

そして、撤退。

「……撤収!」

三人は窓から飛び出していった。

静寂。

宿の床は、めちゃくちゃだ。

「……修理代」

「経費にしなさい」

女神が言う。

「誰に?」

「国に」

俺はベッドに腰を下ろした。

心臓が、今さら暴れ出す。

「……これ、平和なスローライフじゃないよね」

女神は、少しだけ真面目な顔をした。

「あなたが平和でいる限り、世界が放っておかない」

ウィンドウが、静かに表示される。


ログイン継続:3日

次回報酬ランク:SR

俺は天井を見上げた。

「……次、もっとヤバいやつ来るよね?」

「確実に」

次回もよろしくお願いします。( `・ω・´)ノ ヨロシクー

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