キャラクタークリエイト
またせたなぁ!
By世界を我が手に(以下略なタケヤリ
6時がなった。・・もう一度言おう。
6時がなったのだ。長かった。とても長かった。
「やっと、きましたー!」
おっと、声にだしてしまったけど。
窓も開けてないし、外に聞こえることも
無いだろう。
まぁ、さっさとVR用の機械をかぶって。
『装着が確認されました。脳波とのパスの確立まで
暫くお待ちください。』
あ、だった。また待たなくちゃいけないんだった。
・・・しょぼーん。気分はご飯を前にした犬である。
すまん。実家の犬よ。今ならおまえの気持ちがよく分かる。
これからは『待て』を少なくしてやるからな。
『完了しました。インストールされているソフトを確認。
Leal&fiction Online がプレイ可能です。
ログインしますか?』
うし、確かこのときの選択は音声入力だったな。
「はい。」
すると、眠気にも似た物理的な視野狭窄。
僕の意識は落ちていった。
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目を覚まし、起き上がればそこは雪国だった。
・・・などはなく、ただの白い世界だった。
綺麗だが圧迫感を感じる。
何かの本だったか、人間は意外なことに白に圧迫感や
実物以上の大きさを感じるらしい。
が、本当に、神々しいという言葉はこうゆうときに使うのか
と思わせてくれるほど綺麗だよ。
そんなことを考えていたら誰かが近づく音。
チュートリアルのガイドさんか何かだと良いのだか。
振り向くと、
顔の半分から右が腐った女性(?)が。
ヤバイ、あまりのインパクトに立ちくらみがした。
さすがの僕とてこれを長時間見せられるのはキツイ。
「初めましてチュートリアルガイド兼幻影、幻
を司る神のナギルともうします。」
「きゃあぁぁぁぁぁ、しゃべったぁぁぁ。」
お 約 束。
まぁ、リアルでこれを見せられたら失神しそうな見た目だし
仕方ないね。
「ナイス、反応!」
いやナイス反応じゃないですよ神様。(?)
「あの、とりあえず顔戻せません?」
「うーい。」
あ、美人の顔に戻った。
「戻せる。っと言うことはやはり幻惑の魔法かなにかですか?」
「はい、そうですよ。とにかくキャラクタークリエイト
さっさとしなきゃですね。」
あぁ、そうだったその為にログインしたのにすっかり
忘れていた。・・おもに目の前の人のせいで。
「さて、まずは種族を決めましょう。」
うん、さてかなり重要な選択がきたな。
種族には『人間』、『エルフ』、『亜人』、『不死者』、
『天使』、『悪魔』がある。
特に、何がレアである。などはないのだが悪魔や天使は
かなり人気がある。
なぜかと言えば・・・かなり癖が強いのだ。
天使にしても最初に選ぶ、種族、職業によって種族スキルが変わったりするのだ。
しかし、僕は当たり前だがもうなろうと思っている種族は決めてある。
悪魔系に属する『二重の歩く者』である。
なぜなら種族には他の種族では取れない、もしくは取りにくい
『種族スキル』というものがあるのからだ。
そして、二重の歩く者の種族スキルは
『複体』というスキルだ。これは、相手のアバターやNPCに
変身するスキルで、本物とほとんど変わらない姿になれるのだ。
・・・戦闘能力はまったく変わらない、非戦闘スキルだが。
それに、バットステータスとして『打撃脆弱』というスキルも
強制習得させられるのだが。
しかし、実際僕はロマン派である。ゲーム内でもがっつり
ロールプレイするつもりだ。
ならもう選択は決まっているよなぁ。
「ドッペルゲンガーでお願いします。」
僕は魔物ロールという欲望に負けたよ。
「わかりましたよー。次に名前について聞いても?」
名前か、なんというかあやふやな存在を連想させるものが
いいかな。
夢・・英語だとドリームだしドイツ語はトラオム
イタリア語は『レーヴ』か。
レーヴ、良いかも。他に思い付かないしこれでいこう。
「"レーヴ,でお願いします。」
「レーヴさんですね。あなたの世界で夢ですか。
まぁ、ぴったりと言えばぴったりですが。
それでスキルと職業どうしますか?
スキルは5つまでここでは習得出来ますよ。」
なら、
「なら、━━━━━━━でお願いします。」
すると、前の女神様は一拍おいてから、
「馬鹿なんですか?死ぬんですか、それとも異常なまでの
変態ですか?いや、私としては嬉しいですが。」
次の投稿も出来るだけ早く頑張りますぜ。