表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

1話【プロローグ1】

タイトル通りのお話になると思います笑


【こじらせ精霊女王(クイーン)は、異世界の都合など知ったことではない】です(*^^*)

 


 ある晴れた日の午後──。


「おばあさまー!」

「お話しして、おばあさま!」


 バタバタと走り寄るのは幼い双子の男の子と女の子。


「あらあら…うふふ」


 今日はとても天気がよく陽射しも暖かい。

 窓辺で日向ぼっこをしていたのは二人の祖母である。

 実際の年齢より若く見える彼女の両膝には双子がしがみついている。子供達がおねだりしているものに彼女は朗らかに笑って頭を撫でた。


「そうねぇ、今日はどのお話にしようかしら?」

「あのね!クーちゃんのお話しがいいの!」

「ボクはね、南の島のお話し!」

「あ!オリバーってばズルい!私も南の島のお話し聞きたい!」


 ふたりで競い合う様にアレコレと言い合う様子を彼女は微笑ましく思う。


「じゃぁ今日はとっておきのお話しをしてあげるわ」


 幼い双子はその言葉に大喜びし、瞳を輝かせた。

 そんな双子の輝く瞳にひとりの少女を思い出す。


 窓から見える空は晴天。

 雲ひとつない青い空の遥か彼方に見えるのものに、彼女は懐かしさに目を細めるのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ