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Palette  作者: ししゃも
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第1章 02 ブレザーとピアス 前編


次の日、ブレザーがないのでグレーのパーカーを着て

登校した。


校門の前にベージュの髪をした彼女が、ちょこんとブレザーを持って待っていた。

近づくまで分からなかったのは、身長が小さいのに合わせて、校門前にいる男子生徒で見えなかったからだ。

こちらを見つけたのか、少し安心したように歩いてきた。

「まるで小動物だな」そう思いながら彼女に俺も近づいた。


「あの、、、昨日はありがとうございました。ブレザー返します。あとお礼に何渡せば良いか分からなかったので、昨日の絆創膏と湿布代と、あとこれ…」

ブレザーとは別に、小さい袋の中に何か入ったものを渡してきた。


「別にお代はいらないぞ?それより歩けるようになって良かった。」

俺は、歩けている様子を見て足の腫れが昨日より引いているのが分かり安心した。


「おかげさまで、腫れは治まって歩けるくらいにはなりました。それに、助けてくれたのは事実ですし、お金は返すべきです。」

そう言いながら強引に小さな袋を、一緒に渡してきたブレザーのポケットに入れてきた。


「そうか。なら受け取っておく。わざわざ待っててくれてありがとう。そういえば名前言って無かったな。俺は柊 楓 よろしく」

一応名前を名乗っておいた。まぁ今後関わりがあるとは思えないが、お礼をされた身としては、名前を名乗らないのは変な気がしたからだ。


「私は、茅野 双葉です。改めて昨日は助かりました。」ベージュの髪をなびかせながら、へにゃりと

嬉しそうに笑っているのを見て少し見とれてしまった。


すると朝のチャイムがなった。

「それでは、教室に行きますね。また。」

そう言うと、教室へ向かっていった。

「俺もそろそろ行くか。」

平常心に戻りながら教室へ入ると、入口にいた数人に変な目で見られたが無視して自分の席に向かう。


「おはよー、楓。今日は校門で女の子と話してたな。しかもあの茅野さんだ。なにかあったのか?」

俺の席の後に座っている友達「本田 快」が話しかけてきた。


快とは、中学からの友達で何が気に入ったのか、俺とよく一緒にいる。

変なやつではあるが、気の良いやつである。だが、高校まで一緒に着いてくると言った時は少し怖かった。

容姿は整っていて、高校生にしては高めの身長である178cmで、髪型がツーブロックであり、見た目通り彼は、高校はサッカー部のスポーツ推薦で受かったタイプである。


「茅野さん?あぁ、昨日少し手助けしただけだよ。あと、あの茅野さんってなんだ?」


「茅野さんはこの学校でもトップクラスの美少女って言われてるんだよ。」

呆れた雰囲気で俺に説明してくれた。


「そうなのか。よく分からないけど俺は特に関わりはないぞ。」


「ま、そうだよね。」

そんな話をしていると、俺たちの話し声を聞いていたのか、クラスの視線が霧散していった。


「それより、今日は体育4時間目じゃなくて5時間目に変更で、1組と合同らしいぞ。あ、1組は茅野さんのクラスね。」

俺達の高校はクラスが6クラスある。

俺たちは2組である。何を基準にクラスを決めてるかは不明だが、運良く俺たちは同じクラスになった。


「そうなのか。」


そんな話をしていると担任である「高橋 健」が教室に入ってきた。


「よーし、席座れ〜。もう聞いてる人もいるかも知れないが、今日の体育は1組と合同でやる。そのため5時間目に変更されたからなー」

やる気のなさそうな声で朝の連絡事項を言っていく。


そんなこんなで1時間目の授業から4時間目の授業まで順調に時間は過ぎていった。


「なぁ?楓、飯今日忘れたから購買で買わないか?」


「ああ。いいぞ。どうせ俺も購買に行く予定だ。」


そう言い2人で、学食へと向かった。


「楓はなんのパンにしたんだ?」

快は、カレーパンを選びながら俺の取ったパンを聞いてきた。


「俺は、メロンパンとチョココロネだな。」


「楓は、本当に甘党だな。もっとガッツリしたやつも食べないと、やばくないか?

ただでさえガリガリなのにもっと痩せるぞ?」

そんな小言を聞きながら、欲しいパンは全て手に入れたので、快はまだパンを選んでいたので1人でレジに向かった。


レジに向かうと、ちょうど茅野さんがお会計をしていた。話しかけるか迷っていたら向こうも気づいたのかこっちに来た。


「えっと…こんにちわ、柊さん」

会うと思ってなかったのか少し戸惑った様子だ。


「おう。そっちも購買でパンを買ったのか?」

見てみると、メロンパンやクリームパンなど菓子パンがレジに並んでいた。


「俺が言えたことじゃないが、中々に甘いパンばかりだな。」


「そうですね。本当はお弁当作る予定だったんですけど、この調子ですしね。」

そう言って自分の足を見た。


「ああ、なるほどな。確かにしょうがないな。そういえば、体育が五時間目にあるだろう?見学か?」


「はい。先生に相談して今回は見学にしておきました。」


「そうか。まぁ当然か。」

そんな話をしていたら、会計が俺に回ってきた。


「それでは、また。」

あっちのお会計が終わったのか、少し歩きにくそうにしながら、学食から出ていった。


俺もお会計を済ませ、快を待った。


「お待たせ〜。ごめん!友達に会っちゃって話してた。教室に戻ろう。」


昼食が終わり、1組と合同の体育が始まった。


茅野は、さっき話してた通り見学のようだ。茅野が見学しただけなのに1組だけではなく2組までもが茅野のことを話していた。

「楓?茅野さんのこと心配なの?そんなに見ちゃって。」

快がからかった様子で、俺のとこへ来た。

「そんなんじゃない。ただ、みんな茅野に意識を向けているから変だなと思っただけだ。」


「そっか。まぁ楓は人を好きになりにくいし、そういう意味では意識とかしないだろうな。それに楓は取っ付きにくいし、変だし馬鹿だし友達居ないし彼女とかいないし」と最後の方は完全に悪口になっていた。

(さっさと学校終わらねぇかな…)

快の戯言を無視し、体育を行った。


ようやくホームルームになり

「よし、それでは今日もお疲れ様〜また明日ちゃんと来るんだぞ〜」と担任の掛け声とともにみんな解散していった。


「楓、またあしたね。」

そう言うと快は、今日は部活がないのか、イヤホンをして下校して行った。

俺も特に予定もないので帰ることにした。


話が長くなってしまったので前後編にしますね。

後編はそんなに長くならない予定です。、多分?


今日は、桜餅を食べたのですがあれって本当に美味しいですよね〜。今週末とか花見したいな〜なんて思いました。

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