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あの、私頑張らせていただきます。  作者: タケヤリ(バンブー)
5/10

卑怯?何それ美味しいの?

投稿だぜー。

Byグロいの苦手なタケヤリ

僕は、固い地面の感触と共に目を覚ます。

そして起き上がるのだがなんだか体が軽い気がする。

いや、精神的にではなく物理的に軽いのだ。

何かと違和感があるが、恐らくドッペルゲンガーなった

弊害(へいがい)だろう。


というか、ここはどこだろう。

薄暗い通路、じめじめとした空気のこもった感じ。

とても暗い。室内だと思うのだが居心地はよくない。

待てよ、確かゲームメニューには自分の鋳る場所を確認できる、

マップがあったはずだ。


僕はメニューを思い浮かべて表示する。

メニューは上からステータス、クエスト、インベントリ、ヘルプ、マップ、

ログアウトという五つの項目があったので、

迷わず、マップをタッチ。

すると、


『サレン大迷宮』と表示された。

また、エリアマップの方はどうやら使えないようだ。






ん?大迷宮?・・・だんじょん?・・・ダンジョン?!


「敵地スタートかよ!」

僕の声は意外と響いた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

僕は、あのあと考えるのをいろいろ放棄して下に降りる、

もしくは上に登るための階段などを探していた。


そして探しながら考えているのは女神に言われた、

『一人称を変えろ』ということだ。

多分あの人(?)のことだからいつもと違う自分になれという

ことなんだと思うが、正直言って思い付かない。


『俺』?ナイナイ。そんなキャラじゃないですよ。

『僕』?今つかっているわ!

(わし)』?もっとない。せめてあと十年、年取らないと。

『私』?そう言えば、なんだかんだで使うこと少ないな。

友人にも、『僕』だし。

これでいくか?というか、もうこれでいいか。


だから僕いや、私はとりあえず女神の要望に応えたと言って

いいだろう。





ペタペタとあまり音の鳴らない足で歩いていると、

少し先のの曲がり角からひょっこりとなにか出てきた。

やや、遠いので少し近寄って見るとなんだったのかわかった。



それは、馬鹿デカイ、ドフネズミだったのだ。

・・・何故に、迷宮にどぶねずみなんでしょうか。

というか、あれ駄目なやつでしょ。

目が血走っているし、ヨダレがだらっと垂れてきてるし。

まるで、危ないおくす(ry

オット、アブナイ。

さて、いずれにせよ危なく無くてもレベル上げないといけ

ないので、倒すんですけどね。


といっても、倒しかたは非常に地味何だが。

まず見てほしいのは、今の私の装備品だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メイン武器:初心者の弓

サブ武器:初心者のナイフ

首:なし

腕:なし

上半身:革の服

下半身:革のズボン

装飾品:なし

装飾品:なし

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

うん、初心者装備としてはサブ武器があるだけましだと思う。

で、当たり前の如く弓の矢はなかった。

つまり、ナイフで戦えと。

・・・スキル弓術?知らない子ですね。


無い物ねだりしても仕方ないから殺っていこう。

まずは女神との雑談で学んだ、

初心者幻惑魔法使いの戦い方その一。


相手の視界を遮る幻術を展開します。


「❮幻影(イリュージョン)❯ 霧展開。」


先生~。今ので魔力全部吹き飛びました~

・・まじで選択間違えたかな。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スキル❮魔力消費軽減❯のLvが上昇しました。

スキル❮魔力増加❯のLvが上昇しました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

おっ、スキルレベル上がった。

やっぱりスキルレベル低いと上がるの早いな。

と、ここで目の前のどぶねずみ君は、突然現れた

濃密な霧に狼狽えています。


初心者幻惑魔法使いの戦い方その二。

なんらかの物理攻撃で仕留めましょう。


こそっと、近づいて首をざっくり。

うげ、切った感触がリアル過ぎる。

魔法なんていらなかったんや。


『━━これが初心者にオススメする幻惑魔法必勝法です。』

                      By 女神

だそうだ。

効率悪っ。

私の魔力、ゲージのすみっこをピコピコしてるんだけど?

まぁ、とりあえず初戦闘は勝利。

また、ダンジョンないを探索しますかね。


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