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あの、私頑張らせていただきます。  作者: タケヤリ(バンブー)
9/10

フラグって怖くね?

もうちょっと長引かせるつもりだったが

書き溜め投下じゃ、おらぁ。

Byもう疲れたよパトラッ(ryなタケヤリ

あのあと、私は一度ログアウトして寝たあと仕事をしてもどってきた。

ちなみにまだ午後9時も回っていない。

・・・公務員万歳(ばんざい)


さてとここはどこかな?

えーと、あぁ昨日ログアウトした場所だ。

しっかりとログアウトした位置から再開するのね。

まぁとりあえず探索再開しましょうか、と思いきや

唐突にスケルトンさん2号(命名)とエンカウント。

昨日と同じように突進してくる。


ふっ、今度は冷静に対処してやろう。

ナイフを抜き、殴りかかってきた腕をはじく。

そしてそのまま頭蓋骨にシュート!


あ、眼窩(がんか)に入っちゃった。


一度、ナイフを手放し腰にさげておいたロングソードを引き抜く。

突きの構えを取って突進する。

このときのためにインターネットで軽く剣道について調べて

おいたのだ!

ガシャンとけたたましい音がなってスケルトンさん2号は

消滅した。ナイフは地面に落下した。

ナイフを拾い直すとアイテム獲得のインフォ。

ナニナニ、

「❮鑑定❯。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

名前:ぼろぼろの骨  品質:粗悪品

詳細:スケルトンの骨。

  亡者の骨なので弱々しいが呪いが込められている。

  が、ぼろぼろの骨とあるように劣化している。

  部位は肋骨(ろっこつ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゴミ箱行きのアイテムなのかな?

よくある『序盤はある程度使えるけれど

後半からはインベントリを圧迫する厄介者』みたいな感じかな?

今言えることとしては、私に使い道は無い!




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

種族レベルが上昇しました。

1SPを獲得しました。

職業レベルが上昇しました。

幻惑魔法のレベルが上昇しました。

短刀術のレベルが上昇しました。


剣に関する行動が一定に達したため

❮剣術❯スキル獲得に必要なSPが減少しました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


あのあと、結構な確率で遭遇するスケさんを切り飛ばしながら進んでいる

いやー。奇襲された時には焦ったね。

どうやらあのスケさんズは攻撃全振りみたいな感じのようで

私のHPが初めて半分を下回ったよ。


さすが、紙装甲。そこにはシビレないし憧れもしないけどね。


あ、HPってのはヒットポイント、つまりは生命力の略で

これがゼロになると死にます。

で、どっかの休憩ポイントだったり、街の中で復活する。

私の場合はたぶん初期のスタート地点だと思う。


しかし、ボス部屋とかないのかねー。このダンジョンは。

まぁあったらあったで困るけどさ。

HAHAHAHA。


こんなことを考えていると、カシャカシャカシャと、

あの骸骨達が走ってくる音がする。

私だってレベル上がったし。倒してやんよ!

あ、あとロールプレイの準備もしておこう。

えーと、背筋を伸ばして。

何てやっていると目の前の暗闇からスケさん一体が飛び出てくる。

それを真っ向から殴りつけ一度暗闇にお帰りいただく。

そして、セリフ。


「フム、私に挑むとは愚かなことを。」


よし。そしてそのまま暗闇に無属性魔法を放つ。


「❮魔球(マナボール)❯。」

すると暗闇から着弾する音と骨が砕ける音が聞こえてきたため

手を休める。

しかし、一斉に攻撃しないとは。

どうやらスケさん達もそこまで低いAIを積んでいる訳ではないようだ。

一体を犠牲にするという方法だが格上の敵を倒すのに必要な

致し方ない犠牲だ。

・・・はい、はいコラテラ、コラテラ。


背後から物音。

魔力全振りといっていい私のスキル構成では、魔球(マナボール)一発程度

では魔力をほとんど消費しない。

故に、


「❮魔球(マナボール)❯❮魔球(マナボール)❯❮魔球(マナボール)❯。」


無慈悲な魔球の連打である。

このゲームではクールタイムなども設定されているが

魔法系統ではもっともクールタイムの短いのが

この無属性魔法。

理由は威力が低いからというのが有力な説だ。

その中でも最下級にあたるこの魔球はクールタイムが

一秒以下というふざけたアドバンテージを持っている。


結果、スケさんはどうなるのかと問われれば、

HPが無くなった所に死体蹴りのような追い討ちという

ちょっとかわいそうなやられかたをするわけだ。


気配というか誰かに敵意を向けられる不快感のようなものがなくなる。

そして、警戒解除。

また、歩きだす、が立ち止まる。

なぜ止まったかというと右側の壁に一種の違和感を感じたのだ。

そして、その正体は恐らく幻惑魔法。

私が使うからかは分からないがあの壁は偽者だと思える。

観察してみれば()()()両側に松明がある。

だから、私は近づき壁に手を当てた。

何故こうしたかというと女神様曰く、


幻惑とは実体の存在しないもの。故に物理的な干渉によって

術が破綻し簡単に解除されてしまうのだという。


もし、本当にそうだというのなら━━━




この通り、血塗れの黒色の扉が現れるのだ。


はぁ、また面倒なのを見つけたのではなかろうか。


その後

レーヴ「あれー?でもボス部屋ってただの黒色の扉じゃなかったか?」


お察しください。

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