おぅ、(女神と)話ししようや。
今日中に出せないかと思った(・ω・`*)
By焦がしたタケヤリ
僕と女神は今ただただ穏やかにおしゃべりをしていた。
こんなことになった理由は三時間前に遡る
「ふぅ、スキル設定に職業設定、名前設定も完了しましたよ
あと、種族設定も。」
さっきの僕の要望にひどく気疲れを起こしたらしい、女神は
本当に『やりとげたぁ。』というような息と共にそう言った。
「お疲れ様でした。いやー大変ですね。管理職の人って。」
さすがは僕。気遣いの出来る、社会人らしい行動だ。
しかし、返ってくるのは恨みがましいジト目だ。
どうしたのだろうなぁ。(すっとぼけ)
「そうですね、おもにどこかの誰かさんのような変人プレイ
をされる方のお陰で暇することなく職務を全うできていますよ。」
「あはは、楽しそうで何よりです。えーと、それで僕は
いつログインできるのでしょうか?」
すると女神さんは本気できょとんとしてこう言った。
「ん?ログインできるのはあと三時間後ですよ?」
「ゑ?」
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名前:レーヴ
種族:二重の歩く者Lv1
職業:魔法使い見習いLv1
スキル:
幻惑魔法Lv1
魔力増加Lv1
魔力消費軽減Lv1
無属性魔法Lv1
弓術Lv1
斬撃脆弱Lv-
光魔法脆弱Lv-
神聖魔法脆弱Lv-
❮種族スキル❯:複体Lv1
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そして、現在に至る。
最初はリアルに一度戻ろうかとも考えてみたのだが、
かえっても何もすることが無いのだから、
ここで話しをすることにしたのだ。
「えー、幻惑魔法ってそんなにコスパ悪いんですか?」
今は、僕が初期スキルで選んだ幻惑魔法について尋ねていた。
「えぇ、思い描いた投射する幻影などの難易度によっても
必要魔力量は増えますし、範囲が大きく成る程また増えます。」
ちなみに、僕がやろうとしているLeal&fiction Online
はファンタジー世界らしく、魔力や魔法というものがある。
また、戦士系のスキルにも『武技』という、同じように
魔力を消費して使う技がある。
そして、僕が選んだ幻惑魔法は神様によるとこの世界の中でも
1、2を争うコスパの悪い魔法なんだそうだ。
そんな話しをしていると『ピンポンパンポン』と気が抜ける
音がなった。
「おや?レーヴさん。ログインができるようになったみたいですよ。」
あの音がそれを知らせるのか。・・・あの音が。
「さて、それではいきますか?新たな世界へ。」
おぉ、女神っぽい。そしてあなたはそんな慈愛に満ちた
表情ができる人じゃなかったはずだ。本物のあの人を返せ!
「なんか、失礼なこと考えていませんか?」
何故ばれた!?
「いえいえ、そんなことは。
行きますよ。その新しい世界とやらに。」
「そうですか、ならこちらから言うことは一つです。
自分をどう呼ぶかは自由ですが、出来れば違う物にして
くださいね?」
え、何故それを・・い・・・ま?
僕の意識は暗転した。
話しがぜんぜん進まなくてすまない。