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Palette  作者: ししゃも
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第1章 12 GW二日目

楓母と茅野が出会ってしまった事で楓にとっては収集のつかない1事態が起きた。


「あら、楓の彼女さんかしら、随分可愛いのね!あっ、自己紹介がまだだったわね!

私は柊 真由美っていうの。あなたのお名前を聞かせてくれないかしら。」

真由美は、完全に茅野に興味津々である。


「あの、えっと……茅野 双葉です。あの、柊さん。……楓くんとはそういう関係ではなくてですね。」

茅野は、必死に関係の説明をした。


「そうなの、楓ったらキッチンが全然使われてないと思ったら双葉ちゃんのお家で一緒に食べてるなんて。」

オマエ何シテル?という声が聞こえてきそうな圧と顔で楓の方を向く

「その、あの、私がお願いしたんです。一緒に食べてくれませんか?って。」


「そうなのね、でも一緒に食事する以前から自炊をしてなかったのだもの、それはそれこれはこれよ。双葉ちゃん、面倒見てくれてありがとうね。」

真由美は、穏やかな雰囲気で茅野へ感謝をした。

「いえ、こちらとしても助かっています。」


「やだ、楓、この子良いじゃない。」


「ああ、まぁうん。それより要は済んだか?」


「そうね〜、一緒にお昼を食べる予定らしいし、部屋も汚くないしいいでしょう。ここは大人しく帰宅かしらね。じゃ、双葉ちゃんまた会いましょうね。」

真由美は、満足そうに帰って行った。


「ふぅ、やっと帰ってくれたか。悪かったな連絡出来ずに。」

楓は、申し訳ないと謝罪をした。

「いえ、お気になさらずとも。それにスマホが切れてたのは私が寝てしまったからで。」


「そういえば、昼飯だったな、何食べるか決めなきゃな。」

突然の母親に時間を取られ気づくと12時前に鳴っていた。


「それなんですけど今日は、親子丼にしません?」


「?、、、まさか、親が来たから的な?洒落?」

茅野は「そうです。」と喉をころがすように笑いながら提案してきたので了承した。


昼食を終えソファでゆっくりしていると、茅野が隣に座ってきた。

「それにしても楓くんはお母さんと仲がいいんですね。双葉ちゃんなんて下の名前久しぶりに呼ばれました。」

茅野は少し寂しそうな顔を見せた。


「中は悪くないと思うし別に下の名前で呼ぶのは変でもないけど。双葉なんて俺も呼べるし。」

楓はそんな茅野を見てなんとなく名前を呼んでみた。


「じゃあ、下の名前で呼び合いましょうか。」

ふざけ半分で茅野はそんな提案をしてきた。


「別に呼んでいいなら呼ぶけど?双葉?双葉〜。」

双葉はなぜか固まっていた。


「い、いえ、驚いただけというか、、、もう大丈夫です。か、楓くん?」


「あ、ああ。」

なんんとなく名前で呼ばれることにむず痒くなり、話題を変えた。


「ご飯も食べたし、朝言ってた通りゲームでもするか。というかゲームじゃなくてもいいけどな。」


「いえ、ゲームはあまりしないで楓くんのおすすめのゲームしてみたいです。」


「双葉は、ゲームとかあんまりしないのか。俺は中学まではゲームしてたからな。結構色々あるぞ。これなんかどうだ?」

双葉に渡したのは、リズム地獄というゲームだ。


「じゃあこれにします。」

リズムを口ずさみながら双葉は楽しそうにゲームをし、夕方くらいまで楽しく遊んだ。


「結構遊んでしまいました。」

茅野はやりきったという感じで一息ついた。


「ああ、まさかリズム地獄を3時間くらいでクリアするとはな。そういえば、昨日着ていたジャケット忘れてたよ。」

楓は、自室にある双葉のジャケットを取りに行った。


「わざわざすいません。忘れてました。」

ジャケットを渡すと嬉しそうに抱えていた。


「ああ、いいよ。どうせ今日忘れても家近いし、問題はさほど無いしね。」


「確かにそうですけどね。さて、今日は夜ご飯はどうしますか?良ければ作りますよ?作るの楽しいですし。」


「そうだな。毎回作ってもらうのも申し訳ないし、たまには俺も作ろうかな。流石に自炊が出来ないのも考えものだしな。」


「そ、そうですか。分かりました。」

何故か落ち込んでる双葉を見て楓は、何となく頭を撫でた。


「まぁ、なんで落ち込んでるか分からないが、双葉には手伝ってもらうつもりだし。」


「んふふ〜分かりました。なら美味しいのが作れるように頑張りましょう!」

双葉は機嫌が戻ったのかニコニコしている。

(よく分からないけど正解?なのか?)

楓は何となく双葉のご機嫌の取り方を覚えた

「さて、何作りたいですか?候補とかあったら教えてくれると手伝いもしやすいのですが。」


「そうだな。冷蔵庫に鶏肉あるし、唐揚げかな。結構好きだし。」


「唐揚げですね。分かりました。ではエプロン取ってくるのでそれまでにどんな味付けにするか考えといてください。」

エプロンを取ってきた双葉と楓は早速、唐揚げを作った。最初は優しく教えてもらったが、刃物の扱いが怖かったらしく、鶏肉は切ってもらうという完全に子供扱いをされながら唐揚げを作り終えた。

「ふぅ、結構大変だな。これを毎日してもらっていると考えると頭が上がらないな。」

楓は料理の大変さを痛感し素直に双葉を尊敬した。


「いえいえ、慣れたら結構楽しいですし。楓くんが美味しそうに食べてくれるのでこちらとしては満足しているといいますか。」


「そうなのか。いつも美味しいご飯をありがとうな。」


「こちらこそありがとうございます。では早速、熱いうちに食べましょうか。」

双葉はご飯をよそい、楓がテーブルへ並べた。

「「いただきます」」

まずは楓の作った唐揚げを食べてみる。

「んー、味しないな。この唐揚げ。」

なんと味付けがしっかりされていなかったのか唐揚げは無味だった。


「教えてもらったのに申し訳ないな。」

気まずそうに楓は謝った。


「初めて作りましたし良いじゃないですか、私の作った方も分けますよ。二人で食べた方が美味しさ2倍ですしね」

味のしない唐揚げとしっかりと味付けのされている唐揚げを食べながら雑談をした。

食事が終わり片付けをしていると双葉と目があった。


「どうした?何かあったか?」

楓は気になり聞いてみた。


「いえ、たいした事ではないのですが、楓くんはこれから自炊しますか?」


「ん?んーまあ双葉に頼りっぱなしもな。申し訳ないしとは考えてるけど」


「そしたら、一緒にご飯食べる回数減っちゃいますね」

双葉は目を逸らしながら寂しそうに呟いた。


「ああ、そういうことか。双葉がいるときはもちろん頼るよ?双葉がいなくなる時困るかなって。」


「私は、居なくなりませんよ。」


「そうか。まあ俺はもしもの時用だから、基本は頼らせてくれ」


「はい。わかりました。」

楓は双葉の様子が少しおかしいと思ったがかける言葉が見つからず、ここで会話は終わった。


片付けを終えると時刻は20時である。

「そろそろ帰りますね。今日はありがとうございました。」


「ああ、こちらこそありがとう。」


楓は、双葉を見送った後、明日は快と出かけるので早めに寝ることにした。


三連休ですね。楽しみましょう!

頑張って更新しますがちょっと更新遅いかもしれません。

よろしくお願いします。

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