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1話 僕の日常

殺人鬼系はなろうさんにて初めて書きます。

小説を書くのは苦手ですが、物語を考えたりするのは好きなので頑張って更新していきたいなって思ってます。

「行ってきます」


そう言って家をでた少年の名は須川向葵(すがわあおい)

向葵の家は母親と二人暮らしの生活を送っている。

父親は遠い昔に病気で他界しているため母親の手伝いをしながらも、こうやって花一華(はないちげ)高校に毎日休まずに通っている。


向葵が学校の下駄箱で口を履き替えていると、後ろから小学生の時から仲良くしている親友の如月刹那(きさらぎせつな)に声をかけられた。

2人は同じ教室のため一緒に向かうことにした。 


「そいえば今日は向葵の苦手な体育があるじゃん」


思い出したかのように刹那が言った。

刹那の言った通り向葵は体育が苦手だ、しかし体育が全て苦手というわけではない。


「えっと…なにするんだっけ?」


つい先日まではソフトボールをやっていたが、今日でソフトボールの授業が終わると教師が話したところまでは向葵は覚えていた。

しかし次の授業が何やるかを刹那は知っているようだが、向葵は忘れていた。


「バスケだよ、バスケ」

「マジか…」


少し嬉しそうに刹那は言った。

刹那は運動ができる方だが、バスケ自体好きでもないのに嬉しそうに言ったのは…向葵はがバスケを苦手なのを知っているからだ。


時間が流れるのは早い。

けど遅く感じると思うのは自分にとって嫌なことが起きている状態だ。

そして向葵は時間を遅く感じていた、3時間は体育で今はコートの外にいた。


「この試合が終わったら向葵があの中に入って、みんなにパスを回したりしてチームに貢献するは番なんだよ」

「うぅ…そんなこと言わないでよ、緊張して何もできないよ」


現在行われている試合形式のチーム戦をしており、この試合が終わったら向葵の番がやってくる。

そのため向葵はそわそわして時間が来るなと願っていたところに、刹那は面白がって向葵に話しかけてきた。


「向葵のこと虐めるのやめてあげてよ」

「…虐めてないよ、からかったんだよ」

「なにそれ?屁理屈よ」


刹那に話しかけてきたのは、榊原美咲(さかきばらみさき)

美咲と刹那は幼馴染み同士でよく一緒に話をしているが、最近は2人はあまり会話をしていない。

刹那は美咲と話すより向葵と話すのが面白いと感じているため向葵と行動することが多くなり、美咲は美咲で他の女子と会話をしている。

それでも向葵が刹那にからかわれているときは話しかけてくる。


「あなたもこんな奴にいいようにされないでよ」

「嫌なことはされたことないから大丈夫だよ」


向葵に忠告する美咲だが、美咲は知らないが刹那は頭いいため勉強をよく教えってもらっている。

そのおかげか向葵はいつも赤点ギリギリだったのが平均点を取れるようにまでなっている。

だから嫌なことばかりされているわけではない。


「……」


美咲と向葵の話を聞いていた刹那は何も言わない。

だけど顔はうっすらと笑みを浮かべていた。

2人は話で気が付かない。


「あっ、試合終わったみたいだぞ!向葵」

「あぁー最悪」


ピーという笛の音が聞こえ、試合が終了した。

「がんばってね」と美咲は向葵のことを応援した。

そして刹那と向葵はコートの中に入った。


試合は順調に刹那のいるチームが点数をたくさんとり相手チームとの点差が開いていく。

初のバスケの授業で1回目早々にチーム戦をしているのは生徒がどのくらいバスケの基礎などが出来るかを先生が見るためだ。

刹那はずっとボールを持っている時間が多いと思い、誰かにパスをしようと周りを見た。

するとベストポジションに向葵が立っていた。

向葵は体育や授業が苦手だがベストポジションにいることが多いが、それをいつも仲間に伝えない。

理由はボールを受け取りたくないからだ。


「向葵!!パスっ」

「えぇっ!?」


刹那は向葵に向かってボールを投げた。

的確に敵の間をすり抜けて、ボールは向葵目の前まで飛んでくる。

しかし向葵はそれを手ではなく顔面で受け取った。

ベストポジションにいても向葵は突然のパスには対応できなかった。


「あちゃー…」と刹那はそうこぼすと、向葵の元へと向かっていく。

刹那の想像していた通り、床に倒れている向葵は鼻血が出てしまっている。


「ほら、これで押さえておいて…」

「…あ、ありがと」


刹那は自身のポケットに入れていたハンカチを取り出して、向葵の鼻に当てた。


「いや、洗って返すよ」

「いいんだよ…別に100円だったし」


向葵は自分の血で汚してしまったハンカチを洗って返したかったが、刹那が拒否するためハンカチを洗って返すことは叶わなかった。



「ただいま」


授業が終わり、家に帰ってきた向葵。

帰ってきても家には誰もいない。

母親は夜に仕事をしているため、いつも夜は1人だからだ。

しかし必ず明日の朝には母親はこの家に帰ってくる、そのため向葵は寝る準備などを済ませると母親が朝に食べるご飯を作ってから就寝した。


「今日の3時ごろ…」


学校に向かうために朝食をとりながらニュース話見ていた向葵は「まただ…」とこぼした。

連続殺人…最近花一華高校の辺りでよく死体が見つかっており連続殺人と言われている。

指紋や犯人への手掛かりが一切ないと言われている。

読んでくれてありがとうございます。


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