許せないっ! 「ふざけた値上げ」に物申すっ!
◇「商品内容」を変更してはいけない
筆者;
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は「値上げ」について「許せないこと」について個人的な意見を述べていこうと思います。
ちなみに帝国データバンクによりますと2025年の1月~4月値上げ予測は3933品目と24年同時期1596品目と比べて2倍以上になっています。
質問者:
来年の値上がりのペース予測も尋常では無いですね……。
ところで、一体どんな値上げが許せなかったんですか?
筆者:
ミスタードーナツのポケモン福袋ですよ!
2024年のラインナップは2400円、3600円、5900円の3つありました。
内容は、
2400円福袋 ドーナツ引換券20個分 エコバック カレンダー メモ帳 ポーチ
3600円福袋 ドーナツ引換券30個分 スケジュール帳 ジッパーパック エコバック カレンダー メモ帳 ポーチ
5900円福袋 ドーナツ引換券50個分 バスタオル スケジュール帳 ジッパーパック エコバック カレンダー メモ帳 ポーチ
それに対して2025年は3500円と6000円の2つのラインナップに減った上に、
3500円福袋 ドーナツ引換券20個分 トートバック ポーチ
6000円福袋 ドーナツ引換券35個分 エコバック バスタオル クリアファイル スケジュール帳
となりました。
質問者:
確かに個数はかなり割高になった上におまけも大きく減った印象がありますね……。
いつも政治や経済の小難しい話ばかりされているからイメージとして薄いんですけど、
筆者さんって男性なのに「可愛いもの好き」で「甘いもの好き」なんですよね……。
姫路城のキャラクターである「しろまるひめ」について語っていた時もありましたし……。
筆者:
ふぅ~、男性だからって可愛いものや甘い物が好きで悪くないでしょう?
ポケモンSV(第9世代)が発売された時はエッセイ更新が半年ほどペースが下がったんで、
僕のエッセイを多く読みたい方は「第10世代のポケモンがしょぼいこと」を願ってください(笑)。
今はたまに色証とレイドで目ぼしいのをやるぐらいですよ。
話は戻りますが、特にカレンダーはミスドのポケモンのを使っていたので、カレンダーがラインナップから消滅したのを知った時は、酸欠になってマジで頭が真っ白になりましたね。
頭に酸素が行きわたった瞬間に、急いでネットでポケモンカレンダー2025年版を買いましたよ。
ミスド君はこの時しか買わないのでもう行くことは無いでしょう(笑)。
質問者:
(話がマニア過ぎる……)
内容が変わるだけでそんなにも見限るという事ですか……。
筆者:
正直、値上げはある程度やむなしと思うんですよ。
どちらかと言うと、企業に問題があるのではなく手取りを増やす政策を渋っている政府に問題があるからです。
でも、企業としてここで苦言を呈したいのは「内容」を変えちゃダメですよ。
そんなことをしたら消費者としては「別物」として扱いますからね。
正直言って見限ります。
ミスドは知らねぇ~、という方でも不二家の「カントリーマアム」が小さくなって味が変わったことは、広く知られていると思います。
こういった「内容」を変更してしまったことを「ふざけた値上げ」と僕は定義したいと思います。
カレンダーは絶対に必須だった……どうして――。
◇「ふざけた値上げ」に対抗する方法
質問者:
(どれだけカレンダー欲しかったんだよ……)
しかし、給料が上がらないと「ふざけた値上げ」に対抗って難しくないですか?
筆者:
実際のところ大企業ベースではありますが朝日新聞の24年5月23日の
『物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析』
と言う記事では、
『値上がりした分が賃金にどう回ったのかをGDPデフレーターから計算したところ、23年度の上昇分(4.1%)のうち、賃上げ要因は0.3%分にとどまった。残る大半は企業収益と思われる』
という内容もあります。
結局のところ、材料高騰の影響もありますが、値上げ分は賃上げにほとんど反映されないことが多く、「便乗値上げ」である可能性が高いです。
給料の大幅アップか減税無しには手取りが増える可能性は低いでしょう。
エンゲル係数が昨年過去最高値になったのを見てわかる通り、今のインフレは需要増加に伴うインフレでは無いために低所得者労働者のための減税を行う必要があると確信しているんですけどね。
企業の皆さんも「利益値上げ」ならお客が離れると思ってやめた方が良いとは思いますけど、政府が「株主資本主義」になりがちな政策ばかりを進めているのも問題です。
質問者:
改めて現在の値上げの様相が深刻なお話だという事は分かったのですが、
政府の「増税方針」というのは容易には変わらないと思うんです。
どうしたら対抗できるんでしょうか?
筆者:
まず見直さなくてはいけないことは「幸福感を得られること」を「消費」に頼らないことだと思います。
僕は経営コンサルタントをやっていることから「儲かっている人」と言うのもお目にかかることがありますが、「物欲が幸福感」と言う方たちは馬車馬のように働き、買っては捨てるを繰り返しています。
稼いでいるからと言って幸せには見えませんでした。
つまり「稼いだ金額」ではなく「稼いだ金額に見合った物欲まで下げる」ことが一番重要だという事です。
低い物欲を満たせれば幸せに生きられる可能性が上がります。
そんな中で食費と言うのは創意工夫で大体は「限界」まで削っていると思うんです。
ですので「趣味」に焦点を当てた方が良いですね。
僕はちなみに稼いだ金額はお世辞にも多くは無いですが、「ランニングコストが低い趣味」をいくつも持っているので時間にもお金にもそれなりに余裕があるという事です。
質問者:
具体的にはどのようなことが「ランニングコストが低い趣味」なんですか?
筆者:
ここをご覧の方に響きそうな趣味ですと、月額定額サービスでアニメやドラマを見ることができる配信サービスですね。
ポケモンも最近はポケモンGO、ユナイト、スリープ、ポケポケとスマフォ課金型の色々なタイプが増えていますが、ハードウェアタイプですと「買い切り」と「やりこみ」要素があるから好きだという事です。
僕はどちらかと言うと熱烈なポケモン好きではありますが、スマフォタイプのは一つもやっていません。
質問者:
後、筆者さんはランニングや鳥の観察とか色々な趣味をお持ちでしたよね……。
確かにどれもそんなにお金がかからなさそうですよね……。
でも収入がそのままだと、「買える物が減っていく感じ」と言うのが凄く悲しくなってくるんですけど、それについてはどう考えられますか?
特に「ふざけた値上げ」と言うのは食品を中心に起きてくると思うんです……。
筆者:
「ふりかけ」の売り上げが過去最高になっているのがその象徴ですよね。
おかずを1品減らしてでもふりかけを買って満足度を維持しようとするところは侘しさを感じます。
抜本的に考え方を変えるとするならば「外部に幸せを依存」することが良くないことだと思うんです。
かつては下水道の悪さや栄養状態などの問題から7歳を迎える前に亡くなることが多かったことから、「七五三」を祝う風習があるわけです。
例え成人したとしても戦争や出産、病気で若くして亡くなることが多かったことを考えると、「今の日本はとても恵まれている」と言えます。
生きるか死ぬかの「明日も知れない環境」だと多少の値上がりとかそんな事は気にならなくなるはずです。
こう言っては怒られるかもしれませんが、今僕たちが「酷い値上げ」と思っていることは過去の歴史を振り返れば「贅沢なお話」なのです。
質問者:
酷いインフレの国だと商品棚からレジに運んでいる間に値上がっているという事もあるようですよね……。
筆者さんはよく「感謝をして生きていくべき」とお話をされますが、
確かに江戸時代より前を考えると庶民の生活は劇的に向上しましたからね……。
筆者:
テクノロジーの進化など先人の知恵に感謝しなくてはいけないでしょうね。
タイトルとは矛盾しているようで恐縮ですけど、僕自身は「ふざけた値上げ」が起きたとしても「その商品を買わなくなる」ことはあるかもしれませんが、実際のところはそんなに怒ることは無いです。
他に選択肢があるのなら「今までありがとう」とお別れをするという感じですね。
選択肢が無いのなら「企業努力頑張ってね」と言う感じです。
質問者:
でも、政府に対してはいつも手厳しい発言をされますよね……。
筆者:
僕としては企業の値上げ対応についてはある程度許容できるものの「政府の政策の失敗」によって日本人全体が貧困化していると考えています。
生活が向上したテクノロジーは日本政府が開発したものでは無く、やったことはせいぜい高度経済成長期におけるインフラの整備ぐらいです。
今や経団連のいう事を聞いて消費税増税して法人税減税をするという「悪行」を行い、株主資本主義的な政策で従業員を顧みず、日本人全体を貧困化させています。
このように今の日本の生活水準の低下を考えると、政府の政策については許容できないので「僕が考える政府への提言」を日々行っているという事です。
質問者:
政治家の方々は日本国民の方を向いている感じもしませんものね。
政治資金で集めたお金を「裏金」としてプールしたり……。
減税の話は遅いのに増税の話はスンナリと決まったり……。
筆者:
政治の問題に気づいてもらおうと思って僕は日々、微力ながら全力を尽くしているという事です。
諦めた瞬間に“更にやられたい放題”になると思っていますのでね。
という事でここまでご覧いただきありがとうございました。
今回は、
・「値上げ」の中で最も許せないのは「内容」そのものを変えてしまう事
・しかし、企業努力もあるために日々感謝をしていく必要があること(ただし利益を増やす値上げは許せないが)
・政治家は大企業の方ばかりを見ているので国民目線を向くように追及してく必要があること
をお伝えしました。
今後もこのような社会問題や政治・経済に関することについて個人的な考えを述べていきますのでどうぞご覧ください。